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1992-10272-0201
1992 一橋大学 後期
易□ 並□ 難□
【1】 2 つの放物線
y=-x 2⋯ ① y==a ⁢x2 +b⁢x +c ( a>0 ) ⋯②
は共有点をもたないとする.異なる 2 直線 l , l′ があって, l は放物線 ① ,② とそれぞれ点 P ,Q で接し, l′ は ① ,② とそれぞれ点 P ′ ,Q ′ で接している.直線 l と l ′ の交点を R とする.
(1) 直線 P P′ と直線 Q Q′ は平行であることを示せ.
(2) ▵P P′ R と ▵Q Q′ R の面積比を求めよ.
1992-10272-0202
【2】 a は実数の定数とし,
f⁡( y)= y2+ a⁢y+ a2- 1 ,g⁡ (x) =4⁢x 3-3⁢ x
とする.
(1) 実数の定数 c に対し, x についての方程式 g ⁡(x )=c の異なる実数解の個数を求めよ.
(2) x についての方程式 f ⁡(g ⁡(x )) =0 が異なる 6 個の実数解をもつような定数 a の値の範囲を求めよ.
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【3】 行列 ( 12 1 1 ) で表される 1 次変換を f とする.座標平面上の点 Pn ( xn, yn )( n= 1 ,2 , 3 ,⋯ ) を P1 (1 ,1) , Pn +1= f⁡( Pn ) によって定める.また,原点を O で表す.
(1) xn , yn を x n+1 , yn +1 で表せ.
(2) 線分 O Pn 上には両端の点以外に格子点がないことを証明せよ.ただし,格子点とは x 座標, y 座標がともに整数であるような点のことである.
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【4】 座標平面の x 軸上に定点 A ( 1,0 ), B (- 1,0 ), y 軸上に定点 C ( 0,1 ), D (0 ,-1 ) がある.この平面上の動点 P から線分 AB 上の点までの距離の最大値を M ⁡( P ), 最小値を m ⁡( P ) とする.条件
(ア) M⁡( P) ≦PC または M ⁡( P) ≦PD
(イ) m⁡( P) ≦PC かつ m ⁡( P) ≦PD
をともに満たす点 P の存在範囲を K とする.ただし, PC ,PD は線分の長さを表す.
(1) K を図示せよ.
(2) 2 直線 x =1 ,x= -1 の間にある K の部分の面積を求めよ.
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【5】 「 1 つのサイコロを振り,出た目が 4 以下ならば A に 1 点を与え, 5 以上ならば B に 1 点を与える」という試行を繰り返す.
(1) A と B の得点差が 2 になったところでやめて得点の多いほうを勝ちとする. n 回以下の試行で A が勝つ確率 p n を求めよ.
(2) A の得点が B の得点より 2 多くなるか,または B の得点が A の得点より 1 多くなったところでやめて,得点の多いほうを勝ちとする. n 回以下の試行で A が勝つ確率 q n を求めよ.