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1993-10081-0101
1993 東北大学 前期
文系
易□ 並□ 難□
【1】 2 つの列ベクトル U =( 2 1 ), V=( 1 3 ) と,成分がすべて実数である行列 A =( ab c d ) について
A2 ⁢U=V と A 2⁢V =U
が同時には成立しないことを証明せよ.
1993-10081-0102
【2】 A ,a , b を正の数とする.曲線
(a +b) ⁢( x2+ y2) +2⁢( a-b) ⁢x⁢y -2⁢A ⁢(x +y) +2⁢a 2=0 ⋯ ①
が x 軸と y 軸とに接するとき,次の問に答えよ.
(1) A を a , b で表し,曲線 ① が x 軸に接する点および y 軸に接する点の座標をそれぞれ求めよ.
(2) 曲線 ① を原点のまわりに 45 ⁢° 回転させて得られる曲線の方程式を求め,曲線 ① が楕円であることを確かめよ.
1993-10081-0103
【3】 数列 { an } ( n=1 ,2 , ⋯ ) を
a1 =1 ,a n= ( n-1) 3⁢ (n- 2)3 ⁢( n-3) 3⁢⋯ ⁢( 2-1) 3 (n3 -1) ⁢{ (n- 1)3 -1} ⁢{ (n- 2)3 -1} ⁢⋯⁢ (23 -1) ( n≧ 2)
で定め, Sn = ∑k= 1n ak とおく.
(1) an を n と a n-1 の式として表せ.
(2) S 1a1 , S2a 2 , S3a 3 を求めよ.
(3) (2)から Sn an が n のどのような式になるかを予想し,その式を証明せよ.
1993-10081-0104
【4】 次の 2 つの等式を同時に満たす関数 f ⁡(x ) と g ⁡(x ) を考える.
f⁡( x)= x2+ ∫ -11 (x -t)⁢ g⁡( t)⁢ dt ,g⁡ (x) = ∫-1 1{ 32 ⁢ f⁡( t-x) +x⁢g ⁡(t )}⁢ dt
(1) f⁡( x) は x の 2 次式であることを示せ.
(2) f⁡( x) と g ⁡(x ) を求めよ.
1993-10081-0105
理系
【1】 行列 A =( 1a 0 1) ( a≠0 ),E =( 10 0 1 ), N=A n-E ( n は自然数) について,次の問に答えよ.
(1) N2 , ( E+N) ⁢(E -N) を求めよ.
(2) E-N が逆行列をもつことを示し, (E -N) -1 を求めよ.
(3) 等式 X2= N を満たす行列 X =( xy zw ) は存在しないことを証明せよ.
1993-10081-0106
【2】 曲線 C :y= log⁡( x+1) +1 を考える.ただし,対数は自然対数とする. C 上の点 P から x 軸に下ろした下ろした垂線, P における C の法線,および x 軸で囲まれる三角形の面積を S とする. P の x 座標が負でないとき, S の最大値を求めよ.
1993-10081-0107
【3】 xy 平面上の 3 点 O ( 0,0 ), A (1 ,0) ,B ( 0,1 ) を頂点とする三角形を,直線
l:y =(tan ⁡θ) ⁢x (0≦ θ≦ π4 )
を軸として 1 回転してできる回転体の体積を V とおくとき,次の問に答えよ.
(1) l と辺 AB の交点を C とするとき,線分 OC の長さを θ の関数として表せ.また, OC の長さの最大値および最小値を求めよ.
(2) V を θ の関数として表せ.
(3) V の最大値および最小値を求めよ.
1993-10081-0108
【4】 r ,n を自然数, k を 0 ≦k≦n を満たす整数とする.集合 T= {i | i は整数,1≦ i≦r+ n} から r +k 個の数を取り出すとき,その中に集合 S ={i | i は整数,1≦ i≦r } の元がすべて含まれる確率を a n とおく.
(1) an を r , n ,k の式として表せ.
(2) r≧2 のとき, ∑n= 1∞ an を求めよ.
1993-10081-0109
理学部,工学部
【5】 原点 ( 0,0 ) を O とし,行列 A =( ac cb ) によって表される 1 次変換を f とする. 3 点 P1 ( 1,0 ), P 2( 1 2 , 1 2 ), P 3( 0,1 ) の f による像をそれぞれ P1 ′ , P2 ′ ,P 3′ とおく.
O P1 ′→ ⋅ OP 1→ =1 , OP 2′→ ⋅O P2 →=3 , O P3 ′→ ⋅O P3 →= 3
であるとき,次の問に答えよ.ただし, O Pi ′→ ⋅O Pi → ( i= 1 ,2 , 3 ) は OP i′ → と OP i→ の内積を表す.
(1) a ,b , c を求めよ.
(2) 点 P ( cos⁡θ ,sin⁡t ) の f による像を P′ とする. t が 0 ≦t≦π の範囲で変化するとき, O P′ → と OP → の内積 O P′ →⋅ OP→ の最大値と最小値,およびそれらの値を与える t の値を求めよ.
1993-10081-0110
【6】 方程式 x ⁢cos⁡x =2 の 0 ≦x≦2 ⁢π における解を a とする.
(1) 2 つの不等式 32 ⁢ π<a< 2⁢π , a2 -4≧ 45 ⁢ a が成り立つことを示せ.
(2) 2 つの曲線 y =sin⁡x , y= x4 ⁢ sin⁡2⁢ x で囲まれる図形で, 0≦x ≦π に対応する部分の面積を S , π≦ x≦a に対応する部分の面積を T とするとき, S>T であることを示せ.
文系・理系の学部・学科別
文系 文学部・教育学部・法学部・経済学部
理系 理学部・工学部・歯学部・薬学部・農学部・医学部