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1995 大阪大学 前期

文系

配点率30%

易□ 並□ 難□

【1】  xyz 空間において,平面 z= 0 上に原点を中心とする半径 1 の円があり,点 P はこの円の周上を動く.点 P と点 (0, 0,2) を通る直線が平面 x+ y+z= -2 と交わる点を Q とする.点 Q z 座標の最大値と最小値を求めよ.

1995 大阪大学 前期

文系・理系共通

配点率は文系35%,理系20%

易□ 並□ 難□

【2】 どのような実数 x に対しても,不等式

|x3 +a x2+ bx+ c| |x3 |

が成り立つように,実数 a b c を定めよ.

1995 大阪大学 前期

文系

配点率35%

易□ 並□ 難□

【3】 原点を O とし,曲線 y= x3 上の O とは異なる 2 点を P (a ,a3 ) Q( b,b 3) とする. a± b のとき,次の問いに答えよ.

(1) 放物線 y= f(x ) 3 O P Q を通るように 2 次式 f (x) を定めよ.

(2) 積分

0a {x3 -f( x)} dx

の値が 0 となるとき, b a で表せ.

1995 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【1】 次の 2 つのだ円を考える.

だ円 A: x 24 +y2 =1 だ円 B: x2+ y 24 =1

これらに関して,以下の問いに答えよ.

(1) だ円 A をだ円 B に移し,点 (2, 0) を点 (cos θ,2 sinθ ) に移す 1 次変換を表す行列を求めよ.

(2) だ円 A をだ円 B に移す 1 次変換を f とする.原点を O とし, 2 (2, 0) (0, 1) f によって移る点をそれぞれ P Q とする. POQ が最小となるように f を選んだとき, cos POQ を求めよ.

1995 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【3】 正の実数 a に対して, f(x )=a logx+ 1 とおく.点 (-a ,0) から曲線 y= f(x ) に接線をひき,接点の x 座標を x0 とする.曲線 y= f(x ) x 軸と直線 x= x0 によって囲まれる部分の面積を S (a) で表す.

(1)  S(a ) を求めよ.

(2)  S (a) a2 の最大値を求めよ.

1995 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【4】  f(x )=- ex+ e-x 2 とおき,曲線 C:y =f( x) を考える.一辺の長さ a の正三角形 PQR は最初,辺 QR の中点 M が曲線 C 上の点 (0 ,f( 0)) に一致し, QR C に接し,さらに P y> f(x ) の範囲にあるようにおかれている.ついで, PQR が曲線 C に接しながら滑ることなく右に傾いてゆく.最初の状態から,点 R が初めて曲線 C 上にくるまでの間,点 P y 座標が一定であるように, a を定めよ.

1995年大阪大前期理系【4】の図 1995年大阪大前期理系【4】の図

1995 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【5】 自然数 n に対して図形 Tn を以下のように順に定義する.まず T1 は, 3 つの点を 2 つの長さ 1 の線分で図1のように結んで定義する.一般に図形 T n+1 は図形 Tn 2 つと点を 1 つ用意し,その点と Tn の一番上の点を長さ 1 の線分で結ぶことにより,図2のように定義する.たとえば T3 は図3のようになる. Tn を通信回線と考える.隣接する 2 つの点を結ぶ長さ 1 の通信路が故障しているかどうかは互いに独立であって,その確率はすべて p であるとする. Tn の一番上の点を O 一番下の 2n 個の点の集合を An で表す. O から A n のどの点へも通信できない確率を pn とする.

(1)  pn p n+1 の関係式を求めよ.

(2)  1-p n+1 2( 1-p) (1- pn) となることを示せ.

(3)  p> 12 のとき, limn pn を求めよ.

1995年大阪大前期理系【5】の図1995年大阪大前期理系【5】の図1995年大阪大前期理系【5】の図
図1: T1 図2: Tn+ 1 図3: T3
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