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1995-11561-0201
1995 大阪府立大学 C
工学部
【1】で60点
易□ 並□ 難□
【1】
(1) 空間内の 4 点 O( 0,0, 0), A( a,0,0 ),B (0,b ,0) ,C( 0,0,c )( a, b, c>0 ) を頂点とする四面体 OABC の内部に点 P があり,正数 k ,l , m, n に対して
k⁢PO →+l ⁢PA→ +m⁢ PB→ +n⁢ PC→= 0→
が成立しているものとする.このとき点 P の座標および線分 CP の延長と三角形 OAB との交点 Q の座標を求めよ.
(計算の過程を記入しなくてよい.)
1995-11561-0202
(2) θ を 0≦ θ<π を満たす実数とし,平面上の 2 点 P 1( 1,-1 ), Q1 (1 ,cos⁡θ ) と行列
A=( cos ⁡θ 12 +cos⁡θ 2 )
を考える.行列 A の表す 1 次変換により,点 P 1, Q1 がそれぞれ点 P 2, Q2 に移されるものとする. ▵O P2Q 2 の面積 S⁡ (θ) を求めよ.また, 0≦θ <π における S⁡ (θ) の最大値と,そのときの θ の値を求めよ.
1995-11561-0203
【2】 点 (x, y) に動点 Q があるとき,サイコロを投げ,目が 1 か 6 なら (x, y) にとどまり, 2 ならば (x+ 1,y) ,3 ならば (x- 1,y) ,4 ならば (x, y+1) ,5 ならば (x, y-1) に動くとする.初め動点 Q は原点 (0, 0) にあるものとする.いま, n 回サイコロを投げたときの動点 Q の座標を ( xn, yn ) とするとき,次の問いに答えよ.
(1) n=5 のとき,動点 Q が (4, 1) にいる確率 P1 を求めよ.
(2) n=6 のとき,動点 Q が (2, 2) にいる確率 P2 を求めよ.
(3) n 回投げたとき, |xn |+ |y n|≦ n-2 となる確率 P3 を求めよ.ただし, n≧2 とする.
((1),(2)については計算の過程を記入しなくてよい.)
1995-11561-0204
60点
【3】 3 次関数のグラフ y= f⁡(x )=x 3-x と直線 l とが異なる 3 点で交わっているものとし, 3 点の x 座標をそれぞれ x 1, x2 , x3 とする(ただし, x1 <x2 <x3 ). 2 つのグラフで囲まれてできる 2 つの図形のうちで x 1≦x ≦x2 および x 2≦x ≦x3 の部分の面積をそれぞれ S 1, S2 とする.次の問いに答えよ.
(1) x1+ x2+ x3 を求めよ.
(2) S1 および S2 を x1 , x3 を用いて表せ.
(3) k= x3x 1 とするとき, x2 を k と x3 とで表せ.
(4) いま, S1: S2= 1:2 が成り立っているとき, k= x3x 1 が満たす方程式を導け.
(5) x2 の符号を求めよ.
((1),(3)については計算の過程を記入しなくてよい.)
1995-11561-0205
【4】 f⁡(x )= ea⁢ x-2 x2- a⁢x+ 1 (a >0 ) とする.
(1) f⁡(x )>0 が 0≦ x≦a のすべての x に対して成り立つための a のとり得る値の範囲を求めよ.
(2) (1)の範囲にある a について, y=f⁡ (x) の 0≦ x≦a における増減を調べ,グラフの概形をかけ.
(3) 0<f⁡ (x)< 2 が 0≦ x≦a のすべての x に対して成り立つための a のとり得る値の範囲を求めよ.
(4) (3)の範囲にある a について, F⁡(x )= ∑ n=0 ∞⁡ (1- f⁡(x ))n ( 0≦ x≦a ) とするとき, ∫ 0a⁡ F⁡(x )⁢dx を求めよ.