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1996-10270-0101
1996 お茶の水女子大学 A前期
文教育,生活科,理(共通)学部
易□ 並□ 難□
【1】 曲線 y =x⁢( 1-x ) と x 軸とで囲まれる図形を A とする.原点を通って A と交わる傾き α , β の直線をそれぞれ l1 ,l2 とする.このとき以下の問いに答えよ.
(1) l1 の上にある A の部分の面積と l 2 の下にある A の部分の面積が等しくなるとき,点 ( α,β ) の描く図形を求めその概形を示せ.
(2) A の面積を 3 等分するような l1 ,l 2 を求めよ.
1996-10270-0102
文教育,生活科学部
【2】 点 ( x,y ) が原点を中心とする 1 より大きい半径 r の円周上にあるとき,
{ u⁢y +v⁢x =2⁢x ⁢y u⁢v= x⁢y⁢ (1- 1 r4 )
を満たす点 ( u,v ) はどのような図形の上にあるか.
1996-10270-0103
【3】 一辺の長さが 1 の正方形 ABCD を考える. n を 0 以上の整数とする. B 0= B ,C 0=C とし,線分 AB0 ,DC0 の中点をそれぞれ B1 , C 1 とする.以下順々に,線分 ABi ,DC i の中点をそれぞれ Bi +1 ,C i+1 とし, B n+1 , C n+1 まで定める.線分 Bi Ci , Bi +1 Ci +1 ををそれぞれ 2 i 等分し,長方形 Bi +1 Bi Ci C i+1 を合同な 2 i 個の長方形に分け, B iB i+1 を含む長方形を黒く塗り以下 2 つおきに黒く塗っていく.( n =3 の場合は右図のようである.)このとき,黒く塗られたすべての部分の面積を求めよ.
1996-10270-0104
理(共通)学部
【2】 次の問いに答えよ.
(1) sin ⁡4⁢θ sin⁡ θ ( 0< θ<π ) を cos ⁡θ を用いて表せ.
(2) 点 O を中心とする円に内接する五角形 ABCDE において,
AB=BC =CD=DE =1 ,cos ⁡B- 1 4
である.
(ⅰ) ∠AOB= 2⁢θ とおくとき cos ⁡θ を求めよ.
(ⅱ) 線分 EA の長さを求めよ.
1996-10270-0105
理(数)学部
【1】 Q⁡( x) を 3 つの相異なる 1 次式 ( x-ai ) ( j= 1 ,2 , 3 ) の積とし, Q′⁡ (x ) を Q⁡ (x ) の導関数とする.
(1) P⁡( x) を 1 次式とするとき, ∑j= 13 P⁡( aj ) Q′⁡ (a j) =0 となることを示せ.
(2) P⁡( x) を 2 次式とするとき, ∑j= 13 P⁡( aj) Q′⁡ (a j) = lim| x|→ ∞ x⁢P⁡ (x) Q⁡( x) がなりたつことを示せ.
1996-10270-0106
【2】 実数を成分に持つ 2 次の正方行列全体のなす集合を M2⁡ (R ) で表す. M2 ⁡(R ) から実数全体 R への写像 f が次の 3 条件を満たすとする:
(ⅰ) 任意の実数 α , β と任意の A , B∈M 2⁡( R) に対し, f⁡( α⁢A+ β⁢B) =α⁢f ⁡(A )+β ⁢f⁡( B) ,
(ⅱ) 任意の A , B∈M 2⁡( R) に対し, f⁡( A⁢B) =f⁡( B⁢A ) ,
(ⅲ) 単位行列 E =( 10 01 ) に対し, f⁡( E)= 1 .
このとき A =( ab cd ) に対し, f⁡( A)= 12 ⁢( a+d ) となることを示せ.ただし, A∈M 2⁡( R) は, A が M2⁡ (R ) の元(または要素)であることを表している.
1996-10270-0107
理(数,物理,情報科学Ⅰ)学部
【3】 xy 平面上の 3 点 O ( 0,0 ), A (1 ,0) ,B ( 0,1 ) からの距離の和 OP +AP+BP を最小にする点 P を求めよ.
1996-10270-0108
【4】 xy 平面上に点 ( 0,1 ) を中心とする半径 1 の円 S と,点 ( 1,1 ) でこの円に接している直線 l を考える.円に接している l 上の点を P で表す.直線 l を円周に沿って時計の針と逆向きにすべらないように一周させる.このとき点 P の描く曲線を C とする.次の各問いに答えよ.
(1) C の x 座標の最大値,最小値を求めよ.
(2) C の長さを求めよ.
(3) C が最初に x 軸に交わる点を Q とし,曲線 C の Q までの部分を C ′ とする. C′ と ( 1,1 ) から x 軸へ下ろした垂線及び x 軸で囲まれた図形の面積を求めよ.
1996-10270-0109
理(情報科学)学部
【5】 整数 m ≧n≧1 に対し, a⁡( m,n ) は次の関係式を満たす整数とする.
a⁡( m,m) =1 ( m≧1 ),
a⁡( m,1) =2 ( m≧2 ),
a⁡( m,n) =a⁡( m-1, n-1) +a⁡( m-1, n) ( m>n≧ 2 )
(1) a⁡( 7,4 ) の値を求めよ.
(2) a⁡( m,2 ) を求めよ.
(3) a⁡( m,3 ) を求めよ.
1996-10270-0110
【6】 xy 平面において,原点を中心とする半径 1 の円 C 上の一点を P1 ( x1, y1 ) とし, x 軸と OP 1 のなす角を θ とする.このとき, x 軸と OP2 ,OP 3 ,⋯ , OPn ,⋯ のなす角がそれぞれ 2 ⁢θ ,3 ⁢θ ,⋯ , n⁢θ , ⋯ であるような点 P2 ( x2, y2 ), P 3( x3, y3) ,⋯ , Pn ( xn, yn ), ⋯ を円 C 上にとる.
(1) x1 , y1 を θ で表せ.
(2) x1 , y1 が共に有理数であるとき, x2 , y2 , x3 , y3 ,⋯ , xn , yn , ⋯ も有理数になることを示せ.
またこのとき, x 軸と OP のなす角が θ2 であるような円 C 上の点 P ( x,y ) に対し,その座標 x , y が有理数であるといえるか.