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1996 広島大学 後期

学校教育(中学数学)学部

易□ 並□ 難□

【1】 方程式 A x2 +Bx y+C y2 =1 の表す図形は,焦点が x 軸上にある双曲線を原点のまわりに 30 ° 回転したものである.定数 A B C が満たす条件を求めよ.

1996 広島大学 後期

学校教育(中学数学)学部

易□ 並□ 難□

【2】 空間内に 4 A ( 1,1, 2) B ( -1,0 ,0) C ( 2,-1 ,0) D ( 0,2, 0) と平面 α :-x-y +z=2 がある.直線 AB α との交点を P 直線 AC α との交点を Q 直線 AD α との交点を R とする.次の問いに答えよ.

(1) 内積 PQ PR を求めよ.

(2) 四面体 APQR の体積を求めよ.

1996 広島大学 後期

学校教育(中学数学)学部

易□ 並□ 難□

【3】  2 次関数 f (x )= x2+ ax+ b が次の条件(ⅰ),(ⅱ)を満たすように定数 a b を定めよ.

(ⅰ)  0π2 f( x) sinx dx=0

(ⅱ)  0π2 f (x) cosx dx= 0

1996 広島大学 後期

学校教育(中学数学)学部

易□ 並□ 難□

【4】 次の問いに答えよ.

(1)  0<a <b 0 <t<1 のとき,不等式

log( ta+ (1- t) b)> tlog a+( 1-t) logb

が成り立つことを証明せよ.

(2)  0<x < π4 のとき,(1)の不等式を利用して

log( cosx) >tanx log( sinx) +(1 -tanx ) log( cosx +sin x)

を導け.

(3)  0<x < π4 のとき,不等式

( cosx ) cosx >( sinx )sin x

が成り立つことを証明せよ.

1996 広島大学 後期

理(数学)学部

易□ 並□ 難□

【1】 四面体 OABC において, a =OA b = OB c =OC とする.いま,

|a | =| b |= |c | =1 a b =b c = c a

が満たされているとする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1)  ABC は正三角形であることを示せ.

(2)  t=a b =b c = c a とおくとき, | a +b +c | 2 t を用いて表せ.また, t - 12 t1 を満たすことを示せ.

(3) 四面体 OABC の体積 V t を用いて表せ.

(4)  V が最大値をとるときの AOB の大きさを求めよ.

1996 広島大学 後期

理(数学)学部

易□ 並□ 難□

【2】 整数を成分とする行列 A =( ab cd ) について,以下の問いに答えよ.

(1)  A2 の成分がすべて 5 の倍数であることと, a+d ad -bc がともに 5 の倍数であることは同値であることを示せ.

(2)  A が逆行列 A -1 をもち,しかも A -1 の成分がすべて整数ならば, A2 の成分のうち 5 の倍数でないものがあることを示せ.

1996 広島大学 後期

理(数学)学部

易□ 並□ 難□

【3】 微分方程式

d2y dx2 -2 d ydx =x e- x

を考える.ただし e は自然対数の底である.

(1)  y を上の微分方程式の解としたとき, z=e -2 x dy dx として, z の満たす微分方程式を求めよ.

(2)  z を求めよ.

(3)  y を求めよ.

1996 広島大学 後期

理(数学)学部

易□ 並□ 難□

【4】 放物線 C :y=a x2 +1 と,直線 l :y=m x が, 1 P で接しているとして,以下の問いに答えよ.ただし, a>0 m>0 とする.

(1)  a m を用いて表せ.

(2)  P の座標を m を用いて表せ.

(3) 直線 l y 軸, P を通り x 軸に平行な直線,の 3 直線で囲まれた部分を A とする. A は放物線 C によって 2 つの部分に分かれるが,そのうち境界に原点を含むほうを A1 そうでないほうを A 2 とする. A1 A2 軸のまわりに回転させてできる回転体の体積をそれぞれ V1 V 2 とするとき, V 2V1 の値を求めよ.

1996 広島大学 後期

理(数学)学部

易□ 並□ 難□

【5】 解答欄に記号 A B で答える問題が 5 問あり,各問題とも正解は 3 点である.解答欄には,必ず A B のどちらかで答えるものとして,以下の問いに答えよ.

(1) でたらめに記号 A と記号 B を解答欄に書き込むとき, 3 問以上正解になる確率を求めよ.

(2) 解答欄にでたらめに記号 A と記号 B を書き込むとき,得点の期待値を求めよ.

(3) あらかじめ A が正解の問題が 3 問, B が正解の問題が 2 問あることが分かっているとする.記号 A と記号 B をでたらめに解答欄に書き込むとき,得点の期待値を最大にするには, A を何か所, B を何か所に使えばよいか.また,そのときの得点の期待値を求めよ.

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