1997 大学入試センター試験 本試験 数学II・数学IIBMathJax

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1997 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

〔2〕とあわせて配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕  0° θ<360° のとき

y=2 sinθ cos θ2 sin θ2 cos θ3

とする. x=sin θ+cos θ とおくと, y x の関数

y=x x

となる.

x= sin (θ+ オカ °)

であるから, x の値の範囲は

x

である.したがって, y θ= ケコサ ° のとき最大値

( )

をとる.また, y の最小値は ソタ である.

1997 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

〔1〕とあわせて配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔2〕  x の関数 log2 ( x2+ 2) x= のとき,最小値 をとる.

  a を定数とするとき, x の方程式

{ log2 ( x2+ 2) } 2 2log 2( x2+ 2)+ a=0

が解をもつ条件は a である. a= のとき方程式 個の解をもち,また方程式 3 個の解をもつのは

a=

のときである.

1997 大学入試センター試験 本試

数学II・数学IIB共通

配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】  a を実数とし,放物線

C:y =x2 +2 ax+ 3a 2+3 a+ 12

を考える.

(1)  a が動くとき,放物線 C の頂点の軌跡は放物線

y= x2 x+ ウエ

となる.

(2) 放物線 C がもう一つの放物線 y= x2 10 x 2 点で交わる条件は

<a<

である.

 この二つの放物線が 1 点を共有し,その点における接線が一致するとき, a の値は

a= または a=

である. a= のとき,共通の接線の方程式は

y= x+

である.

(3)  a=0 のときの放物線 C:y =x2 +12 と放物線 y= x2 10 x の交点の x 座標は x= スセ ソタ であり,この二つの放物線で囲まれた部分の面積は

である.

1997 大学入試センター試験 本試

数学II

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】  f (x) =2 x2 とする.

(1)  yf (x ) であるときの k=2 x+ 3y の最小値を求めよう.放物線 f( x) 上の点 (a, f(a )) における接線の傾きは アイ である.

 傾きが 23 の接線の方程式は

y= 2 3 x エオ

である.したがって, x= y= ケコ のとき, k は最小値

をとる.

(2) 次に,放物線 y=f (x ) 上の点と定点 P( 16, 254 ) との距離の最小値を求めよう.この放物線上の点を A(a ,f( a)) とするとき, A における放物線の接線と線分 AP が垂直になるための必要十分条件は

a a =0

である.左辺は

a a =(a ) ( a+ )

と変形することができる.

 求める距離の最小値は

7 4 テト

である.

1997 大学入試センター試験 本試

数学II

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】  a が不等式 0<a < 12 を満たすとき,放物線

y=a x2+ 212 a

を考える.この放物線は a の値に関係なくて定点

(± , )

を通る.放物線 と円

x2 +y2 =16

の交点の y 座標は である.

 そして, a= 14 のとき,放物線 と円 で囲まれる部分のうち放物線の上側にある部分の面積は

+ キク π

である.

1997 大学入試センター試験 本試

数学IIB

配点20点

選択問題

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】 四面体 OABC において,辺 OA の中点を P BC の中点を Q OB の中点を S CA の中点を T OC の中点を V AB の中点を W とする.

(1) 

PQ = OA + OB + OC

である.

(2) 

PQ ST = AB2 + OC 2

である.

(3)  AB=5 BC=7 CA=8 PQ ST =6 ST VW =8 VW PQ = 9 のとき

OC= cosAOB = シス セソ

である.

1997 大学入試センター試験 本試

数学IIB

配点20点

選択問題

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】 複素数平面上で α=1 +i β= 4+5 i の表す点を,それぞれ A B とする.

(1) このとき, βα の絶対値は である. βα の表す点を原点 O を中心に 90° 回転すると,その点を表す複素数は

+ i

である.

(2) 線分 AB の中点を表す複素数は

+ i

である.

(3) 複素数 γ=x +2i (ただし, x は実数)の表す点を P とする.このとき

β γ αγ = ( x2 x+ ) +( x) ix 2 x+

となる.

  P AB を直径とする円周上にあるのは

x= ± セソ

のときである.

1997 大学入試センター試験 本試

数学IIB

配点20点

選択問題

正解と配点

易□ 並□ 難□

【5】 白,黄,赤,青の 4 色のカードが 10 枚ずつ合計 40 枚あり,各色のカードにそれぞれ 1 から 10 までの整数が一つずつ書いてある.

 これからカード 1 枚を抜き取る試行の結果に対して,確率変数 X Y の値を次のように定義する.

 抜き取ったカードが白いカードの場合は X=1 ,黄色いカードの場合は X=2 赤いカードの場合は X=3 青いカードの場合は X=0 とする.

 抜き取ったカードに書かれた数が n の場合,色に関係なく, Y=n とする.

 確率は P ,平均は E ,分散は V で表す.このとき

(1) 

P( XY =6) = イウ P(X +Y>4 )=

である.

(2) 

E( X) = V( X)=

である.

(3) 

E( X+Y) =

である.

1997 大学入試センター試験 本試

数学IIB

配点20点

選択問題

正解と配点

易□ 並□ 難□

【6】 次のプログラムを実行すると数の入力を 2 回求めてくる.このとき,二つの正の整数を入力して実行するとして,下の問いに答えよ.

(1) a = ? に対し 12 b = ?に対し 4 を入力したとき,画面に数を新たに 個表示して停止する.表示される最初の数は ,次の数は である.

(2) a = ? に対し 548 b = ? に対し 141 を入力したとき,行 120 回実行してから停止する.

 表示される最初の数は ,次の数は ,三番目の数は である.

(3) a = ? に対しある数 k b = ? に対し 100 を入力したところ,表示された最初の 3 個の数は順に 2 4 2 であった.このとき, k= クケコ である.

1997 大学入試センター試験 本試

旧数学II

配点26点

【1】〜【3】から2題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】〔1〕 三角形 ABC の辺 AB の中点を M AC 1 :2 に内分する点を N とする.線分 BN と線分 CM の交点を E とする.このとき

AE = AM + AN

である.

 線分 AE の中点を P 線分 BC の中点を Q とするとき

PQ = AM + AN

である.

 直線 AM 上に点 G 直線 AN 上に点 H をとり,線分 GH の中点を R とする.そして,

AG =x AM AH =y AN

とするとき, P Q R が一直線上にあれば

y= x- 1

である.

1997 大学入試センター試験 本試

旧数学II

配点24点

【1】〜【3】から2題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】〔2〕 四角形 ABCD において AB :BC=2 :3 AD =DC とし,さらに ABC =60 ° とする.

(1) 線分 BD ABC を二等分するとき

BD = BA + BC

である.

(2)  BD AC の交点を E とする. E BE :ED=2 :1 を満たすとき

BD = セソ タチ BA + BC

である.

1997 大学入試センター試験 本試

旧数学II

配点18点

【1】〜【3】から2題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】〔1〕 初項 a 公比 r の等比数列の初項から第 n 項までの和を S n とする.

(1)  S4 =45 S 8=65 のとき

r=±

である.

(2)  S10 =21 S 15=37 となるとき, S5 または エオ に等しい.

1997 大学入試センター試験 本試

旧数学II

配点32点

【1】〜【3】から2題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】〔2〕

f( x)= x 33 -2x

とする.

 曲線 C1:y =f( x) とその曲線上にない点 P ( a,b) a<0 が与えられている.曲線上の点 Q (c ,f( c) ) P を結ぶ線分の中点 R の座標は

( + 2 , +f( c)2 )

である.したがって,点 Q が曲線 C 1 上を動くとき,点 R の描く曲線を C2:y =g( x) とすれば

g( x)= x3 - a x2 + (a - 2)x +a- a36 +b 6

である.

 曲線 C 1 と曲線 C 2 2 点だけを共有するならば, 3 次方程式

g( x)- f( x)=0

が二つの実数解をもたなくてはならないから,

b= a3 スセ -2a

となり,その実数解は

a a

である.

 このとき, 2 曲線 C1 C2 によって囲まれた部分の面積は

a テト

である.

1997 大学入試センター試験 本試

旧数学II

配点50点

【1】〜【3】から2題選択

正解と配点

易□ 並□ 難□

1997年大学入試センター試験旧数学II【3】の図

【3】 一辺の長さが 2 の正方形 ABCD の各辺の中点を図のように E F G H とし,線分 EG と線分 FH の交点を I とする.

 以下, A B C D E F G H I を分岐点とよび,二つの分岐点を結ぶ長さ 1 の線分を辺とよぶ.

 動点 P A を始点とし, 1 秒間に辺を一つずつ移動してできる経路の全体を考える.ただし,以前に通った辺を再び通ることはできるが,各分岐点で直ちに後戻りはできないものとする.

(1)  A を始点とする長さ 4 の経路を考える.たとえば,終点が A である経路は全部で 2 本ある.

 終点が B である経路は全部で 本ある.

 終点が C である経路は全部で 本ある.

 終点が I である経路は全部で 本ある.

 長さ 4 の経路の総数は エオ 本である.

(2) 動点 P は始点 A を時刻 0 に出発する.ただし,各分岐点で動ける方向がいくつかある場合は,どの方向に進むかは等しい確率で決まるものとする.

  4 秒後に P A に戻る確率は キク である.

  4 秒後に P C に到達する確率は コサ である.

  4 秒後に P I に到達する確率は である.

  4 秒後に P I を通り,その 4 秒後に A に戻る確率は ソタ である.

  4 秒後に P A または C を通り,その 4 秒後に A に戻る確率は チツ テト である.

 出発してから 8 秒後に P A にいる確率は ナニ ヌネ である.

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