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1997-10421-0401
1997 信州大学 後期 理学部数学I,II,A,B
易□ 並□ 難□
【1】 b を整数とする. 2 次方程式 x 2-( b+3) ⁢x+ b2= 0 が整数解をもつとき, b および,そのときの方程式の解をすべて求めよ.
1997-10421-0402
【2】(1) 次の不等式を証明せよ.
|cos ⁡α⁢cos ⁡β+sin ⁡α⁢sin ⁡β⁢cos ⁡θ| ≦1
(2) 次の不等式を証明せよ.
|cos ⁡α⁢cos ⁡β+sin ⁡α⁢cos ⁡γ⁢ sin⁡β⁢ cos⁡δ+ sin⁡α⁢ sin⁡γ⁢ sin⁡δ⁢ cos⁡θ |≦ 1
1997-10421-0403
【3-1】〜【3-3】より1題選択
【3-1】 多項式 a⁢ x3+ b⁢x2 +c⁢x +d が次の(ⅰ),(ⅱ),(ⅲ)を満たしているとする.
(ⅰ) x+1 で割り切れる.
(ⅱ) x-1 で割ったときの余りは 8 である.
(ⅲ) x- 2 で割ったときの余りは 36 である.
(1) a ,b ,c を d で表せ.
(2) a ,b ,c ,d が自然数であるとき, a ,b ,c ,d の値を求めよ.
1997-10421-0404
【3-2】 平面において点 O をとり, O を中心とする半径 2 の円に接する任意の直線を l とする.直線 l 上の動点 P に対し O を端点とする半直線 OP 上に O P′ = 1OP となる点 P ′ をとるとき, P′ の軌跡を求めよ.
1997-10421-0405
【3-3】 道しるべのために出発点に 1 個石を置き,続いて奇数番目の角を曲がるたびに,直前に置いた石の数より 1 個多く石を置き,偶数番目の角を曲がるたびに直前に置いた石の数より 2 個多く石を置いていくとする. n 回角を曲がったときに置かれた石の総数を S n とする.自然数 k に対して, ∑n= 0k ⁡Sn を求めよ.ただし, S0 =1 とする.
1997-10421-0406
【4-1】〜【4-4】より1題選択
【4-1】 x→ , y→ , p→ を空間内のベクトル, t を実数とする.
(1) ベクトルの大きさと内積の関係を用いて,次の等式と不等式を証明せよ.
|t ⁢x→ | =| t| ⁢| x→ | , | x→ +y→ | ≦| x→ |+ | y→ |
(2) 不等式 | x→ +y→ |+ | x→- y→ |≧ 2⁢ | y→ | を証明し,さらに等号はどのような場合に成り立つかを調べよ.
(3) 整数 R に対し,次の 2 つの不等式
| x→+ p→ |+ | x→ -p→ | ≦R , | y→ +p→ |+ | y→- p→ |≦ R
が成り立つとき, 0≦t≦ 1 であれば z →=t ⁢x→ +( 1-t) ⁢y→ に対しても
| z→+ p→ |+ | z→- p→ |≦ R
が成り立つことを証明せよ.
1997-10421-0407
【4-2】 次の問いに答えよ.
(1) 方程式 x 4+x 3+x 2+x+ 1=0 の解を極形式で表せ.
(2) 等式 x4+ x3+ x2+x +1=( x2+ a⁢x+ 1)⁢ (x2 +b⁢x +1) が x についての恒等式になるように,定数 a , b の値を定めよ.ただし, a>0 , b<0 とする.
(3) cos⁡72 ° の値を求めよ.
1997-10421-0408
【4-3】 原点 O を出発して,次のルールで xy 平面上を動く点 Q がある.
ルール:点 Q はサイコロを投げて 3 以上の目が出たら右に 1 だけ動き, 2 以下の目が出たら上に 1 だけ動く.
整数 k , l≧0 に対し,サイコロを何回か投げた後に動点 Q が点 (k ,l) に到達するという事象を A k,l で表すことにする.直線 x =3 または直線 y= 3 上の点に初めて到達するまでのサイコロ投げの回数を N で表すことにする.
(1) 事象 A k,l の確率 P⁡ (A k,l ) を求めよ.
(2) 1≦n≦ 7 なる各 n について,確率 P⁡ (N= n) を求めよ.
(3) N の平均 E⁡ (N ) を求めよ.
1997-10421-0409
【4-4】 2 つの自然数 M , N をINPUT文で入力して,それらの最大公約数と最小公倍数を画面に出力するプログラムをBASIC言語で書け.