1998 千葉大学 前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A

易□ 並□ 難□

【1】 実数 x

-1log 2( 3x- 1) 3

をみたしているとき,関数

f( x)= ( log2 x) 2-log 2x

の最大値と最小値を求めよ.また,そのときの x の値をそれぞれ求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A

易□ 並□ 難□

【2】 与えられた実数 a b のうち,大きくない方を min {a ,b} で表すことにする.関数 f (x )=x 3-7 x に対して

g( x)= min{ f( x+1) ,f( x-1) }

とおく.

(1)  0x 3 のとき, y=g (x ) が最大となる x の値,および最小となる x の値をそれぞれ求めよ.

(2)  2 つのグラフ y= f( x) y= g( x) で囲まれた部分の面積を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A

易□ 並□ 難□

【3】 座標平面において, 2 P Q をそれぞれ直線 x= -1 x=2 上の点とし,直線 PQ が円 x2+ y2= 1 に接するように動くものとする.このとき, 2 P Q y 座標がともに整数であるような P Q の組をすべて求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B・数学C

易□ 並□ 難□

【4】  1 次関数 f n( x) n=1 2 3

f1 (x) =x+1

x2 fn+1 ( x)= x3+ 0x t fn( t)d t

をみたしている.

(1)  fn (x ) を求めよ.

(2)  a>0 bn =fn (an ) としたとき, limn bnb n+1 を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B・数学C

易□ 並□ 難□

1998年千葉大前期【5】の図

【5】  AB を直径とする半径 1 の半円がある. P を半円周上の動点とし, PAB= θ とおくとき, P 0 <θ< π 2 をみたす範囲を動く.直径 AB と弦 AP と弧 PB で囲まれた部分の面積を T (θ ) で表す.

(1)  T( θ) を求めよ.

(2)  P が半円周上を 0< θ< π4 の範囲で動くとき,右図のように,線分 AP を折り目にしてこの半円を折り重ね,重なった部分の面積を S (θ ) とおく.このとき S (θ ) T (θ ) T (2 θ) を用いて表せ.

(3) (2)の S (θ ) の最大値を与える θ の値を α とするとき, cos 2α の値を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B・数学C

易□ 並□ 難□

【6】  n=0 2 に対し

fn (x) =( sin x+cos x2 ) n

an= -π4 π4 fn( x) dx

とおく.

(1)  an a n-2 の関係式( n 2 )を導き,それを利用して a n n0 を求めよ.

(2)  -π 4x π4 0 fn+ 1( x) fn (x ) であることを利用して, limn a 2n a2 n+1 =1 を示せ.

(3)  limn = 3 25 2 (2 n-1 )2 ( 2n+ 1) 22 42 (2 n)2 = 2π を示せ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B・数学C

易□ 並□ 難□

【7】  A B r s は実数の定数であり, AB 0 であるとして,関数

f( x)= Acos (r x)+ Bsin (s x)

を考える.次の(a)と(b)は同値であることを示せ.

(a) すべての実数 x に対して, f( x+2 π)= f( x) が成り立つ.

(b)  r s はともに整数である.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A

易□ 並□ 難□

【8ア】  {a n} を初項 a 公差 d の等差数列で, a2 a5 a14 が等比数列をなすようなものとする.ただし, d 0 でないとする.

(1)  a d の関係を求めよ.

(2)  {a n} の中の相異なるどの 2 項の積もまたこの数列に含まれるような a はどんな数か.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A

易□ 並□ 難□

1998年千葉大前期【8イ】の図

【8イ】 右の流れ図は,正の整数 1 つを入力したとき, 1 つ以上の整数を出力する手順を表している.この流れ図について,以下の問いに答えよ.ただし,この流れ図の中の割り算は 0 以上の整数の範囲を行う.

(1)  123 を入力したとき,出力される整数を書け. 2 回以上の出力がある場合は,出力される順番に書け.

(2)  k を自然数とする.ある入力に対して点 A をちょうど k 回通過するとき,その入力の最大値と最小値を書け.



1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

【10ア】は同一問題なので略

易□ 並□ 難□

【9ア】 空間に,同一直線上にない 3 O A B 1 P がある. O A B を通る平面を α とし,点 P α 上にはないとする. OA =a OB =b OP =p とおき,

| a |= 2 | b |= 2

a b =-1 p a =2 p b =- 2

とする.

(1)  p -sa -t b が平面 α に垂直になるように実数 s t を定めよ.

(2) 平面 α に関して点 P と対称な点を Q とするとき,ベクトル OQ a b p を用いて表せ.

(3) 三角形 OPQ の面積が 22 3 のとき, p の大きさ | p | を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

【10イ】は同一問題なので略

易□ 並□ 難□

1998年千葉大前期【9イ】の図

【9イ】 正の整数 n が与えられたとき

n= i= k ai i! 0ai i (*)

をみたす整数 a1 a2 ak を求めるため,右の流れ図を書いた.ただし,この流れ図の中の割り算は 0 以上の整数の範囲で行う.

(1)  n=197 を入力したとき,出力される整数を書け. 2 回以上の出力がある場合は,出力される順に書け.

(2) 終了したときの b の値を,終了したときまでに出力された値の個数 k を使って表せ.

(3) 出力される値が a 1 a2 ak のとき,これらが(*)をみたすことを示せ.



1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

【11ウ】の類題

易□ 並□ 難□

1998年千葉大前期【10ウ】の図

【10ウ】 右図のような正方形 ABCD からなる経路において, A から出発して 8 回の移動をする動点 P を考える.ここで, 1 回の移動とは 1 つの頂点からとなりの頂点に進むこととし, 12 ずつ確率で進む方向を決める.

(1) 最後に P A にある確率を求めよ.

(2)  P C を訪問する回数の平均を求めよ.

(3)  P が少なくとも 1 度は C を訪問するという条件の下で,最後に P A にある条件つき確率を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【11ア】 平面上の三角形 OAB は, OA =a OB =b とおくとき, |a | =1 | b |=2 a b = 12 をみたすとする.辺 AB 1 :2 に内分する点を P とし,直線 OP に関して A と対称な点を Q OQ の延長と AB の交点を R とおく.

(1)  OQ a b で表せ.

(2)  OR a b で表せ.

(3)  PQR の面積を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B・数学C

易□ 並□ 難□

【11イ】 方程式 x 2=7 の解の近似計算を考える. f( x)= x2- 7 とおく.初期値 a 1 0 と漸化式

an+ 1= an- f ( an f (an )

から数列 a 1 a2 a3 が得られる.初期値 a 1 を適切にとれば,この数列は方程式 x 2=7 の解を近似する.

(1)  a1= 3 のとき, f( a3 ) の値の小数第 4 桁目を切り捨てた値を求めよ.

(2) 上の数列を計算する手順を表す流れ図を書け.ただし, a1 n を入力とし,数列の第 n a n を出力とせよ.また, n には必ず 1 以上の整数が入力されることが保証されているものとする.

(3)  a1= 3 のとき近似される解を α とする.このとき, 1 以上のすべての整数 n に対して

0< an +1- α( an- α) 2< 14

が成り立つことを示せ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B・数学C

【10ア】の類題

易□ 並□ 難□

1998年千葉大前期【11ウ】の図

【11ウ】 右図のような六角形 ABCDEF からなる経路において, A から出発して 6 回の移動をする動点 P を考える.ここで, 1 回の移動とは 1 つの頂点からとなりの頂点に進むこととし, 12 ずつの確率で進む方向を決める.

(1) 最後に P A にある確率を求めよ.

(2)  P C を訪問する回数の平均を求めよ.

(3)  P が少なくとも 1 度は C を訪問するという条件の下で,最後に P A にある条件つき確率を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【12a】 複素数平面において,原点を中心とする半径 1 の円の円周を C 内部を D 外部を E とする( D E は円周 C を含まない).また, 1+a b 0 となる複素数 a b に対し, z= a+b 1+a b とおく.

(1)  a b がともに D 内にあるとき, 1+a b 0 であることを示せ.また, a b がともに E 内にあるときも, 1+a b 0 であることを示せ.

(2)  a b がともに D 内にあるとき, z D 内にあることを示せ.また, a b がともに E 内にあるときも, z D 内にあることを示せ.

(3)  1+a b 0 となる複素数 a b に対し, a または b C 上にあることは, z C 上にあるための必要十分条件であることを示せ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【12b】 座標空間内に 3 O (0 ,0,0 ) A( 3,2, 1) B (1 ,2,- 3) および球面

S:( x-1) 2+ (y- 2) 2+ (z- 3) 2=45

があって, 3 O A B は平面 α 上にあるとする.

(1) 平面 α の方程式を求めよ.

(2) 平面 α に平行で,球面 S に接する平面の方程式を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B・数学C

易□ 並□ 難□

【13a】 複素数 z に対して複素数 w w= 2 iz z-α で定める.ただし, α 0 でない複素数の定数とする.

(1) 点 z α 以外のすべての複素数を動くとき,点 w のとりうる値の範囲を求めよ.

(2) 点 z がある円周 C 上を動くとき,点 w は原点 O を中心とする半径 1 の円周を描くものとする.このとき,円周 C の中心と半径を α を用いて表せ.また,円周 C の中心が i のとき, α の値を求めよ.

(3)  α は(2)で求めた値とする.点 z が実軸上を動くとき,点 w の描く図形を求めよ.

1998 千葉大学 前期

数学I・数学II・数学III・数学A・数学B・数学C

易□ 並□ 難□

【13b】 行列 ( a1 -a b2- b ) で表される座標平面上の 1 次変換を f とする. A( 1,1) B ( 2,2) C ( 0,4 ) を座標平面上の 3 点とし,それらを f でうつした点をそれぞれ A B C とする.

(1) 三角形 ABC f による像が線分 A B となるような (a ,b) の範囲を a b 平面上に図示せよ.

(2) 不等式 x 3 y1 で表される領域を D とする.三角形 ABC f による像が領域 D と共有点を持つような ( a,b ) の範囲を a b 平面上に図示せよ.

志望別問題選択一覧

数学I,II,A

 教育学部 小学校教員養成課程,中学校教員養成課程,理科・家庭科専攻,養護学校教員養成課程,幼稚園教員養成課程 【1】【2】【3】必須,【8ア】【8イ】から1題選択

数学I,II,A,B

 文学部 行動科学科,教育学部 中学校教員養成課程,技術科専攻,法経学部 【2】【3】必須,【9ア】【9イ】から1題選択,【12a】【12b】から1題選択

 工学部A,B 建築学科,園芸学部 【2】【3】必須,【10ア】【10イ】【10ウ】から1題選択,【12a】【12b】から1題選択

数学I,II,III,A,B,C

 理学部 生物学科,地球科学科,工学部Bコース 機械工学科,情報工学科,電気電子工学科

  【2】【3】【4】必須,【10ア】【10イ】【10ウ】から1題選択,【12a】【12b】から1題選択

 理学部 物理学科,化学科,医学部,薬学部,工学部Aコース 工業意匠学科,機械工学科,情報工学科,電気電子工学科,応用化学科,機能材料工学科,画像工学科

  【2】【3】【5】必須,【11ア】【11イ】【11ウ】から1題選択,【13a】【13b】から1題選択

 教育学部・中学教員養成課程 数学科専攻 【1】【3】【5】【6】必須,【11ア】【11イ】【11ウ】から1題選択,【13a】【13b】から1題選択

 理学部 数学・情報数理学科

  【3】【5】【6】【7】必須,【11ア】【11イ】【11ウ】から1題選択,【13a】【13b】から1題選択

inserted by FC2 system