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1998-10461-0101
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1998 静岡大学 前期
教育,工,情報,農学部
配点25%
易□ 並□ 難□
【1】 四面体 OABC とその内部の点 P があり,次の式をみたしている.
2⁢OP →+3 ⁢AP→ +5⁢ BP→+ 7⁢CP →= 0→
a→ =OA→ , b→ =OB→ , c→ =OC→ , p→ =OP→ とおくとき,次の問いに答えよ.
(1) AP→ を p→ , a→ で表せ.
(2) p→ を a → , b→ , c→ で表せ.
(3) 直線 OP と底面 ABC との交点を T とするとき, OT→ を p → で表せ.
(4) 4 つの四面体,すなわち,四面体 PABC , 同 PBCO , 同 PCOA , 同 POAB の体積の比を求めよ.
1998-10461-0102
教育,農学部
新課程履修者は必答
旧課程履修者は【2A】,【2B】から1題選択
配点25%
【2A】 複素平面上で夜素数 α , β の表す点をそれぞれ A , B とする.このとき, ▵OAB が正三角形であるための必要十分条件は
α≠0 かつ α 2+β 2=α ⁢β
であることを証明せよ.ただし,Oは原点とする.
1998-10461-0103
【2B】 3 つの直線 y =x , y=0 , x=0 を,それぞれ l 1 , l2 , l3 で表す.平面上の一次変換 f によって, l 1 は l 2 に, l2 は l 3 に, l3 は l 1 に,それぞれ移るものとする.このとき,合成変換 f ∘f∘ f によって自分自身に移る点が原点以外に存在するならば, f∘f ∘f は恒等変換であることを示せ.
1998-10461-0104
工,情報学部は【2】.なお,注参照
【3】 3 次方程式 x 3-3⁢ x+c=0 は相異なる 3 つの実数解をもつとする.解のうちの任意の 1 つを α とするとき,次のことを証明せよ.
(1) -2<c <2 である.
(2) -2<α <2 かつ α ≠±1 である.
(3) α=2 ⁢cos⁡θ とおけば,他の 2 つの解は 2 ⁢cos⁡ (θ +120⁢ ° ), 2⁢cos ⁡(θ -120⁢ ° ) と表すことができる.
(注) 工,情報学部(3)は「 2 ⁢cos⁡ (θ + 2⁢π 3 ), 2⁢cos ⁡(θ - 2⁢π 3 ) 」
1998-10461-0105
【4】 曲線 C 1:y =x3 と曲線 C 2:y =x2+ a⁢x- 12 とがある点 P で接している.すなわち,点 P における 2 つの曲線の接線が一致している.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 定数 a を求めよ.
(2) P における共通の接線 l の方程式を求めよ.
(3) 曲線 C 2 と接線 l および y 軸で囲まれた図形の面積を求めよ.
1998-10461-0106
工,情報学部
【3】 関数 f ⁡(x ), g⁡( x) および 2 次行列 T ⁡(θ ) を次のように定義する.
f⁡( x)= ex⁢cos ⁡x , g⁡( x)= ex⁢sin ⁡x , T⁡( θ)= (cos ⁡θ− sin⁡θ sin⁡θ cos⁡θ )
このとき,次の問いに答えよ.
(1) a を任意に与えられた実数として,
( f′⁡ (x) g′ ⁡(x ) )=A⁢ (f ⁡(x )g ⁡(x ) ), ( f⁡( x+a) g⁡ (x+ a) )=B⁢ (f ⁡(x )g ⁡(x ) )
となる 2 次行列 A . B を k ⁢T⁡( θ) の形で表すときの実数 k , θ をそれぞれの場合について 1 組ずつ求めよ.
(2) a を任意に与えられた実数として,
( f″⁡ (x+ a) g″ ⁡(x +a) )=C ⁢( f⁡( x) g⁡( x) )
となる 2 次行列 C を同じように k ⁢T⁡( θ) の形で表すときの実数 k , θ を 1 組求めよ.
(3) 正の実数 k によって,
( f″⁡ (x+ a) g″ ⁡( x+a) )=k ⁢( f⁡( x) g⁡( x) )
となるとする.このとき, a の値を求めよ.ただし, 0≦a< 2⁢π とする.
1998-10461-0107
【4】 曲線 C 1:y =( log⁡x) 2 ( x>0 ) と,曲線 C 2:y= log⁡( x2 ) ( x>0 ) について,次の問いに答えよ.
(1) 関数 f ⁡(x )= (log⁡ x)2 ( x>0 ) について,関数の増減,極値,グラフの凹凸,および変曲点を調べて,曲線 C 1 の概形をかけ.
(2) 曲線 C 1 と曲線 C 2 で囲まれた部分の面積を求めよ.