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【3】 右図のような一辺の長さの立方体を考える.この立方体を対角線のまわりに一回転させてできる立体の体積を求めることにする.
この回転体は,四面体およびを回転させてできる円すい(Ⅰ),(Ⅱ)とそれ以外の部分(Ⅲ)に分けられる.
対角線と三角形の交点をその座標をとする.ベクトルとが直交することを使うと,となることがわかる.したがって,(Ⅰ)は底面の半径高さの円すいである.(Ⅱ)も同様である.
(Ⅲ)の部分の側面は線分がのまわりを一回転してできる面である.ここで,線分上の点よりに下ろした垂線の足をとする.とが直交することにより,との関係が求められ,結局,はの関数としてと表される.次に,の中点をとし,をの関数として表したものをとすれば,回転体(Ⅲ)の体積は対称性を考慮すると,となる.
以上より,求める体積となる.