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1999 東京工業大学 前期

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 正の実数 a b p に対して,

A=( a+b) p B= 2p- 1 (ap +bp )

の大小関係を調べよ.

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配点50点

易□ 並□ 難□

【2】 斜辺の長さが 1 である正 n 角錐を考える.つまり,底面を正 n 角形 A1 A2 A n 頂点を O と表せば O A1 =O A2 == O An =1 である.そのような正 n 角錐のなかで最大の体積をもつものを C n とする.

(1)  Cn の体積 V n を求めよ.

(2)  limn Vn を求めよ.

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配点50点

易□ 並□ 難□

【3】  3 辺の長さが 1 1 a である三角形の面積を,周上の 2 点を結ぶ線分で 2 等分する.それらの線分の長さの最小値を a を用いて表せ.

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【4】  2 以上の自然数 n に対して

01 t2 n-1 e td t+( k=1 n-1 P2 n-2 k 2n- 1 2k+ 1) e= (2 n-1) !

を示せ.ここで e は自然対数の底である.

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【5】 複素平面上の点列 A n n0 が複素数列 a n+i bn a n bn は実数, i は虚数単位)を表すとする.極限値 limn an= a limn bn =b がともに存在するとき,複素数 a+i b を表す点 A A n の極限点ということにする.

 このときつぎの問いに答えよ.

(1) 複素平面上の点列 P n n0 をつぎのように定める.

  P0 0 を表す点とし, P1 1+ i を表す点とする.

 以下 n 2 に対しては,ベクトル P n-2 P n-1 を反時計まわりに π3 回転し,長さを 23 倍したベクトルが P n-1 P n となるように P n を定める. Pn の極限点 P が表す複素数を求めよ.

(2) 点列 Q n n0 はつぎのように定める.

  Q0 0 を表す点とし, Q1 z= x+i y を表す点とする.

 以下 n 2 に対しては,ベクトル Qn -2 Qn -1 を反時計まわりに π6 回転し,長さを 12 倍したベクトルが Q n-1 Q n となるように Q n を定める. Qn の極限点 Q と(1)の P が一致するとき z を求めよ.

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