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1999-10861-0101
1999 佐賀大学 前期
文化教育学部
6問中4問解答
易□ 並□ 難□
【1】 三角形 ABC において,その面積を S , BC=a , CA=b , AB=c , ∠BAC=θ , a+b+c =2⁢l とおく.
次の等式が成り立つことを示せ.
(1) S= 12⁢ b⁢c⁢sin ⁡θ
(2) S2= l⁢(l- a)⁢ (l−b )⁢( l−c)
1999-10861-0102
【2】 袋の中に赤球 3 個,白球 2 個,黒球 1 個が入っている.この袋から 2 個の球を同時に取り出す.次の問いに答えよ.
(1) 少なくとも 1 個が赤球である確率を求めよ.
(2) 赤球 1 個につき 1 点,白球 1 個につき 2 点,黒球 1 個につき 3 点もらえる.このとき,もらえる合計点の期待値を求めよ.
1999-10861-0103
【3】 a>0 とする.次の問いに答えよ.
(1) 放物線 y= x2 上の点 (a ,a2 ) における接線の方程式を求めよ.
(2) (1)で求めた接線と点 ( a,a2 ) において接する円で,中心が x 軸上にあるものと, y 軸上にあるものをそれぞれ求めよ.
(3) (2)で求めた 2 つの円の半径が等しくなる a の値を求めよ.
1999-10861-0104
【4】 a, b, c, x1 . x2 は定数で a≠ 0, x1≠ x2 とする. 2 次関数 f⁡ (x) =a⁢x 2+b⁢ x+c について次の問いに答えよ.
(1) p>0 , q>0 , p+g= 1 のとき p⁢ f⁡(x 1)+ q⁢f⁡ (x2 ) と f⁡ (p⁢ x1+q ⁢x2 ) の大小関係を調べよ.
(2) p, q が p> 0, q>0 , p+g=1 をみたしながら動くとき. |p⁢f ⁡(x 1)+q ⁢f⁡( x2) -f⁡( p⁢x1 +q⁢x 2) | が最大となる p , q の値をそれぞれ p0 , q0 とする.
放物線 y= f⁡(x ) 上の点 ( p0⁢x 1+g0 ⁢x2 ,f⁡( p0⁢ x1+ q0⁢x 2) ) における接線の傾きを求めよ.
1999-10861-0105
【5】 点 A ⁡(α ) を複素数平面上の原点 O と異なる点とする.点 A ⁡(α ) を原点 O のまわりに 120⁢ ° 回転した点を B ⁡( z1 ) とする.この点 B ⁡(z 1) を点 A ⁡(α ) のまわりに 60⁢ ° 回転した点を C ⁡(z 2) とし,また C ⁡(z 2) を点 B ⁡(z 1) のまわりに 60⁢ ° 回転した点を D ⁡(z 3) とする.次の問いに答えよ.
(1) z1 および 2 点 A ⁡(α ), B⁡( z1) 間の距離 AB を α を用いて表せ.
(2) z2 . z3 を α を用いて表せ.
1999-10861-0106
【6】 次の問いに答えよ.
(1) 2 次関数 y= x2+2 ⁢x-4 のグラフを x 軸方向に p , y 軸方向に q 平行移動して, 2 点 A (2, 3), B (4,3 ) を結ぶ線分と異なる 2 点で交わるようにしたい.点 (p ,q) が存在する領域を求め,図示せよ.
(2) (1)で求めた領域の面積を求めよ.
1999-10861-0107
理工,農学部
【1】 以下の問いに答えよ.
(1) a=tan⁡ α2 , b=tan⁡ β2 のとき, tan⁡ α+β2 を a , b で表せ.
(2) 0⁢° ≦α<90⁢ ° , 0⁢° ≦β<90⁢ ° のとき,以下の不等式を証明せよ.また,等号が成立する場合を調べよ.
(ⅰ) tan⁡α +tan⁡β2 ≧tan⁡ α+β2
(ⅱ) 3⁢ tan⁡α+tan⁡ β4≧ tan⁡3 ⁢α+β 4
1999-10861-0108
農学部は【4】
【2】 空間の異なる 3 点を A , B , O とする.点 A を通り 0→ でない方向ベクトル u→ の直線 l と, l 上にない点 B を通り 0→ でない方向ベクトル v→ の直線 m がある. OA→= a→ , 0B→= b→ とおくとき,以下の問いに答えよ.
(1) l 上の点 X の位置ベクトルを OX→ =a→+ s⁢u→ と表したとき,ベクトル BX→ の長さ | BX→ | を与えられたベクトルと s で表せ.
(2) X が l 上を動くとき, |BX →| の最小値と,最小値を与える点 X0 の位置ベクトル O X0→ を与えられたベクトルで表せ.
(3) m 上の点 Y の位置ベクトルを OY→ =b→+ t⁢v→ とおく. X が l 上を, Y が m 上を動くとき, |XY→ | が最小となるような位置ベクトル OX→ , OY→ を求めよ.
1999-10861-0109
工学部
【3】 複素数 z に対して w= z-iz+ i とおくとき,以下の問いに答えよ.ただし, i は虚数単位とする.
(1) z=x+i⁢ y, w=u+i⁢ v とおくとき, u と v を x , y の関数として表せ.
(2) z が複素数平面の原点を中心とした半径 1 の円周上(ただし z=- i を除く)を動くとき, w の描く図形を求めよ.
(3) z が複素数平面内の実軸上を動くとき, w はどのような図形を描くか.
1999-10861-0110
【4】 二等辺三角形 ABC の底辺 BC の長さを a , ∠B=∠C=θ , 0⁢° <θ<90⁢ ° とする.二等辺三角形 ABC に内接する正方形 B1 B1′ C1′ C1 を,辺 B 1′C 1′ は辺 BC 上に, B1 は辺 AB 上に, C1 は辺 AC 上にあるようにとる.次に,二等辺三角形 A B1C 1 に内接する正方形を同様に作図して B 2B2 ′C2 ′C2 とする.以下同様にしてこの作図を順次繰り返し,正方形の列 { BnB n′C n′C n) を作る.このとき以下の問いに答えよ.
(1) 正方形 B nBn′ Cn′ Cn の面積 Sn を求めよ.
(2) S=∑ n=1∞ Sn を求めよ.
(3) S が二等辺三角形 ABC の面積の 1 2 となるとき,二等辺三角形 ABC はどのようになるか.
1999-10861-0111
農学部
【2】 数列 {a n} が a1 =2 と漸化式 1an+1 = 3an+ 1 (n= 1, 2, 3, ⋯) で与えられたとき,以下の問いに答えよ.
(1) 一般項 an を求めよ.
(2) 自然数 m に対して ∑ n=1m 1an を求めよ.
1999-10861-0112
【3】 k を実定数とする.放物線 y=x 2-2⁢x+ 4 と直線 y=k ⁢x について以下の問いに答えよ.
(1) この放物線と直線が異なる 2 点で交わるとき, k の値のとり得る範囲を求めよ.
(2) 放物線と直線の異なる共有点を原点 O に近い方から P , Q とする.原点 O から P , Q までの距離の比が OP:OQ =1:3 となる k の値を求めよ.
(3) (2)のとき,放物線と直線で囲まれた第 1 象限内の図形の面積を求めよ.