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2000 名古屋大学 前期

文科系,経済学部共通

易□ 並□ 難□

【1】  a b を実数とする. xy 平面上で,直線 l: y=a x+b は曲線 C: y=(x +1) (2-x ) と, x 座標が 0 x2 を満たす点で接しているとする.

1) このときの点 (a, b) の存在範囲を求め, ab 平面上に図示せよ.

2) 曲線 C および 3 つの直線 l x=0 x =2 で囲まれた図形の面積を最小にする a b の値と,このときの面積を求めよ.

2000 名古屋大学 前期

文科系,経済学部共通

易□ 並□ 難□

【2】 自然数 n に対して,不等式 0 a2 bc n を満たす整数の組 (a, b,c) の個数を P (n) とする.

1)  P(5 ) を求めよ.

2) 奇数 n に対して, P(n ) を求めよ.

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文科系・経済学部共通

【3】(b)(文科系と経済学部では別問題)との選択

易□ 並□ 難□

【3】(a) 座標空間内に 4 P( 3,1, 4) A(1 ,2,3 ) B(1 ,1,2 ) C(2 ,1,1 ) がある.直線 PA xy 平面の交点を A 直線 PB xy 平面の交点を B 直線 PC と平面の交点を C とする.

1)  ABC の面積を求めよ.

2)  A B C の面積を求めよ.

2000 名古屋大学 前期

文科系

【3】(a)との選択

易□ 並□ 難□

2000年名古屋大前期文科系【3】(b)の図

【3】(b) 複素数平面上に,図のような原点を中心とする正五角形 ABCDE がある.ここで,頂点 A が表す複素数は 1 である. 2 頂点 C D の中点を F とし,点 F が表す複素数を h とする.

1)  h 4 h2+ 2h- 1=0 を満たすことを示せ.

2)  h を求めよ.



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経済学部

【3】(a)との選択

理科系【1】の類題

易□ 並□ 難□

【3】(b) 座標平面上に,双曲線 C: x2- y2= 1 と点 A( 2,0) がある.点 A を通る直線 l が双曲線 C と相異なる 2 点で交わるとき,この 2 交点の中点 P は曲線 ( x-1) 2-y 2=1 上にあることを証明せよ.

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理科系

経済学部【3】(b)の類題

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上に,双曲線 C: x2- y2=1 と点 A( 2,0) がある.

1) 点 A を通り双曲線 C 1 点のみで交わる直線を求めよ.

2) 直線 l が点 A を通り双曲線 C と相異なる 2 点で交わるように動くとき,この 2 点の中点は,あるひとつの双曲線上にあることを示せ.

2000 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【2】 この問題では, e は自然対数の底, log は自然対数を表す.

 実数 a b に対して,直線 l: y=a x+b は曲線 C: y=log (x+1 ) と, x 座標が 0 xe- 1 を満たす点で接しているとする.

1) このときの点 (a, b) の存在範囲を求め, ab 平面上に図示せよ.

2) 曲線 C および 3 つの直線 l x=0 x =e-1 で囲まれた図形の面積を最小にする a b の値と,このときの面積を求めよ.

2000 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

2000年名古屋大前期理科系【3】の図

【3】 図のように,平面上に点 A0 A1 A2 および B 0 B1 B2 が並んでいる。点 P A0 から出発し,次の規則に従いこれらの点の上を移動する.

P An にいるときには 1 秒後に A n+1 または Bn に,一方 B n にいるときには B n+1 または An に移動する.ただし,前にいた点には戻らない.また, P が移動しうる点が複数あるときには,それぞれの点へ等確率で移動する.

  P An へ到る行き方が an 通り, Bn へ到る行き方が bn 通りあるとする.

1)  a2 b2 を求めよ.

2)  an bn を求めよ.

3) 一方,点 Q A8 から P と同時に出発し, 1 秒ごとに順次 A 8 A7 A6 A 0 と移動し,その後は A0 にとどまる. P Q が出会う確率を求めよ.

2000 名古屋大学 前期

理科系

【4】(b)との選択

易□ 並□ 難□

【4】(a) 座標空間内の 6 つの平面 x= 0 x=1 y= 0 y=1 z= 0 z=1 で囲まれた立方体を C とする. l =( -a1 ,-a2 ,-a 3) a 1>0 a2 >0 a 3>0 を満たし,大きさが 1 のベクトルとする. H を原点 O を通りベクトル l に垂直な平面とする.

 このとき,ベクトル l を進行方向にもつ光線により平面 H に生じる立方体 C の影の面積を, a1 a 2 a3 を用いて表せ.ここに, C の影とは C 内の点から平面 H へひいた垂線の足全体のなす図形である.

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理科系

【4】(a)との選択

易□ 並□ 難□

【4】(b) 実数を係数とする 3 次方程式

x3+ px2 +qx +r=0

は,相異なる虚数解 α β と実数解 γ をもつとする.

1)  β=α が成り立つことを証明せよ.ここで, α α と共役な複素数を表す.

2)  α β γ が等式 α β+β γ+γ α=3 を満たし,さらに複素数平面上で α β γ を表す 3 点は一辺の長さが 3 の正三角形をなすものとする.このとき,実数の組 (p, q,r) をすべて求めよ.

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