2000 東京理科大学 理学部数学科MathJax

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2000 東京理科大学 理学部数学科

配点45点

易□ 並□ 難□

【1】  n は自然数とし,

an= (1+ 12 + 13+ + 1n )-log n

とおく. y= 1x x>0 のグラフと, 1x dx を考えることにより,数列

a1 a2 a3 an

の性質を調べる.

(1)  an> 1n n 2 を証明せよ.

(2)  an> an+ 1 を証明せよ.

(3)  y= 1x x >0 のグラフが下に凸であることを用いて,

12 ( 1n + 1n+1 ) >log( n+1) -logn

を証明せよ.

(4)  an> 12 + 12n n2 を証明せよ.

2000 東京理科大学 理学部数学科

配点55点

易□ 並□ 難□

【2】 次の問題(1)では, 内の()から()にあてはまる 0 から 9 までの数を求めて,その数を解答用マークシートの指定された行にマークせよ.

 問題(2),(3)の解答は,解答用紙に記入せよ.

 実数 a を越えない最大の整数を a で表す.すなわち a は整数で,かつ 0 a- a< 1 である.(例えば, 3.14 =3 2= 2 -4.44 =-5

 さて, m 2 以上の整数とするとき,

a + hm a< a + h +1m

を満たす整数 h 0 hm- 1 が唯一つ存在する.

(1)(a)  式において, a=4.44 m=80 のとき, h= (ア) (イ) である.

(b)  i は整数で, 0i 79 とすると, 4.44+ i80 =4.44 となるのは, 0i (ウ) (エ) のときであり, 4.44+ i80 =4.44 +1 となるのは, (オ) (カ) i79 のときである.

(c)  80 × 4.44 = (キ) (ク) 4.44 + (ア) (イ) という関係がある.

(2)  a m h 式を満たすとき,次の問に応えよ.

(a)  i は整数で, 0i m-1 とするとき, a+ im =a となる i の範囲を m h を用いて表せ. a+ im = a +1 となる i の範囲を m h を用いて表せ.

(b)  m a m a h で表せ.

(c)  i=0 m-1 a +i m m a で表せ.

(3)  a は実数, m 2 以上の整数, k 0 以上の整数とし,

Sk= i=1 m-1 a +im km k+1

とおく.

(a)  Sk a m k で表せ.

(b)  n を自然数とするとき, k=0 n Sk a m n で表せ.

(c)  k=0 Sk を求めよ.

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