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2001 大阪大学 前期

文系

配点率30%

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上の 4 A( 1,0) B( 2,0) C( 2,8) D( 1,8) を頂点とする長方形を R とする.また 0< t<4 に対し,原点 O (0, 0) E( 4,0) および点 P (t, 8t- 2t2 ) 3 点を頂点とする三角形を T (t) とする.

(1)  R の内部と T (t) の内部との共通部分の面積 f (t) を求めよ.

(2)  t 0< t<4 の範囲で動くとき, f(t ) を最大にする t の値と,そのときの最大値を求めよ.

2001 大阪大学 前期

文系

配点率35%

易□ 並□ 難□

【2】 空間のベクトル x =(x 1,x 2,x 3) y =(y 1,y 2,y 3) を考える.ただし,どちらも零ベクトルではないとする. k=1 2 3 に対し,複素数

zk= xk+ yk i i= -1 は虚数単位)

を考え,複素数 wk =uk +vk i uk vk は実数)を

wk= (3+ i)z k

で定める.さらに uk vk から定まるベクトル

u =(u1 ,u2 ,u3 ) v =(v1 ,v2 ,v3 )

を考える.

(1)  x の大きさを r y の大きさを s x y のなす角を θ 0°θ 180° とするとき z 12+ z22 +z3 2 r s θ で表せ.

(2)  x y の大きさが等しく,両者はたがいに垂直であるとする.このとき u v も大きさが等しく,たがいに垂直であることを示せ.

(3) (2)の仮定のもとで, x u のなす角を求めよ.

2001 大阪大学 前期

文系

配点率35%

易□ 並□ 難□

【3】 各整数 k に対し,座標平面上の点

Pk ( k500 ,0 ) Qk ( k500 ,1 )

をとり, 3 P k-1 Pk Qk を頂点とする三角形 Tk を考える.また,各自然数 n に対し

fn (x)=2 × 10-n x

とおく.曲線 y= fn (x) 上の動点 R が,点 (0, 2) から出発して x 座標が大きくなる方向に動くとき,三角形 Tk のうち, R が最初にその内部を通過するものが T8 となるような n をすべて求めよ.ただし, log10 2=0.3010 とする.

2001 大阪大学 前期

理系

配点率20%

易□ 並□ 難□

【1】  2 つの複素数 z= x+y i w=u+ vi x y u v は実数, i=- 1 は虚数単位)に対し, xu y v がともに成り立つとき, zw と書くことにする.

(1) 次の条件

z2 3かつ z - 5z

をみたす複素数 z の範囲を求め,複素数平面上に図示せよ.ただし, z z に共役な複素数とする.

(2) (1)で求めた範囲を z が動くとき,絶対値 |z -3i | の最小値,および最小値をあたえる z を求めよ.

2001 大阪大学 前期

理系

配点率20%

易□ 並□ 難□

【2】  f(x )=x4 +x3 -3 x2 とおく.曲線 y= f(x ) に点 (0 ,a) から接線がただひとつ引けるとし,しかもその接線はただ 1 点でこの曲線に接するとする.このときの a の値を求めよ.

2001 大阪大学 前期

理系

配点率20%

易□ 並□ 難□

【3】 半径 1 の円周上に, 4n 個の点 P0 P1 P4 n-1 が,反時計回りに等間隔に並んでいるとする.ただし, n は自然数である.

(1) 線分 P0 Pk の長さが 2 以上となる k の範囲を求めよ.

(2) 点 P0 P1 P4 n-1 のうちの相異なる 3 点を頂点に持つ三角形のうち,各辺の長さがすべて 2 以上になるものの個数 g (n) を求めよ.

2001 大阪大学 前期

理系

配点率20%

易□ 並□ 難□

【4】 関数 f (x)= 4cos 2x -8cos x+3 を考える. n k を自然数とし

gn (k)= f( π 3n )+ f( 2 π3 n )+ +f ( kπ 3n )

とおく.ただし n 2 とする.

(1)  n を固定する. 2k 3n の範囲で gn (k -1) gn (k) となる k をすべて求めよ.また, k 1 k3 n の範囲を動くとき, gn (k) を最小とする k をすべて求めよ.

(2) (1)における gn (k ) の最小値を Gn とする.このとき極限値

limn Gnn

を求めよ.

2001 大阪大学 前期

理系

配点率20%

易□ 並□ 難□

【5】 数列 {an } において,各項 an an 0 をみたし,かつ n=1 an= 12 が成り立つとする.さらに各 n に対し

bn= (1-a 1) (1-a 2) (1 -an )

cn= 1-(a 1+a 2+ +an )

とおく.

(1) すべての n に対し不等式 bn cn が成り立つことを,数学的帰納法で示せ.

(2) ある n について b n+1 =cn +1 が成り立てば, bn= cn となることを示せ.

(3)  b3= 1 2 となるとき, c3= 12 であることを示せ.また b 3= 12 となる数列 { an } は全部で何種類あるかを求めよ.

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