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2002-10361-0101
2002 金沢大学 前期 文系
教育,法,経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 関数 f⁡ (x)= - 34⁢ x2 + 14⁢ x+ 2⁢| x|- 15 16 に対して,次の問いに答えよ.
(1) f⁡(x )≦0 を満たす x の値の範囲を求めよ.
(2) 関数 f⁡ (x) の最大値を求めよ.
(3) a>0 とするとき, ∫ -aa ⁡f⁡ (x)⁢ dx>0 を満たす a の値の範囲を求めよ.
2002-10361-0102
【2】 以下の問いに答えよ.
(1) f⁡(x )=x3 -6⁢ x2- 96⁢x- 80 とする. x≧14 ならば f⁡ (x)> 0 となることを示せ.
(2) 自然数 a に対して,
b= 9⁢a 2+98 ⁢a+80 a3 +3⁢a 2+2 ⁢a
とおく. b も自然数となるような a と b の組 (a, b) をすべて求めよ.
2002-10361-0103
【3】 f⁡(z )=z4 +a⁢ z3+ b⁢z2 +c⁢z +d を実数係数の 4 次多項式とする.
(1) 複素数 α が方程式 f⁡ (z)= 0 の解ならば, α と共役な複素数 α ‾ も解であることを示せ.
以下では, α は虚部が正で絶対値が 1 より大きい複素数とし, α , 1α がともに方程式 f⁡ (z)= 0 の解になっているものとする.
(2) 方程式 f⁡ (z)= 0 の α と異なる解のうち,虚部が正であるものを β とする.複素数平面において,点 α と点 β が直径の両端となる円を C とする. C の中心と半径を, α の絶対値 r と偏角 θ を用いて表せ.
(3) 原点 O から(2)の円 C へ接線をひき,接点の 1 つを w とする. w の絶対値を求めよ.
2002-10361-0104
理,医(医学科),薬,工学部
【1】 a を正の定数とし, xy 平面上の曲線 y= a⁢1 -x2 ( -1≦x ≦1 ) を C とする. 0<θ < π2 を満たす実数 θ に対して,点 A ( 1 cos⁡θ , 0) から曲線 C に接線 l をひき,接点を P とする.
(1) l の方程式および P の座標を求めよ.
(2) 直線 x= -1 と直線 l および曲線 C で囲まれる部分の面積を S1 とし, x 軸と直線 l および曲線 C で囲まれる部分の面積を S2 とする. S1 , S2 を求めよ.
(3) 直線 l と直線 x= -1 の交点を B とする.点 P が線分 AB の中点となるならば, S1= 2⁢S2 が成り立つことを示せ.
2002-10361-0105
2002 金沢大学 前期 理系
【2】 x>0 に対して, 2 次の行列 A⁡ (x) ,B を
A⁡(x )=( 1 +3⁢ x2 3⁢x x 1+3 ⁢x2 ) ,B= A⁡(1 )=( 2 31 2 )
と定める.
(1) x>1 のとき, 0<y <x であって A⁡ (x)= A⁡(y )⁢B を満たす実数 y が存在することを示せ.
(2) 行列 A⁡ (x) の各成分が自然数であるとする.このとき, A⁡( x)=B n となる自然数 n が存在することを示せ.
2002-10361-0106
【3】 z=r⁢ (cos ⁡θ+i ⁢sin⁡θ ) を r> 1 かつ 0< θ< π 2 を満たす複素数とする.複素数平面において, z , 1z , z‾ , 1 z‾ を表す点をそれぞれ P ,Q , R, S とする.ただし, z‾ は z と共役な複素数を表す.
(1) 点 P ,Q ,R ,S は相異なる 4 点であることを示せ.
(2) 直線 PQ と直線 RS が直交しているとする.このとき, r を θ の関数として表し, θ の動きうる区間 (α ,β) を求めよ.
(3) (2)において,原点と点 cos⁡ β+i⁢ sin⁡β を通る直線を l とし,点 P と l の距離を d とする. θ→ β のとき, d は 0 に収束することを示せ.
2002-10361-0107
【4】 以下の問いに答えよ.
(1) すべての正の数 x ,y に対して,不等式
x⁢(log ⁡x-log ⁡y)≧ x-y
が成り立つことを証明せよ.また,等号が成り立つのは x= y の場合に限ることを示せ.
(2) 正の数 x1 , ⋯, xn が ∑i =1n ⁡ xi=1 を満たしているとき,不等式
∑ i=1 n⁡ xi⁢ log⁡xi ≧log 1 n
が成り立つことを証明せよ.また,等号が成り立つのは x 1=⋯ =xn = 1n の場合に限ることを示せ.