Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
2002年度一覧へ
大学別一覧へ
名古屋大学一覧へ
2002-10481-0101
2002 名古屋大学 前期
文科系,経済学部共通
易□ 並□ 難□
【1】 n を自然数とするとき, 3 つの数 a= 1+ 1 n5 -1 ,b=1 -1- 1 n5 , c= 15⁢n の大きさを比較せよ.
2002-10481-0102
【2】 次の様に円 Cn を定める.まず, C0 は ( 0, 12 ) を中心とする半径 12 の円, C1 は ( 1, 12 ) を中心とする半径 12 の円とする.次に C 0, C1 に外接し x 軸に接する円を C2 とする.さらに, n=3 , 4 ,5 , ⋯ に対し,順に, Cn , Cn- 1 に外接し x 軸に接する円で C n-2 でないものを Cn とする. Cn ( n≧1 ) の中心の座標を ( an, bn ) とするとき,次の問いに答えよ.ただし, 2 つの円が外接するとは,中心間の距離がそれぞれの円の半径の和に等しいことをいう.
(1) n≧1 に対し, bn= an2 2 を示せ.
(2) an を求めよ.
2002-10481-0103
文科系・経済学部共通
【3】(b)(文科系と経済学部とは別問題)との選択
【3】(a) O を原点とする座標平面上の曲線 y= x2 上の 2 点 A ,B に対し, OA→ ⋅OB →=t とおく.
(1) t のとり得る値の範囲を求めよ.
(2) t=2 のとき, OP→ =OA→ +OB → となる点 P の軌跡を求め,図示せよ.
2002-10481-0104
文科系
【3】(a)との選択
【3】(b) 辺の長さがそれぞれ AB= 10, BC=6 ,AC=8 の ▵ABC がある.辺 AB 上に点 P , 辺 AC 上に点 Q を, ▵APQ の面積が ▵ ABC の面積の 12 になるようにとる.
(1) 2 辺の長さの和 AP+ AQ を u とおく. ▵APQ の周の長さ l を u を用いて表せ.
(2) l が最小となるときの AP ,AQ ,l の値を求めよ.
2002-10481-0105
経済学部
【3】(b) 行列 P= ( 2 3- 1 2 1 2 23 ) および列ベクトル ( a1 b1 ) =P⁢ ( 1 1) , ( a2 b2 )=P 2⁢ ( 11 ) ,⋯ ,( an bn )= Pn⁢ ( 11 ), ⋯ を考える.
(1) 点 (1, 1) と点 (a1 ,b1 ) の距離 d1 を求めよ.
(2) 平面上の 2 点 (x, y), (z,w ) 間の距離を s とする. 2 点 ( 2 3⁢ x- 1 2⁢ y, 1 2⁢ x+ 2 3⁢ y ) ,( 23 ⁢ z- 12 ⁢w ,1 2⁢ z+ 23 ⁢ w) 間の距離 t を s を用いて表せ.
(3) 点 (a m-1 ,bm -1 ) と点 (am ,bm ) の距離 dm ( m= 2, 3, 4, ⋯) を求めよ.
2002-10481-0106
理科系
【1】(1) x を正数とするとき, log⁡( 1+ 1x ) と 1x+1 の大小を比較せよ.
(2) (1 + 20012002 ) 20022001 と ( 1+ 20022001 ) 20012002 の大小を比較せよ.
2002-10481-0107
【2】 a ,b を正数とし, xy 平面で不等式
{x-( 1-a) }2 a2 + y2b 2≦ 1
の表す領域 D と,不等式 x 2+y 2≦1 の表す領域 E を考える.
(1) a=2 ,b=1 の場合に,領域 D を図示せよ.
(2) D が E に含まれるための a ,b の条件を求め, ab 平面上でその条件を表す領域を図示せよ.
2002-10481-0108
【3】 f⁡(x ) を実数全体で定義された連続関数で, x>0 で 0< f⁡(x )<1 を満たすものとする. a1 =1 とし,順に,
am= ∫ 0am -1 ⁡f⁡( x)⁢d x( m= 2, 3, 4, ⋯)
により数列 {am } を定める.
(1) m≧2 に対し, am> 0 であり,かつ a 1>a 2>⋯ >am -1> am> ⋯ となることを示せ.
(2) 1 2002> am となる m が存在することを背理法を用いて示せ.
2002-10481-0109
【4】(b)との選択
【4】(a) 関係式
xa= yb= zc= x⁢y⁢ z
を満たす 1 とは異なる 3 つの正の実数の組 (x, y,z) が,少なくとも 1 組存在するような,正の整数の組 (a, b,c) をすべて求めよ.ただし, a≦b≦ c とする.
2002-10481-0110
【4】(a)との選択
【4】(b) 次の問いに答えよ.ただし,偏角 θ は, 0°≦θ <360° の範囲で考えるものとする.
(1) |z+ i|= |z- i| を満たす複素数 z は,実数に限ることを示せ.
(2) 複素数平面上で z が実軸上を動くとき,複素数 z+ i の偏角 arg ⁡(z+ i) の動く範囲を求めよ.
(3) z を未知数とする方程式 ( z+i) 9= (z-i )9 のすべての解 z について z+ i の偏角 arg ⁡(z+ i) を求めよ.