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2003 慶応義塾大学 経済学部

易□ 並□ 難□

2003年慶応義塾大経済学部【1】の図

【1】 各辺の長さが 1 である正六角形 ABCDEF とその中心 O を考えます.点 G は辺 AF 4: 1 に内分する点で,点 H は辺 CD の中点です.線分 AH と線分 BE の交点を I として,線分 GI と線分 AD の交点を J 線分 GI の延長と辺 BC の交点を K とします.

 以下 AO = α AB= β とします.

AH = (1) (2) (3) (4) α + (5) (6) (7) (8) β

から

AI = (9) (10) (11) (12) α + (13) (14) (15) (16) β

がわかります.さらに

AJ = (17) (18) (19) (20) α

も示せます.以上から

OJ= (21) (22) (23) (24) OIBI= (25) (26) (27) (28)

がしたがい,

BK= (29) (30) (31) (32)

を得ることができます.

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【2】 初項 a 公差 17 の等差数列

a a+17 a+34 a +51

を考えます.初項 a 0 以上の整数とします.この等差数列において値が 1000 以下の項の和を S (a) とします. S( a) a= (33) (34) で最大となり,そのとき S (a) の値は

(35) (36) (37) (38) (39)

です.

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【3】 赤い箱に赤玉が 4 個,白玉が 2 個入っています.白い箱には,赤玉が 2 個,白玉が 4 個入っています.第 1 回目の試行では,赤い箱から玉を 1 個取り出して,赤い箱に戻します.この第 1 回目の試行で赤玉を取り出した場合は,第 2 回目の試行で赤い箱から玉を 1 個取り出して赤い箱に戻します.また第 1 回目の試行で白玉を取り出した場合は,第 2 回目の試行で白い箱から玉を 1 個取り出して白い箱に戻します.以下,同様の試行を繰り返します.すなわち,第 n 回目の試行で赤玉を取り出した場合には,第 n+ 1 回目の試行で赤い箱から玉を 1 個取り出して赤い箱に戻し,第 n 回目の試行で白玉を取り出した場合には,第 n+ 1 回目の試行で白い箱から玉を 1 個取り出して白い箱に戻します.

 第 n 回目の試行で赤が出る確率を Pn とするとき, Pn に関する漸化式

Pn+ 1= (40) (41) Pn+ (42) (43)

が成立します.このことから

Pn= (44) (45) + 1 (46) × ( (47) (48) ) n

であることがわかります.そして,第 1 回目から第 n 回目までに赤玉が取り出される回数の期待値は

(49) (50) ×n+ 1 (51) × { (52) - ( (53) (54) ) n}

となります.

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【4】(1)  a b c d は正数とします.このとき

ab 1かつ c d1

ならば

ad+ bc 2

であることを証明してください.

(2) 座標平面の部分集合 C が凸であるとは, C の相異なる 2 P Q に対して線分 PQ C に含まれることです.

D={( x,y) |x >1 xy 1}

が凸であることを証明してください.

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【5】 点 A( 1,2) を通る傾き a の直線と放物線 y= x2 で囲まれる部分の面積を T (a) とするとき,その最小値を求めてください.

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【6】 定数 a に対して関数 f (x)

f(x )=x3 -6 ax2 +9 a2 x-4

と定めます.

(1) 「 f (1) 0 である」ことの必要十分条件を a について求めてください.

(2) 「 x 1 ならば f (x) 0 である」ことの必要十分条件を a について求めてください.

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