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【1】 以下の文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。
座標平面の第象限内の点を方程式により表されるだ円を方程式により表される双曲線をとし,次の条件(ⅰ),(ⅱ)を仮定する.
(ⅰ) の焦点はともにである.
(ⅱ) はともに点を通る.
(1) 以下の(あ)から(え)をのみの関数で答えなさい.
双曲線の焦点がであることよりである.また,である.点におけるだ円の接線の傾きを点における双曲線の接線の傾きをとすると,であり,である.
(2) とし,点が半径の円周上を動くとする.以下の(お),(か)をのみの関数で答えなさい.
点の偏角を(ラジアン)とし,だ円の方程式中のをのみの関数とみてと表す.このとき,とおくとであり,従ってである.
【2】 設問(1)から(3)では,文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。また,設問(4)に答えなさい.
数直線上の点の集合を考え,点上と点上にそれぞれ球を個ずつ置き,他の点上には何も置かないものとする.いま次の操作を何回か繰り返す.
上にある各球を互いに独立に,確率ずつで数直線上の正の方向か負の方向にだけ同時に動かす.ただし,同時に同じ点上を占めた個の球については球とも上から取り除くものとし,点上あるいは点上を占めた球についてはその球を上から取り除くものとする.
以下,を自然数とする.
(1) 回目の操作を終えたとき,上に球が個存在している確率はである.
(2) 回目の操作を終えたとき,上に球が個存在している確率は上に球が個だけ存在している確率はである.また,回目の操作において上にある個の球が初めて同時に同じ点上を占めたことにより上から取り除かれる確率はである.
(3) 回目の操作を終えたとき,上に球が個存在している確率を求めると,である.
(4) 回目の操作を終えるまでに,上にある個の球が同時に同じ点上を占めることにより上から取り除かれる確率を求めなさい.
【3】 設問(1)から(3)では,文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。(空欄に入れる適切な数が複数個ある場合は,それらをすべて答えなさい.)また,設問(4),(5)に答えなさい.
極方程式の表す曲線を直交座標を用いた平面上で考える.
(1) この曲線上の点の直交座標をとすると,のときは最大値をとる.
(2) この曲線上の点における接線の傾きがであるとする.この点の偏角をとすると,である.
(3) この曲線上で点を動かすとき,原点からの距離が点で最大値をとるとする.点とは異なるこの曲線上の点においてであるとき,点の偏角をとすると,である.
(4) この曲線の概形を直交座標を用いた平面上に図示しなさい.(及びが最大値,最小値をとる点の座標を記入しなさい.)さらに,同一平面上に関数のグラフをかきなさい.(この関数のグラフと上の曲線の交点の座標を記入しなさい.)
(3) この曲線で囲まれた図形とつの不等式を同時に満たす領域の共通部分の面積を求めなさい.
【4】 設問(1),(2),(4)では,文章の空欄に適切な数または式を入れて文章を完成させなさい。また,設問(3)に答えなさい.
(1) 座標平面上に点をとる.軸上の点に対してである.また,点を軸上で動かしたとき,では最小となる.
(2) 座標平面上の原点をとし,第象限内に点軸上に点をとる.いま点を線分(ただし原点を除く)上にとり(ラジアン)とする.さらに,直線上に点直線上に点を以下の条件を満たすようにとる.
以上の整数に対して,点を固定し,直線(が奇数のとき)または直線(が偶数のとき)上で点を動かしたとき,を細小にする点が点と一致する.ただしとする.
このとき,であり,の座標がの座標より小さいか,あるいはの座標と等しいとき,である.また,の座標がの座標より真に大きくなる最小の整数は(はを超えない最大の整数を表す)によって与えられる.に対して,である.
(3) 自然数を固定する.点を線分(ただし原点を除く)上を満たす範囲で動かしたときのの最大値を求めなさい.
(4) のとき,点を線分(ただし原点を除く)上で動かしたときのの最大値はである.