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2004-10301-0101
2004 横浜国立大学 前期
経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 次の不等式を証明せよ.
(1) x>0 , y>0 のとき,
x +y2 ≧x ⁢y
(2) x>1 , y>1 のとき,
( log10 ⁡x +y2 )2 ≧log 10⁡ x⋅ log10⁡ y
(3) x>1 のとき,
logx ⁡(1 +x)> log1 +x ⁡(2 +x)
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【2】 座標平面上で,原点 O と異なる点 P (x ,y) に対し, O を端点とする半直線 OP 上に点 Q (X ,Y) を OP ⋅OQ= 4 が成り立つようにとるものとする.
(1) X ,Y を x ,y で表せ.
(2) P が
{x +y≧2 x 2+ y2≦ 4
で表される領域を動くとき, Q の存在する領域を D とする. D を不等式で表せ.
(3) (2)で求めた範囲 D を図示し,その面積を求めよ.
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【3】 α ,β , θ ,u , v は角であり, α ,β は 0 °<β −α <180 ° を満たす.ベクトル a → , b → , c → , p → , q → を次のように定める.
(1) c→ =s⁢ a→ +t⁢ b→ を満たす実数 s , t を α , β , θ で表せ.
(2) p→ が a →⋅ p→ ≦0 , b→ ⋅ p→ ≦0 を満たすとき, α≦ θ≦β の範囲の全ての θ に対して, c→ ⋅p →≦ 0 が成り立つことを示せ.
(3) α≦θ ≦β の範囲のすべての θ に対して, c→ ⋅p →≦ 0 が成り立つような u の範囲を求めよ.
(4) (3)で求めた範囲のすべての u に対して, p→ ⋅ q→ ≦0 が成り立つような v の範囲を求めよ.
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工学部
【1】 関数 f⁡ (x)= x(1 −x) ⁢e −x に対して, f⁡( x) の表す曲線を C とする.次の問いに答えよ.
(1) C の概形を描け. C の凹凸も調べること.ただし, limx →∞ ⁡f⁡ (x)= 0 を証明なしに用いてもよい.
(2) 原点 (0 ,0) を通り,原点以外の点で C に接する直線を l とする. C と l で囲まれる図形の面積を求めよ.
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【2】 O を原点とする xy 平面上に円 C :( x−1 )2 +y2 =r2 ( r>0 ) がある. C 上の点 P (ただし, r=1 のときは, P は O ではないとする)に対して, O を端点とし P を通る半直線上に
OP⋅OQ =3
をみたす点 Q を定める. P が C 上を(ただし, r=1 のときは O を除いて)動くとき, Q が描く軌跡を T とする.次の問いに答えよ.
(1) r=1 のときの T の方程式を求めよ.
(2) r≠1 のとき, T は円であることを示し,その中心と半径を求めよ.
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【3】 異なる複素数 α , β ,γ が
2⁢α 2+ β2+ γ2 −2⁢ α⁢β −2⁢ α⁢γ =0
をみたすとき,次の問いに答えよ.
(1) γ− αβ −α の値を求めよ.
(2) 複素数平面上で, 3 点 A (α ), B( β) ,C (γ ) を頂点とする ▵ ABC はどのような三角形か.
(3) α ,β , γ が x の 3 次方程式
x3 +k⁢ x+20 =0 ( k は実数の定数)
の解であるとき, α , β ,γ および k を求めよ.
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【4】 三角形 ABC があり辺 AB を k :1 ( k>1 ) に外分する点を D とする.辺 AC を x: 1 ( x>0 ) に内分する点を P とし,線分 PD と辺 BC の交点を Q とする.面積比 ▵PBQ ▵ABC を f ⁡(x ) とおく.次の問いに答えよ.
(1) AQ→ を AB → ,AC → ,k , x で表せ.
(2) f⁡(x ) を求めよ.
(3) x が x> 0 の範囲を動くとき, f⁡( x) を最大にする x を k で表せ.
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【5】 xy 平面上に原点 O を中心とする半径 1 の円 C がある.半径 1n ( n は自然数) の円 C n が, C に外接しながらすべることなく反時計回りに転がるとき, Cn 上の点 P の軌跡を考える.ただし,最初 P は点 A (1, 0) に一致していたとする.次の問いに答えよ.
(1) O を端点とし C n の中心を通る半直線が x 軸の正の向きとなす角が θ となるときの P の座標を n と θ で表せ.
(2) P がはじめて A に戻るまでの P の軌跡の長さ l n を求めよ.
(3) (2)で求めた l n に対し, lim n→∞ ⁡ ln を求めよ.