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2004-10561-0101
2004 大阪大学 前期
文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学))
配点率30%
易□ 並□ 難□
【1】 3 次関数 f⁡ (x) =x3 +3⁢ a⁢x 2+b ⁢x+ c に関して以下の問いに答えよ.
(1) f⁡( x) が極値をもつための条件を, f⁡( x) の係数を用いて表せ.
(2) f⁡( x) が x= α で極大, x=β で極小になるとき,点 (α ,f⁡( α)) と点 (β ,f⁡( β)) を結ぶ直線の傾き m を f ⁡(x ) の係数を用いて表せ.また, y=f ⁡(x ) のグラフは平行移動によって y =x3 + 32 ⁢m ⁢x のグラフに移ることを示せ.
2004-10561-0102
配点率35%
理系【1】の類題
【2】 座標平面上で不等式 y≧ x2 の表す領域を D とする. D 内にあり y 軸上に中心をもち原点を通る円のうち,最も半径の大きい円を C 1 とする.自然数 n について,円 C n が定まったとき, Cn の上部で C n に外接する円で, D 内にあり y 軸上に中心をもつもののうち,最も半径の大きい円を C n+1 とする. Cn の半径を a n とし, bn =a1 +a 2+⋯ +an とする.
(1) a1 を求めよ.
(2) n≧2 のとき a n を b n-1 で表せ.
(3) an を n の式で表せ.
2004-10561-0103
【3】 n を自然数とする.プレイヤー A , B がサイコロを交互に投げるゲームをする.最初は A が投げ,先に 1 の目を出した方を勝ちとして終わる.ただし, A が n 回投げても勝負がつかない場合は B の勝ちとする.
(1) A の k 投目( 1≦ k≦n )で A が勝つ確率を求めよ.
(2) このゲームにおいて A が勝つ確率 P n を求めよ.
(3) Pn > 12 となるような最小の n の値を求めよ.ただし, log10 ⁡2= 0.3010 , log10⁡ 3=0.4771 として計算してよい.
2004-10561-0104
理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)
配点率20%
【1】 n を自然数とする.
(1) n 個の複素数 zk ( k= 1, 2 ,⋯ , n) が
0≦arg⁡ zk≦ π2
をみたすならば,不等式
| z1 |2 +| z2 |2 +⋯+ | zn| 2≦ | z1+ z2+ ⋯+z n| 2
が成り立つことを示せ.
(2) n 個の実数 θ k ( k=1 , 2 ,⋯ , n ) が
0≦θ k≦ π2 かつ cos⁡ θ1 +cos ⁡θ2 +⋯+ cos⁡θ n=1
n-1 ≦sin⁡ θ1+ sin⁡θ 2+⋯ +sin⁡ θn
2004-10561-0105
【2】 素数 p , q に対して
an= pn- 4⁢( -q) n ( n=1 , 2 ,3 ,⋯ )
によって整数 a n を定める.ただし, p>2 ⁢q とする.
(1) a1 と a 2 が 1 より大きい公約数 m をもつならば, m=3 であることを示せ.
(2) an がすべて 3 の倍数であるような p , q のうちで積 p ⁢q が最小となるものを求めよ.
2004-10561-0106
【3】 n を 3 以上の自然数とする.点 O を中心とする半径 1 の円において,円周を n 等分する点 P 0 ,P 1 , ⋯, Pn -1 を時計回りにとる.各 i= 1, 2 ,⋯ ,n に対して,直線 O Pi-1 ,O Pi とそれぞれ点 P i-1 , Pi で接するような放物線を C i とする.ただし, Pn =P0 とする.放物線 C 1 , C2 , ⋯ ,C n によって囲まれる部分の面積を S n とするとき, limn →∞ ⁡S n を求めよ.
2004-10561-0107
【4】 実数 a , r に対し数列 {x n} を
{ x1 =a , xn+ 1=r ⁢xn ⁢(1 -xn ) (n =1 ,2 ,3 ,⋯ )
で定める.
(1) すべての n について x n=a となるような a を求めよ.
(2) x2 ≠a ,x3 =a となるような a の個数を求めよ.
(3) 0≦a≦ 1 となるすべての a について 0 ≦xn ≦1 ( n= 2 ,3 , 4 ,⋯ ) が成り立つような r の範囲を求めよ.
2004-10561-0108
【5】 座標平面上に直線 l: x⁢sin⁢ θ+y ⁢cos⁡ θ=1 ( 0< θ< π2 ) がある.不等式 x≧ 0, y≧0 , x⁢sin⁡ θ+y⁢ cos⁡θ≧ 1 が表す領域を D , 不等式 x≧ 0, y≧0 , x⁢sin⁡ θ+y⁢ cos⁡θ≦ 1 が表す領域を D ′ とする.
D 内に半径 R の 2 つの円 C 1 ,C 2 を, C1 は l と y 軸に接し, C2 は l と x 軸に接し,さらに C 1 と C 2 が外接するようにとる.また D ′ 内に半径 r の 2 つの円 C1′ , C2 ′ を, C1 ′ は l と y 軸に接し, C2 ′ は l と x 軸に接し,さらに C 1′ と C 2′ が外接するようにとる.
(1) r R を θ で表せ.
(2) θ が 0< θ< π2 の範囲を動くとき, r R のとりうる値の範囲を求めよ.