2004 立命館大 理系学部A方式2月9日実施

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2004 立命館大学 理工学部,情報理工学部A方式2月9日実施

易□ 並□ 難□

【1】  a b k は実数で a 0 とする.放物線

y=a x2 +b x-12

はその頂点の座標が (4 ,4) であり,放物線 と直線

y=-x +k

は異なる 2 点で交わっているものとする.

 このとき, a= b= であり, k のとりうる値の範囲は で,交点の x 座標は k を用いて と表される.ただし, < とする.

 放物線 と直線 で囲まれた図形の面積を S とおくと, S= と表され,とくに, =0 のときは S = となる.

2004 立命館大学 理工学部,情報理工学部A方式2月9日実施

易□ 並□ 難□

【2】 空間に 3 A (1, 1,1 ) B (3 ,-1, -3) C (1 ,3,1 ) をとる.

(1) 三角形 ABC の面積は である.

(2) 空間の点 P を,ベクトル AP 2 つのベクトル AB AC の両方に垂直で, AP= 5 であり,かつ, P z 座標が正であるようにとる.このとき, P の座標は である.

(3)  0<t <1 となる t について,線分 BC 上の点 Q

BQ:QC =t: (1- t)

となるようにとる.このとき, Q の座標は ( , , ) である.また, 2 A Q を通る直線上に Q と異なる点 R RA =AQ となるようにとると, R の座標は ( , , ) である.

(4) 以下では,(2)で求めた点 P と(3)で求めた点 Q R について考える.

(ⅰ) 四面体 BCPR の体積は である.

(ⅱ)  2 つのベクトル PQ PR が垂直となるのは t = のときである.

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易□ 並□ 難□

【3】  i を虚数単位として,以下の設問に解答せよ.

(1) 係数が実数である 2 次方程式が虚数 a +b i (ただし, a b は実数で b 0 )を解にもつとき,もう一つの解は である.

(2) 虚数 α β を係数にもつ 2 次方程式

z2+ α z+ β=0

が異なる虚数解 w 1 w 2 をもつとする.そのとき,係数が実数であり, w 1 w 2 を解にもつ 4 次方程式は

z4 +( ) z3 +( ) z2 +( ) z+ ( ) =0

となる.(ただし, は, α β およびそれと共役な複素数 α β を用いて表せ.)

(3) 方程式

z2+ 1 +( 2- 3 ) i2 z+ 3+i 2 =0

の解は である.

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易□ 並□ 難□

【4】 行列 A =( 3 1 2 4 ) について, An n は自然数)を求めたい.

 実数からなる 2 つの数列 x 1 x 2 x n+1 y 1 y2 y n+1 を次のように定める.

( x k+1 yk+ 1 )= A( xk yk ) k= 1 2 n

このとき, x1 y1 をどのようにとっても

xk+ 1+ py k+1 =q (x k+p yk ) k= 1 2 n

を満たす, A のみから定まる実数 p q がとれる.この p の値は である.ただし, < とする. x1 y1 n を用いて, p= のときは

xn+ 1+ yn +1 =

と表され, p= のときは

xn+ 1+ yn+ 1=

と表される.

 以上を利用して

An= ( )

が得られる.

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