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2005 慶応義塾大学 商学部

2月18日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(ⅰ) 正の実数 r と角 θ は, r(cos θ+i sinθ )=5 2+3 +5 2-3 i を満たしているものとする.ただし, i2= -1 とする.このとき, 3r {cos( -2θ )+i sin( -2 θ)}= a-b i を満たす実数 a b は,それぞれ a= (1) (2) (3) b= (4) (5) である.

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2月18日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(ⅱ) 国際的な競技会が開催された.世界中から 1000 人の競技者が集まり,多くの種目で競い合った.各種目の成績上位者には,金メダル,銀メダル,または銅メダルが授与された.種目によっては,複数の人が同じ種類のメダルを授与されることもあった.また,複数の種目に参加する競技者もいた.メダルを獲得した競技者を調べてみたところ, 3 種類のメダル全てを獲得した人は 1 人もいなかったが, 2 種類以上のメダルを獲得した人は 24 人いて,このうち,金メダルを含む人は 12 人,銀メダルを含む人は 17 人いた.残念ながら何のメダルもとれなかった競技者は 814 人だった.さらに,金メダルだけをとった人の数は,銀メダルをとった人の数より 27 人少なく,また,銅メダルをとった人の数のちょうど 40 % だった.このとき,銀メダルと銅メダルの両方をとった人の数は (6) (7) 人で,金メダルをとれなかった人の数は, (8) (9) (10) 人になる.

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2月18日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(ⅲ) 次のように定められた数列について考える.

a1= 12 an+1 =2 n-1 an n=1 2 3

この数列の一般項 an は, 2 12 n(n - (11) ) 乗で,第 1 項から第 n 項までの積は, 2 1 (12) n (n+ (13) ) ( n- (14) ) 乗となる.

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2月18日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(ⅳ) 放物線 y= x2+ p 上の点 A ( a,a2 +p) における接線と,放物線 y= x2+ q とで囲まれた図形の面積が 36 であるとき, p-q= (15) である.ただし, p>q とする.

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2月18日実施

易□ 並□ 難□

【2】 大気中のメタンの量は,地球温暖化の観点からも注目されている.メタン分子は,正四面体の形をもち,水素原子 4 個と炭素原子 1 個からなる.以下の数学的議論においては,各原子は点として考える.各原子の位置について,次のことが成り立っている.

 このとき,次の問いに答えよ.

(ⅰ) ベクトル GA = r1 GB = r2 GC =r3 GO = r4 と表したとき, r1 + r2 +r3 + r4 を求めよ.解答用紙 B の所定の欄に,計算の過程を含めて解答せよ.なお記号の簡略化のために, OA =a OB =b OC =c と表して記述せよ.

(ⅱ)  cosθ= - (16) (17) である.

(ⅲ)  2 O A 間の距離は, (18) (19) (20) r である.

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2月18日実施

易□ 並□ 難□

【3】 関数 y= 27x- 9x+ 1+ 5×3 x+1 -2 について考える.なお設問中の (28) (31) (32) (33) にはそれぞれ,「増加する」,「定数である」,「減少する」のいずれかが入る.「増加する」が適する場合は 1 を,「定数である」が適する場合は 2 を,「減少する」が適する場合は 3 をそれぞれマークせよ.

(ⅰ)  t=3x とおくと, y t の関数とみなされる.これより次のことが得られる. y t= (21) で極大値 (22) を, t= (23) で極小値 - (24) (25) をとる.

(ⅱ) (ⅰ)より, y は,区間 0< t< (26) と区間 t> (27) (28) こと,そして,区間 (29) <t< (30) (31) ことがわかる.よって, 3x < (26) を満たす範囲で x が増加するとき,または 3 x> (27) を満たす範囲で x が増加するとき, y (32) さらに (29) <3x < (30) を満たす範囲で x が増加するとき, y (33) したがって y x= (34) で極大値を, x=log (35) (36) で極小値をとるということがわかる.

(ⅲ)  x3 log3 2 の範囲で, |y | x= log (37) (38) のとき最大値 (39) (40) をとる.

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2月18日実施

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【4】 サイコロを用いたくじを考える. 1 回の試行においては, 2 つのサイコロを同時に振る.各サイコロにおいて,偶数の目が出たときは +1 点,奇数の目が出たときは -1 点とし, 2 つのサイコロに対する点数を足し合わせた点数を 1 回の試行の得点とする.この試行を複数回繰り返すものとする.まず,試行回数を 2 回として,次の問い(ⅰ),(ⅱ)に答えよ.

(ⅰ) 試行 2 回の得点の和が 0 点以上で, 1 回目の得点が 0 点より大きい確率は, (41) (42) である.

(ⅱ) 試行 2 回の得点の和が 0 点ではない確率は, (43) (44) である.



 次に,くじを 2 種類考える.くじの販売価格はどちらの種類も一律に 1 100 円とする.くじが当たりか否かは,くじ 1 枚ごとにサイコロを振って決められる.くじには, 2 つのサイコロを振る試行回数,くじが当たりとなる条件,および,当たったときに支払われる賞金が記されている.なお,くじが当たらなかった場合,賞金は支払われない.どちらの種類のくじも,くじの販売者は,くじの販売価格の 20 % をくじへの参加料として受け取る.くじ 1 枚の販売価格からくじへの参加料をひいた金額が,ちょうど,くじ 1 枚に対する賞金の期待値となるように,賞金を定める.ただし,賞金が整数にならない場合は,小数点以下を切り捨てるものとする.このとき,次の問い(ⅲ),(ⅳ)に答えよ.

(ⅲ) 試行回数が 2 回で, 2 回の得点の和が負であれば当たりとなるくじ 1 枚に対する賞金は, (45) (46) (47) 円である.

(ⅳ) 試行回数が 10 回で,それぞれの試行で 1 度も 0 点をとらず, 10 回の得点の和が 0 点より大きい場合に当たりとなるくじを考える.このくじ 1 枚に対する賞金の概算は,四捨五入して万の位まで求めると, (48) (49) 万円である.なお,必要ならば,

25= 32 210 =1024 215 =32768 220 =1048576

を利用せよ.

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