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2006 首都大学東京 前期

人文・社会系,経営学系

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えなさい.答えのみでなく,理由も述べなさい.

(1)  2000 の正の約数の個数を求めなさい.

(2)  2000 の正の約数のうち,自然数の 2 乗で表されず,偶数であるものの個数を求めなさい.

(3)  2001 以上 3000 以下の自然数のうち, 8 の倍数となるものの個数を求めなさい.

(4)  2000 12 で割ると 8 余る. 2001 以上 3000 以下の自然数のうち, 12 で割ると 8 余るものの個数を求めなさい.

(5)  2001 以上 3000 以下の自然数のうち, 8 の倍数となるかまたは 12 で割ると 8 余るものの個数を求めなさい.

2006 首都大学東京 前期

人文・社会系,経営学系

易□ 並□ 難□

2006年首都大学東京前期文系【2】の図

【2】  4 つの地点 A B P Q があり,ある日にある地点にいた X 氏が図に示された確率で翌日に別の地点に移っているものとする.たとえば, A から P へ移る確率は 14 である. X 氏が 2005 12 31 日に A B P Q にいた確率をそれぞれ a 0 b0 p0 q0 とする. n を自然数とし, n 日後に A B P Q にいる確率をそれぞれ a n b n p n q n とする.たとえば, 2006 1 3 日に A B P Q にいる確率はそれぞれ a 3 b3 p3 q3 である.以下の問いに答えなさい.

(1)  pn+ 2 qn +2 pn qn を用いて表しなさい.

(2)  X 氏が 2005 12 31 日に A にいたとする. pn qn を求めなさい.

2006 首都大学東京 前期

人文・社会系,経営学系

易□ 並□ 難□

【3】  1 辺の長さが a の正三角形 ABC とその内部に中心をもつ相異なる 4 つの円 C 0 C1 C2 C3 がある.円 C0 の中心は ABC の重心であり,円 C 1 C 2 C 3 のおのおのは ABC の隣り合う 2 辺と接し,円 C0 とは外接しているものとする.以下の問いに答えなさい.

(1) 円 C0 の半径を r とするとき,円 C1 C2 C3 の半径を求めなさい.

(2)  4 つの円 C0 C1 C2 C3 の面積の和 S が最小になるときの円 C0 の半径と S の最小値を求めなさい.

2006 首都大学東京 前期

人文・社会系,経営学系

易□ 並□ 難□

2006年首都大学東京前期文系【4】の図

【4】 平行四辺形 ABCD において, AB=6 AD=5 BD=7 とする.辺 AD 上の点 P を通り,辺 AB と平行な直線を引き,辺 BC との交点を P とする. P を通り対角線 BD と平行な直線を引き,辺 AB との交点を Q とする. P を通り対角線 BD と平行な直線を引き,辺 CD との交点を Q とする.以下の問いに答えなさい.

(1)  AP=5 t 0 t1 とするとき,六角形 PQB P Q D (ただし, t=0 1 のときは三角形)の面積 S (t) t で表しなさい.

(2)  01 S(t )dt を求めなさい.

2006 首都大学東京 前期

都市教養,都市環境,システムデザイン,健康福祉(放射線)学部

易□ 並□ 難□

【1】 二分裂によって増える細胞がある.分裂してから 1 時間ごとに 12 の確率で分裂するとする.すなわち,分裂しない場合は,そのまま存続し, 1 時間後に 12 の確率で分裂する.分裂した場合は, 2 つの細胞になり,おのおのが 1 時間後に 12 の確率で分裂する.

 分裂した直後の細胞が時刻 0 時に 1 個あるとする.したがって,時刻 1 時に細胞が 1 個である確率は 12 であり, 2 個である確率も 12 である.以下の問いに答えなさい.

(1) 時刻 3 時の細胞の数が 3 である確率を求めなさい.

(2)  n を正の整数とする.時刻 n 時の細胞の数が 2 である確率を求めなさい.

(3) 時刻 2 時の細胞の数の期待値を求めなさい.

2006 首都大学東京 前期

都市教養,都市環境,システムデザイン,健康福祉(放射線)学部

易□ 並□ 難□

【2】 関数 y=- 1 x2 x >0 のグラフを G とするとき,以下の問いに答えなさい.

(1)  y=x2 のグラフを平行移動した放物線で G 上に頂点をもち,原点を通るものを C1 とするとき, C1 の方程式を求めなさい.

(2)  C1 x 軸の交点で原点と異なるものを P1 とする. y=x 2 のグラフを平行移動した放物線で G 上に頂点をもち, C1 と点 P1 のみで交わるものを C2 とし, C2 x 軸の交点で P1 と異なるものを P2 とする.以下同様にして, y=x 2 のグラフを平行移動した放物線で G 上に頂点を持ち, Cn- 1 と点 P n-1 のみで交わるものを Cn とし, Cn x 軸の交点で P n-1 と異なるものを Pn とする.このとき,点 Pn の座標を求めなさい.

(2) 放物線 Cn x 軸で囲まれた図形の面積を Sn とするとき,極限値

limn n3 Sn

を求めなさい.

2006 首都大学東京 前期

都市教養,都市環境,システムデザイン,健康福祉(放射線)学部

易□ 並□ 難□

【3】  (A-E) (A- 2E) =O を満たす行列

A=( a b2 -1 )

に対して,以下の問いに答えなさい.ここで, a b は実数, E は単位行列, O は零行列である.

(1)  a b を求めなさい.

(2)  A の逆行列 B を求め,

B2+ αB+ βE= O

を満たす実数 α β を求めなさい.

(3) 実数 c に対して

(2+4 c) B4- (5+4 c) B2+ (7+c )B- 3E

を求めなさい.

2006 首都大学東京 前期

都市教養(数理科学)学部

易□ 並□ 難□

【1】  3 次式 f (x)= x3+ ax2 +b x+c に対し,方程式 f( x)=0 は相異なる 3 個の実数解 -1 α β をもち, α2 +β2 =1 を満たすとする.以下の問いに答えなさい.

(1)  a b c をそれぞれ α β を用いて表しなさい.

(2)  c a を用いて表しなさい.

(3)  -11 f (x) dx の値のとり得る範囲を求めなさい.

2006 首都大学東京 前期

都市教養(数理科学)学部

易□ 並□ 難□

【2】(1) 自然数 n に対して,次の不等式を証明しなさい.

nlog n-n+1 log (n!) (n+ 1)log (n+ 1)-n

(2) 次の極限の収束,発散を調べ,収束するときにはその極限値を求めなさい.

limn log (n! )n logn- n

2006 首都大学東京 前期

都市教養(数理科学)学部

易□ 並□ 難□

【3】  n 3 以上の整数とする.平面上に n 個のベクトル v 1 v2 vn があり,次の条件を満たすとする.

 以下の問いに答えなさい.

(1)  n=3 のとき, a3 を求めなさい.

(2)  n=4 a1 0 のとき, a2 a3 a 4 をそれぞれ a1 を用いて表しなさい.

(3)  n=4 a1 0 のとき, k=1 2 3 4 に対し,行列 Ak

Ak= ( 0-1 1 ak )

で定める.行列の積 A1 A2 A3 A4 を求めなさい.

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