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2006 大阪府立大学 中期

工学部

易□ 並□ 難□

【1】(1) すべての実数 x に対して

(a2 -1) x3+ (-a+ b+1) x2 +(a b-b- 4)x +4a -3b +4>0

がなりたつような整数の組 (a, b) をすべて求めよ.

(2)  xy 平面において,次の連立不等式の表す領域を図示せよ.

{ |x| π cosx+ 1-y 20

((1),(2)については計算の過程を記入しなくてよい.)

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【2】  1 e<t <e を満たす t に対して,関数 f (t)

f(t )= 1ee | x-t | logx dx

と定める.ただし, e は自然対数の底とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  f(t ) の導関数 f (t ) を求めよ.

(2)  f(t ) を最小にする t 1e e の間にただ一つ存在することを示せ.

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【3】  xy 平面上に 4 O( 0,0) A( 3,1) B( -1,2 ) C( 34 , 56 ) がある.点 C を通る直線が線分 OA OB とそれぞれ点 P Q で交わっている.ただし,点 P は点 A と,点 Q は点 B と一致してもよいが,点 O とは一致しないものとする. OA =a OB =b とおくとき,次の問いに答えよ.

(1) ベクトル OC a b で表せ.

(2) 実数 t により OP =t a と表したとき, OQ t および b を用いて表せ.また, t のとりうる値の範囲を求めよ.

(3)  OPQ の面積 S (t) を求めよ.

(4)  S(t ) の最小値とそのときの t の値を求めよ.

((1),(3),(4)については計算の過程を記入しなくてよい.)

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【4】  1 2 3 の番号がつけられた赤玉 3 個が袋 A に入っている.同様に 1 2 3 の番号がつけられた白玉 3 個が袋 B に入っている.いま n 2 として袋 A B から無作為に 1 個ずつ玉を取り出し,番号を調べてもとに戻すという試行を n 回行う. i 回目に取り出された赤玉,白玉につけられた番号をそれぞれ a i bi とする( 1 in ).このとき, xy 平面上で直線 li

li: ai x+bi y= 1

と定める.以下では, 2 直線 l m が一致するときも l m は平行であるとする.次の問いに答えよ.

(1)  l1 l2 が平行であるが一致しない確率 p を求めよ.

(2)  l1 l2 1 点で交わる確率 q を求めよ.

(3)  l1 l2 ln がすべて互いに平行となる確率 r を求めよ.

(4)  l1 l2 ln のどの 2 直線も平行でない確率 s を求めよ.

((1),(2),(4)については計算の過程を記入しなくてよい.)

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【5】  r 0< r<1 を満たす定数とする.次の問いに答えよ.

(1) 数列 {an }

a0= 0 an+1 -an =2 n =0 1 2

によって定義されている.座標空間内で中心が (an ,0,0 ) 半径が rn の球面によって囲まれる立体を An n= 0 1 2 とするとき, A0 A1 An の和集合の体積 Un を求めよ.

(2) 数列 {b n}

b0= 0 bn+ 1- bn= rn n =0 1 2

によって定義されている.座標空間内で中心が (bn ,0,0 ) 半径が rn の球面によって囲まれる立体を Bn n= 0 1 2 とし, Bn B n+1 の共通部分の体積を vn とするとき,

(ⅰ)  v0 を求めよ.

(ⅱ)  vn v0 の関係を求めよ.

(ⅲ)  B0 B1 Bn の和集合の体積を Wn とするとき, limn Wn を求めよ.

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