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2007-10821-0101
2007 高知大学 前期
数学II・数学B 教育学部
配点60点
理学部【1】の類題
易□ 並□ 難□
【1】 a は定数とする.
f⁡(θ )=a⁢ (3⁢ sin⁡θ- cos⁡θ) -(3 ⁢sin⁡2 ⁢θ+cos ⁡2⁢θ )+a+1
について,次の問いに答えよ.ただし, 0°≦θ ≦180° とする.
(1) 3⁢sin θ-cos⁡ θ を r⁢ sin⁡(θ +α) の形に変形せよ.ただし, r>0 とする.
(2) 関数 y= 3⁢sin ⁡θ-cos ⁡θ のグラフの概形をかけ.
(3) t=3 ⁢sin⁡θ -cos⁡θ とおくとき, f⁡(θ ) は次のように表されることを示せ.
f⁡(θ )=t2 +a⁢ t+a-1
(4) 方程式 f⁡ (θ)= 0 が相異なる 3 つの実数解をもつような a の範囲を求めよ.
2007-10821-0102
配点70点
【2】 三角形 OAB において, OA=6 ,OB=5 ,AB =4 である.辺 OA を 5: 3 に内分する点を C , 辺 OB を t: (1-t ) に内分する点を D とし,辺 BC と辺 AD の交点を H とする. a→ =OA→ , b→ =OB→ とするとき,次の問いに答えよ.
(1) a→ ⋅b→ の値を求めよ.
(2) a→ ⊥BC→ であることを示せ.
(3) b→ ⊥AD→ となるときの t の値を求めよ.
(4) b→ ⊥AD→ であるとき, OH→ ⊥AB→ となることを示せ.
2007-10821-0103
理学部【3】の類題
【3】 xy 平面で, x 座標, y 座標がともに整数である点を格子点とよぶ. x≧0 , y≧0 の範囲にあるすべての格子点 (m ,n) に,右図のような規則で番号をふる.ただし,右図において, ◯の中の数字がその格子点の番号である.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 格子点 (0, n) の番号を n を用いて表せ.
(2) 格子点 (2, 25) の番号を求めよ.
(3) 格子点 (m, n) の番号を m ,n を用いて表せ.
2007-10821-0104
【4】 xy 平面上の放物線 C: y=x2 +1 について考える.直線 y= x 上に点 A (a, a) をとる.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 点 A を通り,放物線 C に接する 2 直線を求めよ.
(2) (1)で求めた 2 直線と放物線 C で囲まれる図形の面積 S⁡ (a) を求めよ.
(3) (2)で求めた S⁡ (a) を最小にする a を求めよ.
2007-10821-0105
数学I・数学II・数学III・
数学A・数学B・数学C 理学部
配点は130点
教育学部【1】の類題
について,次の問いに答えよ.ただし, 0≦θ ≦π とする.
(3) t=3 ⁢sin⁡θ -cos⁡θ とおくとき, f⁡(θ ) を t を用いて表せ.
2007-10821-0106
配点は120点
【2】 3 個の空間ベクトル a→ , b→ , c→ は原点に始点をもつ長さ 1 のベクトルである.これらの内積の和
t=a→ ⋅b →+ b→⋅ c→ +c→ ⋅a →
について,次の問いに答えよ.
(1) b→ , c→ を固定して, a→ のみを動かす.このとき, t の最小値は b →⋅ c→ -| b→ +c→ | であることを示せ.
(2) a→ , b→ , c→ を自由に動かしたときの t の最小値を求めよ.
(3) (2)の最小値を与えるベクトル a→ , b→ ,c → の終点はどのような 3 角形を作るか.
2007-10821-0107
教育学部【3】の類題
(2) 格子点 (m, n) の番号 m ,n を用いて表せ.
(3) 番号が 2007 となる格子点の座標を求めよ.
2007-10821-0108
【4】 整数 n (n ≧0 ) に対して Sn = ∫1e ⁡ (log⁡x )n⁢ dx とおく.このとき,次の問いに答えよ.
(1) x⁢( log⁡x) n の導関数を求めることにより, Sn= e-n⁢ Sn- 1 (n ≧1 ) であることを示せ.
(2) 初項 a1 =0 , 漸化式 an =1-n ⁢an -1 (n ≧2 ) を満足する数列 {an } を用いて, Sn (n ≧1 ) は次のように表せることを数学的帰納法を用いて示せ.
Sn= an⁢ e+( -1) n+1 ⁢n!
(3) (2)の数列 {an } は次を満足することを示せ.
(-1 )n⁢ an n! = ∑k =2n ⁡ (-1) kk ! (n ≧2 )
(4) limn→ ∞⁡ S nn! =0 を示し,それを用いて,次が成り立つことを示せ.
e-1 = ∑ n=2∞ ⁡ ( -1)n n!
2007-10821-0109
医学部医学科
配点は60点
【1】 k を正の実数とする.円 x2 +y2 =1 上の点 (x, y) の y 座標だけを k 倍して得られる楕円を Ek とし, Ek 上の点 (cos ⁡θ,k ⁢sin⁡θ ) (0< θ< π2 ) における接線が x 軸, y 軸と交わる点をそれぞれ (f⁡ (k), 0), (0, g⁡(k )) と表す.
(1) Ek の方程式を求め,概形をかきなさい.
(2) f⁡(x ),g ⁡(x) はともに微分可能であることを示しなさい.
(3) 楕円 Ek の焦点を Fk , Fk ′ とする.ただし, k=1 のときは F1 , F1 ′ をともに原点とする.楕円 Ek 上の点 P に対し, h⁡(k )=PF k+P Fk′ とおく.このとき,
limx→ ∞⁡ h⁡( 1-( 12 )x )-h ⁡(1) ( 12 )x ,limx →∞ ⁡ h⁡( 1+( 12 )x )-h⁡ (1) ( 12) x
をそれぞれ求め, h⁡(x ) の微分可能性について述べなさい.
(4) θ= π4 のとき,接線と楕円 Ek ,x 軸, y 軸で囲まれる図形は接点 (cos⁡ θ,k⁢ sin⁡θ ) で二つの領域に分けられるが,この領域の面積比を求めなさい.
2007-10821-0110
配点は70点
【2】 すべての成分が 1 または素数である行列 A= ( ab cd ) が A 2-8⁢ A+12⁢ E=O をみたしているとする.ただし, E=( 10 01 ), O=( 0 00 0 ) である.このとき,以下の各問に答えなさい.
(1) A2- (a+d) ⁢A+( a⁢d- b⁢c) ⁢E=O が成り立つことを証明しなさい.
(2) 題意をみたす A をすべて求めなさい.
(3) A⁢( x y )=k⁢ ( xy ) をみたす実数 k と列ベクトル ( x y) が存在する.ただし, k≠0 かつ ( x y )≠ ( 0 0) である. k を求めなさい.
(4) 1 6n ⁢A n=( a nb n cn dn ) と表したとき,
limn→ ∞⁡ an= limn→ ∞⁡ bn= 14 かつ lim n→∞ ⁡cn =lim n→∞ ⁡dn = 34
をみたしているとする.このとき, A を求めなさい.
2007-10821-0111
【3】 関数 f⁡ (x)= (1 +1 x) x (x >0 ) について,以下の各問に答えなさい.
(1) x>0 のとき, log⁡( 1+ 1x )< 1 x が成り立つことを示しなさい.
(2) limx→ +0⁡ f⁡(x ) を求めなさい.
(3) f⁡(x ) の増減を調べなさい.
(4) 次式が成り立つことを示しなさい.
log⁡f⁡ ( 1n )+ n⁢ ∫1 n1 ⁡log⁡f ⁡(x) ⁢dx< ∑ k=1n ⁡log ⁡f⁡ ( kn) <log⁡2 +n⁢ ∫1n 1⁡ log⁡f⁡ (x)⁢d x
(5) limn→ ∞⁡ {f ⁡( 1n ) ⁢f⁡ ( 2n )⁢ f⁡( 3n ) ⁢⋯⁢f ⁡( nn )} 1n を求めなさい.