2007 鹿児島大学 前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2007 鹿児島大学 前期

理,工,医,歯,教育,農,水産学部

教育学部は【1-1】で【1-2】との選択

易□ 並□ 難□

【1】  a b は実数で,関数

f( x)= 23 x-a 22 x+ a2 x+1 -b

のグラフは x 軸と相異なる 3 0 α β α<β で交わるものとする.このとき,次の各問いに答えよ.

(1)  2x= t とおいて, f( x) t で表した関数を g (t ) とする. g( t) を求めよ.

(2)  b および α +β を, a を用いて表せ.

(3)  α β

αβ ( 23 t+1 )dt =2( β-α )

を満たすとき, a の値を求めよ.さらに,そのときの α β の値を求めよ.

2007 鹿児島大学 前期

理(数理情報,物理,地球環境),,工,医(医),歯学部

易□ 並□ 難□

【2】 次の各問いに答えよ.

(1) 微分可能な 2 つの関数 f (x ) g( x) の積 f (x )g (x ) の導関数を定義に従って求めよ.

(2)  a を実数とするとき,関数 y =( 1+x 2) a の導関数を求めよ.

(3) 関数 y =x 1+x 2 の増減,グラフの凹凸,漸近線を調べ,グラフの概形をかけ.

(4)  n が正の整数であるとき,次の不等式が成り立つことを示せ.

1+n 2-1 < 12 + 25 + 310 ++ n 1+n 2

2007 鹿児島大学 前期

理(数理情報,物理,地球環境),,工,医(医),歯学部

易□ 並□ 難□

【3】 次の各問いに答えよ.

(1)  10 桁の自然数で,各桁の数の合計がちょうど 3 になるものはいくつあるか.

(2)  10 桁以下の自然数で,各桁の数の合計がちょうど 4 になるものはいくつあるか.

(3) 右から読んでも左から読んでも同じ数になる自然数を「回文数」と呼ぶ.例えば 1233321 467764 は回文数であるが, 12333210 は回文数ではない. 10 桁以下の自然数の中に回文数はいくつあるか.

2007 鹿児島大学 前期

理(数理情報,物理,地球環境),,工,医(医),歯学部

易□ 並□ 難□

【4】  4 A ( a ) B (b ) C (c ) D (d ) を頂点とする四面体 ABCD について,ベクトル a b c d を用いて,次の各問いに答えよ.

(1)  ▵ABC の重心 G の位置ベクトル g と, ▵BCD の重心 H の位置ベクトル h を求めよ.

(2)  2 D G を通る直線 l 1 の方程式を求めよ. 2 A H を通る直線 l 2 の方程式を求めよ.

(3) (2)の 2 直線 l 1 l2 は交点を持つことを示し,その交点の位置ベクトルを求めよ.

2007 鹿児島大学 前期

理(数理情報,物理,地球環境),,工,医(医),歯学部

【5-1】〜【5-4】から1題選択

易□ 並□ 難□

【5-1】  2 次の正方行列 A B について,次の各問いに答えよ.

(1)  (A -B) 2= A2- 2A B+B2 となるための必要十分条件は A B=B A であることを示せ.

(2)  E を単位行列とする.行列 P を用いて A =P+E と表されるとき,行列 X について A X=X A となるための必要十分条件は P X=X P であることを示せ.

(3)  q 0 でない数とする. A=( p+ 10 q1 ) のとき, AX= XA となる行列 X X =kA +lE k l は実数)の形に表されることを示せ.

2007 鹿児島大学 前期

理(数理情報,物理,地球環境),,工,医(医),歯学部

【5-1】〜【5-4】から1題選択

易□ 並□ 難□

【5-2】 次のように,円 C 1 は直交座標に関する方程式で表され,曲線 C 2 は極方程式で表されている.

C1 x2+ y2+ 6x- 2y+ 7=0

C2 r= 12- sinθ

 このとき,次の各問いに答えよ.

(1) 円 C 1 を媒介変数を用いて表せ.

(2) 曲線 C 2 はどんな曲線になるか.また,その概形もかけ.

(3) 円 C 1 の中心を通り曲線 C 2 に接する直線の方程式を求めよ.

2007 鹿児島大学 前期

理(数理情報,物理,地球環境),,工,医(医),歯学部

【5-1】〜【5-4】から1題選択

易□ 並□ 難□

【5-3】  A チームと B チームは毎日 1 回野球の試合をする.毎回勝敗を決定し,引き分けはないものとする.どちらかのチームが 3 連勝したときにそのチームの優勝とする. 1 回目の試合では, A チームの勝つ確率は B チームの勝つ確率の 2 倍である.また, 2 回目の試合からは, A チームが勝つ確率は,前日の試合で勝ったときは B チームの勝つ確率の 2 倍であり,負けたときは B チームの勝つ確率の 13 倍である.このとき,次の各問いに答えよ.

(1)  1 回目の試合で A チームが勝つ確率 P A B チームが勝つ確率 P B を求めよ.

(2) 前日の試合で A チームが勝ったとき,今日の試合で A チームが勝つ確率 P AA と,前日の試合で B チームが勝ったとき,今日の試合で B チームが勝つ確率 P B B を求めよ.

(3)  4 回以内の試合で優勝が決まる確率を求めよ.

(4)  5 回目の試合で優勝が決まったことがわかっている.このとき A チームが優勝している確率を求めよ.

2007 鹿児島大学 前期

理(数理情報,物理,地球環境),,工,医(医),歯学部

【5-1】〜【5-4】から1題選択

易□ 並□ 難□

【5-4】 次の各問いに答えよ.ただし,確率変数 Z が標準正規分布 N (0 ,1) に従うとき,

P( Z1.53) =0.063 P( Z1.96) =0.025 P( Z2.32 )=0.010

である.

(1) 確率変数 X が正規分布 N (m ,σ2 ) に従うとき, X -ab は,標準正規分布 N (0 ,1) に従うとする.また,確率変数 Y が二項分布 B (n ,p) に従うとき, Y -cd は, n が十分大きいならば,近似的に標準正規分布 N (0 ,1) に従うとする.このとき, a b c d m σ n p を用いて表せ.

(2) 確率変数 X のとる値 x の範囲が 0 x2 で,その確率密度関数 f (x ) が次の式で与えられている.

f( x)=k -|x -1|

このとき,次の(a),(b)に答えよ.

(a)  k の値を求めよ.

(b)  X の平均と標準偏差を求めよ.

(3) ある工場で 1 kg 入りと表示する製品が生産されている.この製品の重さは,平均 1 kg 標準偏差 50 g の正規分布に従っているという.この工場より 1000 個の製品を仕入れた.この中に 902 g 以下の製品は何個あると推測されるか.

2007 鹿児島大学 前期

教育学部

【1-1】との選択

易□ 並□ 難□

【1-2】  a b c d は実数で, a>0 とする.関数

f( x)= ax3 +b x2+ cx+ d

について,次の各問いに答えよ.

(1)  f( x) が極値をもつための条件を, a b c d を用いて表せ.

(2)  f( x) が常に変曲点を持つことを示し,その変曲点を求めよ.

2007 鹿児島大学 前期

理(生命化),医(理学療法),農,水産,教育学部

易□ 並□ 難□

【2】  O1 O2 を中心とする 2 つの円が 2 A B で交わっているとする. O1 O2 は線分 AB 上にはないものとする.このとき,次の各問いに答えよ.

(1) 線分 AB は直線 O1 O2 と直交していることを証明せよ.

(2) 点 B を通り線分 O1 O2 と平行な直線 g は,円 O 1 と接していないことを証明せよ.

2007 鹿児島大学 前期

理(生命化),医(理学療法),農,水産,教育学部

易□ 並□ 難□

【3】 次の各問いに答えよ.

(1)  a>0 とする.項数 3 2 つの有限数列

4, a, b および b ,c, 36

はともに等比数列であり,

a,b ,c

は等差数列とする.このとき, a b c の値を求めよ.

(2) (1)で求めた a に対し,数列 { an } a 1=4 a2 =a の等比数列とし,数列 { bn } b 1=4 を満たし,その階差数列が { an } に等しいとする.このとき,数列 { bn } の一般項 b n を求めよ.

(3) 初項を p とする数列 { pn } において,その階差数列が元の数列と等しいとする.このとき,この数列の一般項 p n を求めよ.

inserted by FC2 system