Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
2007年度一覧へ
大学別一覧へ
大阪府立大学一覧へ
2007-11561-0101
2007 大阪府立大学 前期
生命環境科学部,経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 赤玉 4 つと白玉 2 つが入った袋がある. 1 個のさいころを 1 回投げて,出た目の数だけこの袋から玉を同時に取り出す.次の問いに答えよ.
(1) 白玉が赤玉より多く取り出される確率を求めよ.
(2) 取り出される赤玉の個数の期待値を求めよ.
2007-11561-0102
【2】 ▵OAB において, OA=3 , OB=2 , OA→ ⋅OB →= 1 とする. t を 0< t< 12 である実数とし,辺 OA を t: (1-t ) に内分する点を C , 辺 OB を (1- 2⁢t) :2⁢t に内分する点を D とする.また点 C ,D を通る直線を l とし,点 O から直線 l に引いた垂線と直線 l の交点を H とする.次の問いに答えよ.
(1) OH→ を OA → ,OB→ , t を用いて表せ.
(2) 点 H が線分 CD 上にあるための t の条件を求めよ.
(3) 点 H が線分 CD 上にあるとき, ▵OCD の面積が最大になる t の値を求めよ.
2007-11561-0103
生命環境科学部
【3】 a ,b ,c を実数とし, A=( a -2⁢ bb c ) とする.行列 A ,A2 , A3 で表される移動により点 P ( 1,0 ) はそれぞれ点 P 1 ,P 2 ,P 3 に移るとする.さらに条件
P1≠ P, P2≠ P, P3= P
を満たすとする.次の問いに答えよ.
(1) a+c と a⁢ c+2⁢ b2 の値を求めよ.
(2) 条件を満たす行列 A で, ▵PP 1P2 の面積が最小となるものを求めよ.
2007-11561-0104
経済学部
【3】 数列 {an } を, a1= 1, an+ 1= an⁢ (an +1) (n =1 ,2 ,3 ,⋯ ) で定める.次の問いに答えよ.
(1) n≦2 のとき, (2 ⁢a1 +1) 2+ ∑ k=2 n⁡ (2 ⁢ak )2 =( 2⁢an +1) 2 となることを示せ.
(2) 2⁢an +1 と 2⁢ an+ 1 の最大公約数は 1 であることを示せ.
(3) 次の 3 条件
(ⅰ) x2+ y2+ z2= w2 ,
(ⅱ) x と y の最大公約数は 1 ,
(ⅲ) z は y の倍数
を満たす 4 つの自然数の組 (x, y,z, w) は無数にあることを示せ.
2007-11561-0105
生命環境学部
【4】 曲線 C: y= 1x ( x> 0) 上の点 P (t , 1t ) における接線を lt とする.また α ,β は 0 <α< β を満たす定数とし, 2 本の接線 lα , lβ と曲線 C で囲まれる図形を D とする.次の問いに答えよ.
(1) D の面積を求めよ.
(2) α<t< β のとき, D のうち接線 lt の上側にある部分の面積 S⁡ (t) を最小にする t を求めよ.
2007-11561-0106
【4】 曲線 C: y=| x2- 1| 上の点 P( t,| t2- 1| ) ( -1<t <1 ) における接線を l とする.曲線 C と接線 l で囲まれた部分のうち, x≦t の範囲に含まれる部分の面積を S 1⁡ (t) , x≧t の範囲に含まれる部分の面積を S 2⁡( t) とする.次の問いに答えよ.
(1) S1⁡ (t)- S2⁡ (t) を求めよ.
(2) 0<t< 1 の範囲で,不等式 S1 ⁡(t )-S2 ⁡(t )>m⁢ t2 が成り立つような最大の整数 m を求めよ.
2007-11561-0107
理学部
【1】 自然数 n に対して,次の等式が成り立つことを示せ.
(1) C0 n+ C1 n+ ⋯+Cn n= 2n
(2) C1 n+ 2⋅ C2 n+ ⋯+n⋅ Cn n= 2n- 1⁢n
(3) C0 2⁢n +1 +C1 2⁢ n+1 +⋯ +Cn 2⁢ n+1 =2 2⁢n
2007-11561-0108
【2】 長さ 1 の線分 AB を考える.各自然数 n= 1 ,2 ,3 ,⋯ に対し, AB 上の点 Pn を以下のように定める.まず,点 P1 を 14< AP1 <1 3 を満たすようにとる.点 P 1 ,P 2 ,⋯ ,Pn が定まったとき,線分 P nB の中点 Qn に対して,線分 A Qn の中点を P n+1 とする. an =APn とおくとき,以下の問いに答えよ.
(1) an+ 1 を an を用いた式で表せ.
(2) すべての自然数 n について an < 13 が成り立つことを,数学的帰納法を用いて証明せよ.
(3) Sn= ∑ k=1 n⁡ 14k とおくとき,すべての自然数 n について an >Sn が成り立つことを,数学的帰納法を用いて証明せよ.
(4) limn→ ∞⁡ an を求めよ.
2007-11561-0109
【3】 A=( a b cd ), E=( 1 0 01 ) ,P= ( pq ) ≠( 0 0) とする.
A⁢P= P, a+d= 3 が成り立つとき,次の問いに答えよ.
(1) a⁢d- b⁢c の値を求めよ.
(2) 各自然数 n= 1, 2, 3, ⋯ に対して, An を A と E を用いた式で表せ.
2007-11561-0110
【4】 曲線 y=( x+1)⁢ e-x を C で表す.ただし, e は自然対数の底である.
(1) 曲線 C と x 軸の交点 P の座標を求めよ.
(2) 点 P における曲線 C の接線 l の方程式を求めよ.
(3) 曲線 C と直線 l および y 軸で囲まれた図形を D で表す.図形 D の概形を図示し,図形 D を x 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積を求めよ.