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2007-13338-0301
2007 慶応義塾大学 経済学部
2月17日実施
易□ 並□ 難□
【1】
座標平面上に点 A( 4,3) と点 B( 8,2) , 直線 l: y=x と直線 m: y=0 が与えられている.
(1) 直線 l に関して点 A と対称な点を A′ とし,直線 m に関して点 B と対称な点を B′ とする. A′ と B′ の座標はそれぞれ
A′ ( (1) , (2) ) ,B′ ( (3) , (4) (5) )
である.
(2) 点 P が直線 l 上を動くとき,線分の長さの和 AP+ PB が最小となる P の座標は
P( (6) (7) (8) (9) , (10) (11) (12) (13) )
(3) 点 Q が直線 l 上を動き,点 R が直線 m 上を動くとき,線分の長さの和 AQ+ QR+RB が最小となる Q ,R の座標はそれぞれ
Q( (14) (15) (16) (17) , (18) (19) (20) (21) ) , R( (22) (23) (24) (25) ,0 )
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【2】 a を実数の定数とする.区間 1≦ x≦4 を定義域とする 2 つの関数
f⁡(x )=a⁢ x, g⁡(x )=x2 -4⁢ x+9
を考える.以下の条件を満たすような a の範囲をそれぞれ求めよ.
(1) 定義域に属するすべての x に対して, f⁡(x )≧g⁡ (x) が成り立つ.
このような a の範囲は a≧ (26) (27) である.
(2) 定義域に属する x で, f⁡(x )≧g⁡ (x) を満たすものがある.
このような a の範囲は a≧ (28) (29) である.
(3) 定義域に属するすべての x1 とすべての x2 に対して, f⁡( x1 )≧ g⁡( x2 ) が成り立つ.
このような a の範囲は a≧ (30) (31) である.
(4) 定義域に属する x1 と x2 で, f⁡( x1) ≧g⁡( x2) を満たすものがある.
このような a の範囲は a≧ (32) (33) である.
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【3】 3 次式 f⁡ (x)= a0⁢ x3+ a1⁢ x2+ a2⁢ x+a3 で,各係数 ak ( k=0 , 1, 2 ,3 ) が 1 または -1 となるものを考える.このような 3 次式の総数を N とする.
(1) 総数 N の値は (34) (35) である.また,このような 3 次式 f⁡ (x) の係数の和 f⁡ (1)= a0+ a1+ a2+ a3 がとりうる値は全部で (36) (37) 通りある.
次に,これら N 個の 3 次式を 1 つずつ書いたカードを N 枚用意して箱に入れる.ただし,異なるカードには異なる 3 次式が書かれているものとする.この箱の中から 3 枚のカードを同時に取り出し,取り出されたカードに書かれている 3 次式を f⁡ (x) ,g⁡ (x) ,h⁡ (x) とする.
(2) f⁡(x )+g⁡ (x)+ h⁡(x )=b0 ⁢x3 +b1 ⁢x2 +b2 ⁢x+ b3 として,その係数の和 b 0+b 1+b 2+b 3 を S で表す. S がとりうる値の最大値は (38) (39) である.また S が最大値をとる確率は
(40) (41) (42) (43) (44)
(3) f⁡(x )⁢g⁡ (x)⁢ h⁡(x )=c0 ⁢x9 +c1 ⁢x8 +⋯+ c8⁢ x+c9 として,その係数の和 c 0+c 1+⋯ +c8 +c9 を T で表す. T=0 となる確率は
(45) (46) (47) (48)
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【4】 a ,b は実数の定数で a≧ 0, b>0 を満たすとする. x についての 2 次方程式
(*) x2- (2⁢a ⁢log10 ⁡2) ⁢x+ (log 10⁡b )2 =0
を考える.
(1) a=3 のとき,方程式(*)が実数解をもたないような b の値の範囲を求めよ.
(2) 方程式(*)が実数解をもつための必要十分条件を a ,b を用いて表し,その条件を満たす領域を ab 平面上に図示せよ.
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【5】 N={1 ,2 ,3 ,⋯} を自然数全体の集合とする.集合 S を
S={( x,y) |x∈N , y∈N}
と定める. S の 2 つの要素 (a, b), (c,d ) に対して,次の条件 P または Q が成り立つとき, (a,b )◃(c, d) と表すことにする.
また S の要素 (m, n) に対して集合 T( m,n) を
T(m, n)={ (x,y )|(x ,y)∈ S, (x,y )◃(m ,n)}
と定める.
(1) T(2, 3) の要素をすべて書き並べよ.
(2) T(1, n) の要素の個数を n の式で表せ.
(3) T(2, n) の要素の個数を n の式で表せ.
(4) S の要素 (x, y) に対して w⁡ (x,y )=2 x⋅ 2y とおく. T(2, n) のすべての要素 (x, y) に対する w⁡ (x,y ) の和を n の式で表せ.
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【6】 a ,b を実数の定数とし, 2 次関数 f⁡ (x)= x2+ a⁢x+ b に対して
F⁡(x )= ∫0x ⁡f ⁡(t) ⁢dt
とおく.関数 y= F⁡(x ) は x= α で極大になり, x=β で極小になるものとする.
(1) 方程式 f⁡ (x)= 0 は異なる 2 つの実数解をもつことを示せ.
(2) F⁡(α )-F⁡ (β)= 1 6⁢ (β- α)3 となることを示せ.
(3) α ,β がさらに不等式 α 2+β 2≦2 を満たすとする.このとき F⁡ (α)- F⁡(β ) のとりうる値の範囲を求めよ.