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2007 慶応義塾大学 経済学部

2月17日実施

易□ 並□ 難□

【1】

 座標平面上に点 A( 4,3) と点 B( 8,2) 直線 l: y=x と直線 m: y=0 が与えられている.

(1) 直線 l に関して点 A と対称な点を A とし,直線 m に関して点 B と対称な点を B とする. A B の座標はそれぞれ

A ( (1) , (2) ) B ( (3) , (4) (5) )

である.

(2) 点 P が直線 l 上を動くとき,線分の長さの和 AP+ PB が最小となる P の座標は

P( (6) (7) (8) (9) , (10) (11) (12) (13) )

である.

(3) 点 Q が直線 l 上を動き,点 R が直線 m 上を動くとき,線分の長さの和 AQ+ QR+RB が最小となる Q R の座標はそれぞれ

Q( (14) (15) (16) (17) , (18) (19) (20) (21) ) R( (22) (23) (24) (25) ,0 )

である.

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2月17日実施

易□ 並□ 難□

【2】  a を実数の定数とする.区間 1 x4 を定義域とする 2 つの関数

f(x )=a x g(x )=x2 -4 x+9

を考える.以下の条件を満たすような a の範囲をそれぞれ求めよ.

(1) 定義域に属するすべての x に対して, f(x )g (x) が成り立つ.

 このような a の範囲は a (26) (27) である.

(2) 定義域に属する x で, f(x )g (x) を満たすものがある.

 このような a の範囲は a (28) (29) である.

(3) 定義域に属するすべての x1 とすべての x2 に対して, f( x1 ) g( x2 ) が成り立つ.

 このような a の範囲は a (30) (31) である.

(4) 定義域に属する x1 x2 で, f( x1) g( x2) を満たすものがある.

 このような a の範囲は a (32) (33) である.

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2月17日実施

易□ 並□ 難□

【3】  3 次式 f (x)= a0 x3+ a1 x2+ a2 x+a3 で,各係数 ak k=0 1 2 3 1 または -1 となるものを考える.このような 3 次式の総数を N とする.

(1) 総数 N の値は (34) (35) である.また,このような 3 次式 f (x) の係数の和 f (1)= a0+ a1+ a2+ a3 がとりうる値は全部で (36) (37) 通りある.



 次に,これら N 個の 3 次式を 1 つずつ書いたカードを N 枚用意して箱に入れる.ただし,異なるカードには異なる 3 次式が書かれているものとする.この箱の中から 3 枚のカードを同時に取り出し,取り出されたカードに書かれている 3 次式を f (x) g (x) h (x) とする.

(2)  f(x )+g (x)+ h(x )=b0 x3 +b1 x2 +b2 x+ b3 として,その係数の和 b 0+b 1+b 2+b 3 S で表す. S がとりうる値の最大値は (38) (39) である.また S が最大値をとる確率は

(40) (41) (42) (43) (44)

である.

(3)  f(x )g (x) h(x )=c0 x9 +c1 x8 ++ c8 x+c9 として,その係数の和 c 0+c 1+ +c8 +c9 T で表す. T=0 となる確率は

(45) (46) (47) (48)

である.

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易□ 並□ 難□

【4】  a b は実数の定数で a 0 b>0 を満たすとする. x についての 2 次方程式

(*)  x2- (2a log10 2) x+ (log 10b )2 =0

を考える.

(1)  a=3 のとき,方程式(*)が実数解をもたないような b の値の範囲を求めよ.

(2) 方程式(*)が実数解をもつための必要十分条件を a b を用いて表し,その条件を満たす領域を ab 平面上に図示せよ.

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【5】  N={1 2 3 } を自然数全体の集合とする.集合 S

S={( x,y) |xN yN}

と定める. S 2 つの要素 (a, b) (c,d ) に対して,次の条件 P または Q が成り立つとき, (a,b )(c, d) と表すことにする.

また S の要素 (m, n) に対して集合 T( m,n)

T(m, n)={ (x,y )|(x ,y) S (x,y )(m ,n)}

と定める.

(1)  T(2, 3) の要素をすべて書き並べよ.

(2)  T(1, n) の要素の個数を n の式で表せ.

(3)  T(2, n) の要素の個数を n の式で表せ.

(4)  S の要素 (x, y) に対して w (x,y )=2 x 2y とおく. T(2, n) のすべての要素 (x, y) に対する w (x,y ) の和を n の式で表せ.

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2月17日実施

易□ 並□ 難□

【6】  a b を実数の定数とし, 2 次関数 f (x)= x2+ ax+ b に対して

F(x )= 0x f (t) dt

とおく.関数 y= F(x ) x= α で極大になり, x=β で極小になるものとする.

(1) 方程式 f (x)= 0 は異なる 2 つの実数解をもつことを示せ.

(2)  F(α )-F (β)= 1 6 (β- α)3 となることを示せ.

(3)  α β がさらに不等式 α 2+β 22 を満たすとする.このとき F (α)- F(β ) のとりうる値の範囲を求めよ.

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