2007 上智大学 理工(数)学部2月12日実施

Mathematics

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2007 上智大学 理工学部

数学科

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【1】 関数の列 P1 (x ) P2 (x) Pn (x )

によって定める.ただし, Pn (x 2-1 ) P n( x) の導関数 Pn (x ) 1- x2 の合成関数を表し, Pn (x) P n( x) の第 2 次導関数を表す.

(1)  Pn (x) x の整式であることを示し,整理された P n( x) において最大の次数をもつ項を求めよ.

(2) 整式 Pn (x ) は偶数次の単項式の和になることを示せ.

(3) 整式 Pn (x ) x2 -1 で割り切れることを示せ.

2007 上智大学 理工学部

数学科

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【2】(1)  xy 平面上で,曲線

y=x3 -6 x2+ 9x

C とし,直線

y=k x(ただし, k は定数)

l とする.

(ⅰ)  C l が異なる 3 点で交わるための必要十分条件を k の条件で表せ.

(ⅱ)  k が(ⅰ)の条件を満たすとき, C l によって囲まれる 2 つの図形の面積が等しくなるような k の値を求めよ.

(2)  a b を正の定数とする. x3-a x2 +bx =0 は異なる 3 つの実数解をもつとし,その最大のものを c とする.

0c (x 3-a x2+ bx) dx= 0

が成り立つとき, b a の式で表せ.

2007 上智大学 理工学部

数学科

2月12日実施

易□ 並□ 難□

【3】  xy 平面の原点を中心とする円 x2 +y2 =1 C とし, x 軸に平行な 2 つの直線 y= 1 y= -1 の和集合を L とする.

  P xy 平面上の点とする.点 A が円 C 上を動くとき,線分 PA の長さの最小値を P C との距離といい, d(P ,C) で表す.特に P C であれば d (P,C )=0 である.同様に,点 B が和集合 L 上を動くとき,線分 PB の長さの最小値を P L との距離といい, d(P ,L) で表す.

  d(P, C)d (P, L) を満たすような点 P の全体の集合を M で表す.

(1)  M xy 平面上に図示せよ.

(2)  xy 平面上で, |y| 1 の表す集合と集合 M との共通部分の面積を求めよ.

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