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2007-13363-0901
2007 上智大学 理工学部
数学科
2月12日実施
易□ 並□ 難□
【1】 関数の列 P1 ⁡(x ), P2⁡ (x) ,⋯ ,Pn ⁡(x ), ⋯ を
によって定める.ただし, Pn ′ ⁡(x 2-1 ) は P n⁡( x) の導関数 Pn′ ⁡(x ) と 1- x2 の合成関数を表し, Pn ″⁡ (x) は P n⁡( x) の第 2 次導関数を表す.
(1) Pn⁡ (x) は x の整式であることを示し,整理された P n⁡( x) において最大の次数をもつ項を求めよ.
(2) 整式 Pn ⁡(x ) は偶数次の単項式の和になることを示せ.
(3) 整式 Pn ⁡(x ) は x2 -1 で割り切れることを示せ.
2007-13363-0902
【2】(1) xy 平面上で,曲線
y=x3 -6⁢ x2+ 9⁢x
を C とし,直線
y=k⁢ x(ただし, k は定数)
を l とする.
(ⅰ) C と l が異なる 3 点で交わるための必要十分条件を k の条件で表せ.
(ⅱ) k が(ⅰ)の条件を満たすとき, C と l によって囲まれる 2 つの図形の面積が等しくなるような k の値を求めよ.
(2) a ,b を正の定数とする. x3-a ⁢x2 +b⁢x =0 は異なる 3 つの実数解をもつとし,その最大のものを c とする.
∫0c ⁡(x 3-a⁢ x2+ b⁢x) ⁢dx= 0
が成り立つとき, b を a の式で表せ.
2007-13363-0903
【3】 xy 平面の原点を中心とする円 x2 +y2 =1 を C とし, x 軸に平行な 2 つの直線 y= 1 と y= -1 の和集合を L とする.
P を xy 平面上の点とする.点 A が円 C 上を動くとき,線分 PA の長さの最小値を P と C との距離といい, d⁡(P ,C) で表す.特に P ∈C であれば d⁡ (P,C )=0 である.同様に,点 B が和集合 L 上を動くとき,線分 PB の長さの最小値を P と L との距離といい, d⁡(P ,L) で表す.
d⁡(P, C)≦d ⁡(P, L) を満たすような点 P の全体の集合を M で表す.
(1) M を xy 平面上に図示せよ.
(2) xy 平面上で, |y| ≦1 の表す集合と集合 M との共通部分の面積を求めよ.