【1】 に対して,数列は初項公差の等差数列で,数列は初項公比の等比数列である.数列とは(1)式のように数列とによって定義され,さらに数列とは(2)式のように数列とによって定義されている.
(1)
(2)
ただし,はそれぞれ数列の一般項を表す.また, とする.
問1 を用いてと数列の初項から第項までの和を表しなさい.また,を用いてと数列の初項から第項までの和を表しなさい.
問2 とするとき,を用いてを表しなさい.
問3 次正方行列を用いてベクトルととの関係を
(3)
で表すとき,行列を求めなさい.
問4 数列が等差数列であることを示し,とを用いてその初項と公差を表しなさい.また,数列が等比数列であることを示し,とを用いてその初項と公比を表しなさい.
問5 とするとき,を用いてを表しなさい.
問6 数列の初項から第項までの各項の中から任意につを選ぶ試行において,選ばれた数がより大きく,より小さい事象をとし,選ばれた数がより小さい事象をとする.ここで,とするとき,の確率の確率およびとの和事象の確率を求めなさい.