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2008-10271-0201
2008 電気通信大学 昼間・後期
配点50点
易□ 並□ 難□
【1】 関数 f⁡ (x) = ext ⁢ex +1 について,以下の問いに答えよ.ただし, t>0 とする.
(ⅰ) f′⁡ (x) ,f″ ⁡(x ) を求めよ.
(ⅱ) 曲線 C: y=f⁡ (x ) はただ 1 つの変曲点 A をもつことを示せ.さらに点 A の x 座標を a とするとき, a を t で表せ.
(ⅲ) 変曲点 A における曲線 C の接線と x 軸との交点 B の座標を ( b,0 ) とする. b を t で表せ.
(ⅳ) 曲線 C と直線 x= a ,x=b および x 軸で囲まれる図形を D とする. D の面積 S を t で表せ.
(ⅴ) b<0< a とする.この条件のもとで, y 軸が D の面積 S を 2 等分するときの t の値を求めよ.
2008-10271-0202
【2】 関数 f⁡ (θ )=2 ⁢cos⁡θ +cos⁡2 ⁢θ ,g⁡( θ)= 2⁢sin⁡ θ-sin⁡ 2⁢θ を用いて,
x=f⁡ (θ ), y=g⁡ (θ )
と媒介変数表示される xy 平面上の曲線を C とする.このとき,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) θ=0 , π3 , 2⁢π 3 に対応する C 上の点の座標を求めよ.
(ⅱ) 0≦θ≦ 2 ⁢π3 の範囲で f⁡ (θ ) と g⁡ (θ ) の増減を調べ,曲線 C の 0 ≦θ≦ 2 ⁢π3 に対応する部分の概形を描け.
(ⅲ) C 上の点を x 軸に関して対称移動すると C 上の点に移ることを示せ.
(ⅳ) C 上の点 (f ⁡(θ ),g ⁡(θ )) を原点を中心として 2⁢π 3 だけ回転すると C 上の点 (f (θ+ 2⁢π 3) ,g⁡ (θ+ 2⁢π 3) ) に移ることを示せ.
(ⅴ) 曲線 C の概形を描き, C で囲まれる部分の面積 S を求めよ.
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【3】 実数 s に対して,関数 f⁡ (x ) を
f⁡( x)= s⁢x+ ( x-a) 2+ b2
で定める.ここで, a ,b は正の定数である.以下の問いに答えよ.
(ⅰ) f′⁡( x) を求めよ.
(ⅱ) f″⁡( x)> 0 であることを示せ.
(ⅲ) x≧0 の範囲で考えるとき,関数 f⁡ (x ) が x= 0 で最小値をとるための s の条件を求めよ.
(ⅳ) limx→ ∞⁡ f′⁡ (x ) および lim x→- ∞⁡ f′⁡ (x ) を求めよ.
(ⅴ) 関数 f⁡ (x ) が x> 0 の範囲で極小値をもつための s の条件を求めよ.またこのとき,その極小値を求めよ.
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【4】 0<α< π 2 を満たす定数 α に対して,行列 M を
M=( cos⁡α sin⁡ α) ⁢( cos⁡ αsin⁡ α)
で定め,行列 M の表す 1 次変換を f とする.以下の問いに答えよ.
(ⅰ) 行列 M , M2 を計算せよ.
(ⅱ) 原点 O と点 A (cos ⁡α,sin ⁡α) に対して, B( b,c) を, c>0 , OA→ ⊥OB → , | OB→ |= 1 の 3 条件を満たす点とする.このとき B の座標を求めよ.
(ⅲ) 1 次変換 f による点 A と点 B の像をそれぞれ求めよ.
(ⅳ) 単位円周上の点 P (cos ⁡θ,sin ⁡θ) の 1 次変換 f による像を Q とする. OP→ と OQ → を,それぞれ OA → と OB → を用いて表せ.
(ⅴ) P が単位円周上を動くとき, Q の軌跡を図示せよ.