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2008-10361-0201
2008 金沢大学 前期 理工,医薬保健学域
易□ 並□ 難□
【1】 自然数 n に対して, 2 次正方行列 An を
A1= (1 2 01 ) ,An +1= (2 1 03 )⁢ An (n ≧1 )
により定める.また, 2 次正方行列 Bn は
Bn+ 1= (2 10 3 )⁢Bn −( 13 24 ) ( n ≧1 )
を満たすとする.次の問いに答えよ.
(1) 数学的帰納法を用いて
An= (2 n−1 2 n−1 +3n −1 0 3n−1 ) (n ≧1 )
が成り立つことを示せ.
(2) ある 2 次正方行列 C に対して, C=B n− An がすべての n について成り立つとする.このとき, C を求めよ.
(3) (2)の条件を満たす Bn のうち,逆行列をもたないものは B1 に限ることを示せ.
2008-10361-0202
【2】 a を実数とする.次の問いに答えよ.
(1) a≧0 のとき, S⁡( a)= ∫01 ⁡| x3− 3⁢a⁢ x2+ 2⁢a 2⁢x |⁢ d⁢x を求めよ.
(2) a が 0≦ a≦ 12 の範囲を動くとき, S⁡( a) の最大値を求めよ.
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【3】 xy 平面において,原点 O を中心とする半径 1 の円を C とする. a を正の実数とし,点 A (0, 1) を通り,傾き a の直線を l とする. C と l の交点で, A と異なるものを P とし, l と直線 y= −2 の交点を Q とする.また, P における C の接線を m とし, m と直線 y= −2 の交点を R とする.次の問いに答えよ.
(1) 直線 m の方程式を a を用いて表せ.
(2) a が正の値をとって動くとき,線分 QR の長さの最小値と,そのときの a の値を求めよ.
(3) (2)で求めた a の値に対して,点 A を通り, ∠QAR を二等分する直線の方程式を求めよ.
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【4】 次の問いに答えよ.
(1) a を定数とし,正の数からなる数列 { xn} は
limn→ ∞⁡ (xn +n− n)= a
を満たすとする.このとき, limn →∞ ⁢ xn n =2⁢a が成り立つことを示せ.
(2) 自然数 L , n に対して
L+n+ 1− n+1 < 12⁢ ∑k= 1L ⁡ 1k+ n< L+n −n
(3) b は定数で, b>1 とする.自然数 n に対して,集合
{L | Lは ∑k =1L ⁡ 1k+ n< bを満たす自然数 }
の要素の個数を Ln とする.このとき, limn →∞ ⁡ Ln n =b が成り立つことを示せ.