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2008-13338-0301
2008 慶応義塾大学 理工学部
2月14日実施
易□ 並□ 難□
【1】
(1) 0<a< 1 とする. xy 平面上で
x≧0 ,y≧ 0, ( xa ) 12 + ( y1-a ) 12 ≦1
により定められる部分 A の面積は (ア) である.また空間内で x 軸のまわりに A を 1 回転させてできる回転体の体積は (イ) である.この体積は a= (ウ) のときに最大となる.
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(2) l を実数とする.空間内の 2 点 P( t,cos⁡ t,-1 ), Q(t ,0,1 +sin⁡t ) を通る直線と xy 平面との交点は R (t, (エ) ,0 ) である. t が 0≦ t≦ π2 の範囲を動くときに点 R が描く曲線を C とする. xy 平面上で, x 軸, y 軸と C とにより囲まれた部分の面積は (オ) である.
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【2】
(1) さいころを続けて n 回投げるとき, 6 の約数の目が奇数回出る確率を p⁡ (n) とする.たとえば, p⁡( 1) = 23 ,p ⁡(2) = (カ) である. n≧2 のとき p⁡ (n) と p⁡ (n-1 ) の間には p⁡ (n)= (キ) という関係式が成り立つ.これより n を用いて p⁡ (n) をあらわすと p⁡ (n) = (ク) 2 である.
(2) さいころを続けて 100 回投げるとき, 1 の目がちょうど k 回( 0≦ k≦100 )出る確率は C k100 × (ケ) 6 100 であり,この確率が最大になるのは k= (コ) のときである.
次に,さいころを続けて n 回投げるとき, 1 の目がちょうど k 回( 0≦ k≦n )出る確率を考える. n を固定したとき,この確率を最大にするような k の値が 2 個存在するための必要十分条件は, n を (サ) で割ったときの余りが (シ) となることである.
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【3】(1) 実数 a を固定したとき,直線 y= a⁢x+ b と曲線 y= x2- 2 が共有点を持つための切片 b の条件を a を用いてあらわすと b≧ (ス) である.
(2) 実数 a を固定したとき,直線 y= a⁡x+ b と曲線 y= | x2-2 | が共有点を持つための切片 b の条件は, |a |≧ (セ) のとき b≧ (ス) であり, |a |< (セ) のとき b≧ (ソ) である.
このように, a を固定したとき,直線 y= a⁢x+ b と曲線 y= f⁡(x ) が共有点を持つような b の最小値が存在することがある.この最小値の符号を換えたものを f* ⁡(a ) と書くことにする.たとえば f⁡ (x)= x2- 2 ならば f *⁡( a)=- ( (ス) ) である.
(3) f⁡(x )=| x2- 2| とする. g⁡(a )=f* ⁡(a ) と定めて, a を変数 x で書き換えた関数 g⁡ (x) に対して g *⁡( a) を考える. |a |≧ (タ) のとき g *⁡( a)= (チ) であり, |a |< (タ) のとき g *⁡(a )= (ツ) である.
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【4】(1) t を実数とする.座標平面内の 2 点 (0 ,1) ,( t,0) を結ぶ線分の垂直 2 等分線 lt の傾きは (テ) で,方程式は y= (テ) ⁢ x+ (ト) である.
直線 lt に関して点 (1, 1) と対称な位置にある点を P⁡ (t) とする.座標平面であらわすと, P⁡ (-1) は (-1 ,-1) ,P⁡ (0) は (ナ) ,P⁡ (1) は (ニ) である.また P⁡ (t) の座標を t を用いてあらわすと ( t-1+ (ヌ) 1+ t2 , (ネ) 1+t 2 ) である. |t |→ ∞ のとき P⁡ (t) は直線 y= (ノ) に限りなく近づく.
(2) t がすべての実数をとるときに P⁡ (t) が描く曲線を C とする.点 P⁡ (t) ( t≠1 ) における C の接線の傾きは, t→1 のとき (ハ) に近づく.曲線 C と直線 y= a⁢x が異なる 3 点で交わるための必要十分条件は (ヒ) <a< (フ) である.
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【5】 n は正の整数とする.
(1) limn→ ∞⁡ 1 n32 ⁡ ∑k =1n ⁡k 12 = (ヘ) である.
以下で p ,q ,r は正の実数とする. Sp ⁡(n) = ∑k =1n ⁡kp とおく.
(2) すべての n に対し S3 ⁡(n )= 14⁢ n2⁢ (n+ 1)2 であることを証明しなさい.
(3) 極限 lim n→∞ ⁡ 1nr ⁢S p⁡(n ) が 0 でない有限の値になるのは, r と p の間に関係式 r= (ホ) が成り立つときのみである.そのときの極限値を p を用いてあらわせば (マ) である.さらに lim n→∞ ⁡ 1np +1 ⁢ {Sq ⁡(n )} 2 が 0 でない有限の値となるのは, p と q の間に関係式 p= (ミ) が成り立つときに限る.
(4) すべての n に対し Sp ⁡(n )={ Sq ⁡(n )} 2 が成り立つための必要十分条件は, p=3 かつ q= 1 であることを証明しなさい.