2008 慶応義塾大学 商学部

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2008 慶応義塾大学 商学部

2月18日実施

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.

(ⅰ) ある年におけるある業種の企業の法人申告所得額を調べた.申告所得額が x 万円以上である企業数の全体に対する割合を y% とし,

X=log 10x Y =log10 y

と定める. X Y の関係を調査結果をもとに調べたところ, 4X 8 の範囲では, Y X 1 次関数で,

X=4 のとき Y=2 X =8 のときY =-2

と考えてよいことがわかった.このことに基づいて計算すると,申告所得額が (1) (2) (3) 千万円以上である企業の割合は 8% と考えられる.

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2月18日実施

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.

(ⅱ)  2 つの 2 次関数 f (x)= 2x2 -2 x g( x)=- x2+ x を考える. y=f (x) のグラフを F y= g(x ) のグラフを G とし, 0<t <1 を満たす t に対する G 上の点を P (t, g(t )) とする.また,原点を O とし,直線 OP とグラフ F O 以外の交点を Q とする.線分 OP とグラフ G で囲まれた図形の面積を S1 とし,線分 PQ 2 つのグラフ F G で囲まれた図形の面積を S2 とすると,

S1= (4) (5) t3 S2= (6) (7) ( t3+ (8) t2 - (9) t + (10) )

である.また, S1+ S2 0< t<1 の範囲で最小となるのは,

t= - (11) + (12) (13) (14)

のときである.

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易□ 並□ 難□

【2】 空間において,原点 O を中心とする半径 5 の球面上に, | PQ |= | PR | =4 かつ | QR | =3 を満たすように 3 P Q R をとる.また,線分 QR の中点を M とする.

(ⅰ)  OP OM の内積は (15) (16) である.

(ⅱ)  OM の大きさは (17) (18) (19) である.

(ⅲ)  MP OM の内積は - (20) (21) (22) である.

(ⅳ) 点 P と点 M を通る直線を l とし,原点 O から l に下ろした垂線の足を H とする.このとき, OH OP OM で表すと,

OH = (23) (24) OP + (25) (26) OM (27) (28)

である.

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2月18日実施

易□ 並□ 難□

【3】  {an } を初項 a1 7 で公差が 3 の等差数列とし, {bn } を初項 b1 1 で公差が 5 の等差数列とする. A を数列 { an } の項として現れるすべての数の集合, B を数列 { bn } の項として現れるすべての数の集合とし, C=A B とする. {c n} C の要素を重複を許さずに小さい順にならべて得られる数列として,以下の問いに答えよ.

(ⅰ) 数列 {c n} の第 7 c7 (29) (30) で,第 11 c11 (31) (32) である.

(ⅱ)  k= 17 ck = (33) (34) で, k=1 14 ck= (35) (36) (37) である.

 一般に, m を正の整数としたとき,

k =17 m ck = (38) (39) (40) (41) m2+ (42) (43) (44) m- (45)

である.

(ⅲ) 数列 {dn } を, dn= k= 1n ( c2k -c 2k -1 ) と定める.このとき,数列 {dn } の第 77 d77 (46) (47) (48) で,第 80 d80 (49) (50) (51) である.

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2月18日実施

易□ 並□ 難□

【4】  A B 2 種類の装置を用いて提供される新しいサービスについて考える.サービスの利用者は,装置 A B のどちらか一方を保有する.また, 1 人が保有できる装置は 1 台のみとする. 1 回のサービスは, 2 人の装置保有者に対して同時に提供される(サービスの提供に関する具体的な定めは,下記の問いで与えられる).またこのとき, 2 人ともサービスを 1 回利用したことになり,費用として 3 円ずつ課される.ただし,サービスを利用した 2 人が保有する装置が,一方が A でもう一方が B だった場合は,双方に対して追加費用 2 円が発生し,課される費用は 5 円ずつになる.装置 A を保有している人は m 人,装置 B を保有している人は n 人(ただし, m 0 n0 m+n> 1 と仮定する)として,以下の問いに答えよ.

(ⅰ) この問いにおいては,特に m 1 の場合を考える.ある時点においてサービスが提供される 2 人は,装置 A のある特定の保有者 F さんと, F さん以外のもう 1 人とする.ここで,もう 1 人は,装置 A または B の全ての保有者の集合から F さんを除き,その中から,サービスセンターにおいて偶然によって定まり,どの保有者が選ばれるかは全て同様に確からしいとする.このサービスが 1 回提供されたときに F さんに課される費用の期待値は,

(52) + (53) n m+n- (54)

である.

(ⅱ) この問いにおいては, m0 の一般的な場合を考える.ある時点においてサービスを提供される 2 人は,装置 A または B の全ての保有者の中から,サービスセンターにおいて偶然によって定まり,どの 2 人が選ばれるかは全て同様に確からしいとする.このサービスが 1 回提供されたときにサービスを利用した 2 人に課される費用の和の期待値を E とする. N=m+ n p= mN として, E N p を用いて表すと,

E= (55) + (56) N N- (57) p( (58) - p)(円)

となる.最後に, N は一定としたときに, E が最小値をとるのはどのような場合かを記せ(最小値も記すこと).

(ア)

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