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2008 上智大学 理工学部B方式

2月13日実施

易□ 並□ 難□

【1】  xyz 空間に中心の z 座標が負で半径が 3 の球面がある.平面 z=0 と球面との交わりは点 (1 ,-1, 0) を中心とする半径 1 の円 S である.

(1) 球面の中心は ( , , - ) である.

(2) 点 A( 1,-1 ,a) と円 S 上の点 P と球面上の点 Q 3 点が AQ =t AP を満たすとする.ただし, t 1 と異なる実数である.このとき

t= a2+ a+ a2+

である.

(3)  a=3 とする.点 P が円 S 上を動くとき,点 Q が描く円の半径は + である.

2008 上智大学 理工学部B方式

2月13日実施

易□ 並□ 難□

【2】  3 次関数 f (x)= 3x 3 g(x )=3 (x- a)3 +a を考える. a は正の数である.

(1)  y=f (x) y= g(x ) が異なる 2 点で交わるような a の値の範囲は 0< a< である.

(2)  a の値が(1)の範囲にあるとき, y=f (x) y=g (x) によって囲まれる部分の面積を S とおく.

S= a18 ( a2 + )3 2

である.

(3)  S a= のとき最大値 をとる.

2008 上智大学 理工学部B方式

2月13日実施

易□ 並□ 難□

【3】 行列 A= (3 x-3 3x -4 -2x +3- 2x+ 4 ) とする.

(1)  n=1 2 に対し,

( 11 23 ) An ( 1 12 3 )-1 =( p nq n rn sn )

とおく. n=1 のとき, q1= であり, n=2 のとき, s2 = である.一般に,自然数 n に対し, rn x についての整式であり,その次数は n+ である.

(2)  n=1 2 に対し, An =( tn un v nw n ) とおくと, un x についての整式である. n=10 のとき,整式 u10 x 0 を代入した値は 1 を代入した値は -1 を代入した値は である.

(3)  n=1 2 に対し, yn= u nxn とおく. 0<x のとき数列 {y n} - に発散し, <x のとき,

limn yn= x + x+

である.

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2月13日実施

易□ 並□ 難□

【4】 図のように 1 から n までの番号がついた n 個の区画がある.

1 2 ⋯⋯ n
    ⋯⋯ 

別に 1 から n までの番号札を用意して,各区画に 1 枚ずつ置いて並べる. n 個の区画の中で,区画の番号と置いてある札の番号が一致している区画の数を k とする.

例: n=5 k=2

1 2 3 4 5
4 2 1 3 5

(1)  n=3 のとき, k=0 となる並べ方は 通りである.

(2)  n=4 のとき, k=2 となる並べ方は 通り, k=1 となる並べ方は 通り, k=0 となる並べ方は 通りである.

(3)  n=5 のとき, k=3 となる並べ方は 通り, k=2 となる並べ方は 通り, k=1 となる並べ方は 通りである.

(4) 番号札をよく切って並べるとする. n=5 のとき, k の期待値は である.

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