2009 北見工業大学 後期

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2009 北見工業大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】 以下の空白をうめよ.なお,(6)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(1)  x に関する 2 次不等式 2 (x -1) 2<3 の解は (ⅰ) である.

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【1】 以下の空白をうめよ.なお,(6)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(2)  502009 (ⅱ) 桁の数である.ここで log 105= 0.699 として計算せよ.

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【1】 以下の空白をうめよ.なお,(6)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(3) 関数 f (x )=e xsin ( x3+ x2 ) の導関数は f ( x)= (ⅲ) である.

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【1】 以下の空白をうめよ.なお,(6)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(4) 原点を中心とした角 56 π の回転移動を行い,次に x 軸に関する対称移動を行ったとき,この 2 つの移動を合成した移動を表す行列は (ⅳ) である.

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【1】 以下の空白をうめよ.なお,(6)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(5) 関数 f (x ) x =a で微分可能とする.このとき,極限値 lim h0 f( a+3 h)- f(a )2 h f (a ) を用いて表すと (ⅴ) である.

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【1】 以下の空白をうめよ.なお,(6)については(a)〜(d)の中から適切なものを選べ.

(6)  x0 かつ y 0 ( x,y) (0 ,0) であるための (ⅵ)

(a) 必要十分条件である

(b) 十分条件だが必要条件ではない

(c) 必要条件だが十分条件ではない

(d) 必要条件でも十分条件でもない

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【2】  f( x)= -1 80 x4+ 130 x3+ 38 x2 とする.

(1)  f( x) の増減を調べ, f( x) が極小になる x の値, f( x) が極大になる x の値があればそれぞれ全て求めよ.

(2)  y=f (x ) が下に凸になる x の範囲を求めよ.

(3)  y=f (x ) の変曲点があれば全て求め,それぞれの座標を答えよ.また,それぞれの変曲点における y =f( x) の接線の傾きを求めよ.

(4)  xy 平面上に曲線 y =f( x) の概形を描け.また,(3)で求めた変曲点があれば,それぞれの変曲点における接線を曲線 y =f( x) と同じ x y 平面上に描け.

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【3】 空間内に点 A (1 ,0,1 ) および点 P ( 1,t, t) がある. O を原点とする.直線 OA 上に点 Q があり,直線 OA と直線 PQ は直交しているとする.

(1) 点 Q の座標を t を用いて表せ.

(2) 線分 PQ の長さを t を用いて表せ.

(3) 線分 PQ の長さが最小となる t の値を求めよ.

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【4】 自然数 n に対し I n= 01 x 2n- 11+ x2 dx とおく.

(1)  I1 を求めよ(たとえば t =1+x 2 とおき置換積分で計算することもできる.)

(2)  In+ 1= 1 2n -In を示せ.

(3)  Sn= k=1 n (- 1) n+k k = 1n- 1 n-1 +1 n-2 - 1n-3 + + (-1) n+2 2 + (-1 )n+ 1 とおく. In+ 1= 12 {Sn +(- 1)n log2 } が成り立つことを示せ.

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【5】 以下の文を読み,その中にある問いに答えよ.

1 a1 ++ 1 ak= 1

をみたす 1 つ以上の自然数 a1 ak があって,

n=a1 ++ ak

となるとき, n 調和のとれた自然数と呼ぶことにする.ここで, a1 ak の中には,同じ自然数が含まれていても良い.

 たとえば, 4 は調和のとれた自然数である.なぜなら,

1= 12+ 12

なので, a1= 2 a2= 2 とすることにより, 4=2+ 2=a1 +a2 となるからである.また, 1 は調和のとれた自然数である.なぜなら, a1= 1 とすると 1 =1 a1 となるからである.

 一方, 2 はどうだろうか. 2 をいくつかの自然数 a 1 ak の和として表そうとすると,そのやり方は, a1= 2 として 2 =a1 とするか, a1= 1 a2= 1 として 2 =1+1 =a1 +a2 とするかの 2 通りしかない.しかし,最初の場合は 1a1 =1 2 1 にはならない.また,もう一方の場合も, 1 a1+ 1 a2 = 11 + 11= 2 となって,やはり 1 にはならない.従って, 1 a1+ + 1ak =1 みたす自然数 a 1 ak で, 2=a 1+ +ak となるようなものは存在しないので, 2 は調和のとれた自然数ではないことがわかる.

問1: 3 は調和のとれた自然数ではないことを示せ.

問2: 9 は調和のとれた自然数であることを示せ.

 さて,調和のとれた自然数がひとつあるときに,それを使って,別の調和のとれた自然数を作り出すことができる.次の命題は,そのやり方のひとつを述べている.

命題 n が調和のとれた自然数ならば, 2n+ 2 は調和のとれた自然数である.

証明 n を調和のとれた自然数とすると, 1 a1 ++ 1 ak =1 をみたす自然数 a1 ak があり, n=a1 ++ ak となっている.

1 2= 1 2a 1 ++ 1 2ak

なので,

1= 12+ 12 = 12+ 1 2a1 + +1 2ak

となり,

2+2 a1+ +2 ak = 2+2 (a1 ++ ak) =2+2 n

も調和のとれた自然数となる.[証明終り]

問3: n が調和のとれた自然数ならば, 3n+ 6 は調和のとれた自然数であることを証明せよ.

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