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2009-10265-0101
2009 東京農工大学 前期
易□ 並□ 難□
【1】 X=( pq -qr ) は次の 2 つの条件(a),(b)を満たす行列とする.
(a) ( pq −q r) ⁢( p−q q r) =s⁢E が成り立つ.ただし, E は 2 次の単位行列である.
(b) p , q , r , s は自然数で,さらに p >q が成り立つ.
次の問いに答えよ.
[1] s=5 のときの行列 X を A とする. A を求めよ.
[2] s=10 のときの行列 X を B とする. B を求めよ.ただし答えのみでよい.
[3] [1],[2]で求めた行列 A , B に対して, C= (A⁢ B) -1 とおく. C を求めよ.
[4] a1 =1 , b1= 2 として, 2 つの数列 { an }, {b n} を
( an+1 bn+1 ) =C⁢( an b n ) ( n=1 ,2 ,3 ,⋯ )
で定める.ただし, C は[3]で求めた行列である.これらの数列から, O を原点とする x ⁣y 平面上に点 Pa ( an, bn ) ( n=1 , 2 , 3 , ⋯ ) をとり,
dn= OP1+ OP2+ ⋯+OP n
とおく.このとき, d=lim n→∞ dn を求めよ.
2009-10265-0102
【2】 2 枚の硬貨を同時に投げる試行を 2 回続ける. 1 回目に表が出る硬貨の枚数を m とし, 2 回目に表が出る硬貨の枚数を n とする.このとき, O を原点とする x ⁣y 平面上に点 P ( m,n ) をとる.次の問いに答えよ.
[1] ベクトル OP → について, OP→ ≠0 → となる確率を求めよ.
[2] ベクトル OP → の大きさ | OP→ | の期待値 E を求めよ.
[3] x2 + 94 ⁢y 2- 274 ⁢y+ 4516 =0 で表される楕円を C とする.この楕円の方程式を (x -p) 2a2 + (y- q)2 b2 =1 の形に表すとき,実数 a , b , p , q を求めよ.ただし, a , b は正とする.
[4] 点 P が楕円 C によって囲まれた部分にある確率を求めよ.
2009-10265-0103
【3】 関数 f ⁡(x )= - 2⁢x+ 14⁢ x2+ 1 について次の問いに答えよ.
[1] f⁡( x) の最大値と,そのときの x の値を求めよ.
[2] y=f⁡ (x ) で表される曲線上の点 ( 0,1 ) における接線 y =g⁡ (x ) を求めよ.ただし答えのみでよい.
[3] 0<x< 12 のとき, f⁡( x)< g⁢( x) が成り立つことを示せ.
[4] 曲線 y =f⁡( x) と接線 y =g⁡( x) で囲まれた部分を, x 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積 V を求めよ.
2009-10265-0104
【4】 媒介変数 t を用いて
x= et- e-t 2 , y= et+ e-t 2
で表される曲線を C とする.
[1] dy dx を t の式で表せ.ただし答えのみでよい.
[2] [1]で求めた t の式を用いて, dy dx= 12 となる t の値を求めよ.
[3] 直線 y =1 2⁢ x+k が C と接するとき,実数 k の値を求めよ.
[4] 曲線 C , 直線 x =2 , x 軸, y 軸のすべてで囲まれた部分の面積 S を求めよ.