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2009 滋賀医科大学 前期

医(医学科)学部

配点40点

易□ 並□ 難□

【1】  l m を座標平面上の 2 直線とする. 2 次正方行列の定める 1 次変換(点の移動)が l 上の各点を m 上に移し, m 上の各点を l 上に移すとき,「 l m について特別な 1 次変換」と呼ぶ.

(1) 直線 l x+y =1 mx+ 2y= 1 とするとき, l m について特別な 1 次変換を表す行列をすべて求めよ.

(2) 直線 l x+y =1 とする. l に平行な直線 m lm であって, l m について特別な 1 次変換が存在するような m をすべて求めよ.

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配点40点

易□ 並□ 難□

【2】(1) 積分 01 dx 3+x2 x =3 tanθ とおいて計算せよ.

(2)  0a< x1 のとき,次の不等式を証明せよ.

x -a2 ( 13 +a2 + 13+x 2 ) < ax dt3+ t2

(3)  n 2 以上の自然数のとき,次の不等式を証明せよ.

1 n ( 16+ k=1 n-1 13 +( kn )2 + 18 ) π6 3

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配点40点

易□ 並□ 難□

【3】  a1= b1= 1 とし

{ an+ 1=a n+2 bn bn+ 1=a n+3 bn n=1 2

で数列 { an } {b n} を定める.

(1)  limn b n= を示せ.

(2)  an+ 1 bn-a nb n+1 a n bn を使って表し,さらに an-1 bn- 1 を使って表せ n2 ).

(3)  limx anb n を求めよ.

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配点40点

易□ 並□ 難□

【4】 半径をそれぞれ r r1 r2 とし中心をそれぞれ O O 1 O2 とする異なる定円 O O1 O2 があって,円 O1 O2 は接しており,円 O O1 O O2 はそれぞれ直交している.ただし 2 つの円が直交するとは,共有点をもち,そこでの接線が直交することである.共有点をもつ 2 直線が直交するとは,垂直なことである.

(1) 線分 O O1 の長さを r r1 r2 のいくつかを使って表せ.

(2) 直線 O1 O2 に点 O から下ろした垂線の足を H とするとき,線分 O1 H の長さを r r1 r2 のいくつかを使って表せ.

(3) 円 O 1 と円 O 2 の接点は円 O 上にあることを証明せよ.

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配点40点

易□ 並□ 難□

【5】 横一列に並んだ 6 枚の皿に,左から順番に 1 2 3 4 5 6 の番号を付けて, 3 個の黒石と 3 個の白石を 1 つずつ皿に載せる.例えば(●●○●○○)によって, 1 2 4 の皿に黒石が, 3 5 6 の皿に白石が載った石の配置を表す.

 ある配置に対して,サイコロ 2 つを同時に投げて目 x y が出たとき, xy ならば番号 x y の皿の石を入れ替え, x=y ならばなにもしない,という規則で新しい配置を作る操作を S と表す.

 操作 S の結果が(●●●○○○)となり得る配置の集合を A 1 とし, S の結果が(○○○●●●)となり得る配置の集合を A 2 とする.

(1) 集合 A 1 に属する配置をすべて挙げよ.

(2) 集合 A 1 A 2 の両方に属する配置は存在しないことを示せ.

(3) 石の配置は,集合 A 1 または A 2 のいずれかに属することを示せ.

(4) (●○●○●○)に操作 S を行なった結果の配置が集合 A 1 に属する確率を求めよ.

(5) (○●○●○)に操作 S を行なった結果の配置にさらに操作 S を行ったときの結果の配置,つまり, S 2 度続けて得られる配置が(●●●○○○)と一致する確率を求めよ.

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