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2009 札幌医科大学 前期

易□ 並□ 難□

【1】  1 辺の長さが a の正四面体 ABCD を考える. 0<t< 1 に対し,辺 AB AC CD BD t: (1-t ) に内分する点をそれぞれ P Q R S とする.

(1) 正四面体 ABCD の体積を a を用いて表せ.

(2) ベクトル PQ t とベクトル SR を用いて表せ.

(3) 四角形 PQRS の面積を a t を用いて表せ.

(4) 四角形 PQRS の面積が最小となるときの t の値を求めよ.また,そのときの立体 AD -PQRS の体積を a を用いて表せ.

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易□ 並□ 難□

【2】  1 から 5 までの自然数が書かれたカードを 1 枚ずつ合計 5 枚用意する.ここから 1 枚のカードを引き,番号を記録した後に元に戻す.この試行を以下のルールで繰り返すゲームを行う:過去に出た数以下の数が書かれたカードを引いた時点で試行を打ち切り,試行の総数を得点とする.ただし得点の上限は 4 点とする.つまり,得点が 4 点になった時点でゲームは終了し,そのときの得点は 4 点とする.

(1) 得点が 3 点である確率を求めよ.

(2) 得点の期待値を求めよ.



 今後, A B 2 人それぞれがこのゲームを行い,得点の高い方を「勝ち」,低い方を「負け」,同点の場合を「引き分け」とする.

(3) 引き分ける確率を求めよ.

(4) 引き分ける確率は, A が勝つ確率の何倍か.

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易□ 並□ 難□

【3】 平面上に 2 P( a,b) Q( a,-b ) がある.ただし a b は正の数とする.線分 OP と線分 OQ 上に,それぞれ動点 M N があり, PM=ON を満たすように動くとき,線分 MN が通過する領域を T とする.ここで O は原点を表す.

(1) 領域 T は線分 OP OQ と, P Q を結ぶ曲線で囲まれる.この曲線の方程式を求めよ.

(2) 領域 T を図示せよ.

(3) 領域 T x 軸のまわりに 1 回転してできる立体を U とする. 2 P Q が単位円周上にあるとき,立体 U の体積を最大にするような a の値と,そのときの立体 U の体積を求めよ.

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【4】 定数 a> 0 0<b< 1 2 に対し, 0x π で定義された関数

f(x )=a+ tanb x

は,条件 f (x) f(π -x)= c を満たす.ただし c は定数とする.

(1)  a b の関係式,および a c の関係式を求めよ.



 以下 a= 2+3 とする.

(2)  b c の値を求めよ.

(3) 定積分 0π log f( x)d x の値を求めよ.

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