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2009-11561-0101
2009 大阪府立大学 前期
生命環境科学部,経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 数字 1 が書かれたカードが 2 枚,数字 2 が書かれたカードが 3 枚,数字 3 が書かれたカードが 4 枚ある.これらのカードをよくかきまぜて 1 枚ずつ順に取りだし,左から順に並べてできる 9 桁の自然数を N とする.また N の数字の並びを逆にした自然数を N′ とする.たとえば N= 112223333 の場合 N ′=333322211 となる.以下の問いに答えよ.
(1) N の値は何通りあるか.
(2) N が偶数となる確率を求めよ.
(3) N が 4 の倍数となる確率を求めよ.
(4) N=N ′ となる確率を求めよ.
2009-11561-0102
【2】 五角形 ABCDE において AB= BC=DE= EA=1 ,∠ A=135° ,∠B =∠E= 90° とする.以下の問いに答えよ.
(1) 内積 AB →⋅ AC→ と AB →⋅ AE→ を求めよ.
(2) AC→ =α⁢ AB→+ β⁢AE → となる実数 α ,β を求めよ.
(3) 実数 s ,t に対して,点 P を AP →=s ⁢AB→ +t⁢ AE→ により定める.点 P が 2 点 C ,D を通る直線上にあるための s ,t の条件を求めよ.
2009-11561-0103
生命環境科学部
【3】 n=1 ,2 ,3 ,⋯ に対して,座標平面上の点 Pn (x n,y n) を以下のように定める.
( x1 y1 )= (1 1 ), ( xn +1 yn +1 )= 12⁢ ( 11 -1 1) ⁢( xn yn )
また, n=1 ,2 ,3 ,⋯ に対して,座標平面上の点 Qn (α n,β n) を
により定める.以下の問いに答えよ.
(1) 点 Q2 , Q3 の座標を求めよ.
(2) OP n→ と O Pn+ 2→ は直交することを示せ.
(3) limn→ ∞⁡ αn と lim n→∞ ⁡β n を求めよ.
2009-11561-0104
経済学部
{ x1= 1 y1=1 ,{ x n+1 =xn +yn y n+1 =-x n+y n
以下の問いに答えよ.
(1) 点 P2 , P3 ,P 4 の座標を求めよ.
(2) 線分 OP n の長さを求めよ.
(3) OP n→ と O Pn+ 2→ は直交することを示せ.
(4) 線分 P nP n+2 の長さを an とおく. ∑k= 1n ⁡ak を求めよ.
2009-11561-0105
生命環境学部
【4】 θ を定数とし, f⁡(x )=sin⁡ (x+θ ) と定める.関数 g⁡ (x) が
∫0π ⁡g ⁡(x) 2⁢d x=1 , ∫0π ⁡g⁡ (x)⁢ cos⁡x⁢ dx= ∫0π ⁡g⁡( x)⁢sin⁡ x⁢dx= 0
を満たすとき,以下の問いに答えよ.
(1) ∫0π ⁡f ⁡(x) 2⁢d x を求めよ.
(2) 曲線 y= f⁡(x )-g⁡ (x) (0 ≦x≦π ) と x 軸および 2 直線 x= 0, x=π で囲まれた図形を, x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積を求めよ.
2009-11561-0106
【4】 k を定数とし,
とおく. 2 つの曲線 y= f⁡(x ) と y= g⁡(x ) が相異なる 2 点で交わっているとき,これらの曲線で囲まれた部分の面積を S⁡ (k) とする.以下の問いに答えよ.
(1) 2 つの曲線 y= f⁡(x ) と y= g⁡(x ) が相異なる 2 点で交わるための k の条件を求めよ.
(2) S⁡(k ) を求めよ.
(3) S⁡(k ) が最大となる k の値を求めよ.
2009-11561-0107
理学部
【1】 関数 f⁡ (x)= (x+1 )⁢e 2⁢x- 1 について,次の問いに答えよ.ただし, e は自然対数の底とする.
(1) x>1 のとき, f⁡(x )>2⁢ ex が成り立つことを示せ.
(2) x<1 のとき, f⁡(x )<2⁢ ex が成り立つことを示せ.
(3) 2 つの曲線 y=2 ⁢ex ,y =f⁡( x) および y 軸で囲まれた図形の面積を求めよ.
2009-11561-0108
【2】 z1= 2 ,z2 = -1+ 3⁢ i2 とし,複素数 z1 , z2 , z3 ,z4 , ⋯ は
zn2 =zn +1⁢ zn- 1 (n =2 ,3 ,4 ,⋯ )
を満たすとする.このとき,次の問いに答えよ.ただし, i は虚数単位とする.
(1) z2 2 ,z 23 を求めよ.
(2) n=1 ,2 ,3 ,⋯ について, zn の実部を an とし,虚部を bn とする.このとき, an と bn を n を用いて表せ.
(3) limn→ ∞⁡ an および lim n→∞ ⁡bn を求めよ.
2009-11561-0109
【3】 四角形 ABCD の頂点 A ,B ,C ,D の位置ベクトルをそれぞれ a → ,b → ,c → ,d → とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) ▵ABC の重心を G とする. GD→ を a → ,b → ,c → ,d → を用いて表せ.
(2) 線分 GD を 2: 3 に内分する点を P とし,線分 AC の中点を M とする.線分 MD の中点を Q とするとき, 3 点 B ,P , Q は一直線上にあることを示せ.
(3) 点 M と点 P が一致するとき, ▵ABC と ▵ACD の面積比を求めよ.
2009-11561-0110
【4】 m ,m′ を 0 でない実数とする. P を平面上の点とし,原点を通る直線 y= m⁢x と y= m′⁢ x を,それぞれ l ,l′ とする.点 P を通り l と垂直な直線を引き,その直線と l との交点を Q とする.また,点 P を通り l′ と垂直な直線を引き,その直線と l′ との交点を Q′ とする.
(1) 点 P の座標を (x1 ,y1 ) とし,点 Q の座標を (x2 ,y2 ) とする.このとき, x2 と y2 を x 1 ,y 1 ,m を用いて表せ.
(2) 点 P を点 Q に移す移動を表す行列 A を求めよ.
(3) 点 P を点 Q′ に移す移動を表す行列を A′ とする. A+A ′=E となるとき, m′ を m を用いて表せ.ただし, E は単位行列とする.