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2009-11621-0101
2009 奈良県立医科大学 前期医学部
医学科
易□ 並□ 難□
【1】 x⁣y⁣z 空間において原点 O (0,0, 0) を中心とする半径 1 の球面を S とし,球面 S から点 N (0,0 ,1) を除いた部分に属する点 P (x,y, z) に対して, 2 点 N , P を通る直線と x⁣y 平面 z=0 との交点を Q とおく.
(1) 点 Q の座標を求めよ.
(2) 球面 S 上の任意の点 R に対して R のどんなに近くにも, S 上の点 ( a,b,c ) で各座標 a , b, c が全て有理数からなるものが存在することを証明せよ.
2009-11621-0102
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【2】 n を 2 以上の整数とし, 1 から n までの相異なる n 個の整数を横一列に並べて得られる各順列 σ に対して,左から i 番目の数字を σ⁡ (i) と記す.このとき,条件 1≦i <j≦n , かつ σ⁡ (i)> σ⁡(j ) を満たす整数の対 (i ,j) の個数を l⁡( σ) とおく.更に 1 から n までの順列 σ 全体のなす集合を S とする.順列 σ が S 全体を動くとき, l⁡(σ ) の総和 ∑ σ∈Sl ⁡(σ ) を求めよ.
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【3】 k は正の定数で,実数 a , b は条件
a>0 , b>0 , a+b=k
を満たしながら動くものとする.このとき x⁣ y 平面の 2 点 A (a,0 ), B (0,b ) を通る直線と点 P (a,b ) との距離の最大値を求めよ.
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【4】(1) 任意の正整数 n に対して関数 fn ⁡(θ ) は fn ⁡(θ )=n2 ⁢sin⁡θ⁢ cos2⁢n ⁡θ で定義されているものとする.このとき
limn→ ∞∫ 0π2 fn⁡( θ)⁢ dθ= ∫0π2 (lim n→∞ fn⁡( θ)) ⁢dθ
が成り立つかどうか調べよ.
(2) 各正整数 n に対して, θ が 0≦θ ≦π2 の範囲を動くときの関数 fn ⁡(θ) =n2⁢sin ⁡θ⁢cos 2⁢n⁡ θ の最大値を M⁡ (n) とおくこのとき,極限値 limn →∞ M⁡(n )n3 を求めよ.
ただし, a を 0<a <1 の範囲にある定数とするとき, limn→ ∞n⁢a n=0 であることは証明なしに用いてよい.