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2010 北海道大学 後期

理学部,工学部

易□ 並□ 難□

【1】 次の連立不等式の表す領域を D とする.

{ x2+ y2 25( y-2 x-10) (y+ x+5) 0

(1) 領域 D を図示せよ.

(2) 点 (x, y) がこの領域 D を動くとき, x+2 y の最大値 M と最小値 m を求めよ.また, M m を与える D の点を求めよ.

(3)  a を実数とする.点 (x, y) が領域 D を動くとき, ax +y が点 (-3 ,4) で最大値をとるような a の範囲を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【2】  c を実数として,以下の問いに答えよ.

(1) すべての実数 x に対して c x2 log(1 +x2 ) となるような c の範囲を求めよ.

(2)  c は(1)で求めた範囲にあるものとする. 2 つの曲線 y= cx2 y= log(1 +x2 ) および, 2 つの直線 x= 1 x= -1 で囲まれる図形の面積が 4 となる c の値を求めよ.

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理学部,工学部

易□ 並□ 難□

【3】  1 辺の長さが a の正三角形 D0 から出発して,多角形 D 1 D2 Dn を次のように定める.

(ⅰ)  AB D n-1 1 辺とする.辺 AB 3 等分し,その分点を A に近い方から P Q とする.

(ⅱ)  PQ 1 辺とする正三角形 PQR D n-1 の外側に作る.

(ⅲ) 辺 AB を折線 APRQB で置き換える.

Dn- 1 のすべての辺に対して(ⅰ)〜(ⅲ)の操作を行って得られる多角形を Dn とする.

 以下の問いに答えよ.

(1)  Dn の周の長さ Ln a n で表せ.

(2)  Dn の面積 Sn a n で表せ.

(3)  limn Sn を求めよ.

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【4】 座標平面上の点 (x, y) を点 (x ,y ) に移す点の移動 f が行列 A= (a b cd ) を用いて

( x y ) =( ab c d) ( xy )

で表されるとき, f 1 次変換という.このとき A 1 次変換 f を表す行列という.

  t を実数とし,座標平面上に 3 P( 1,3) Q( 2,-1 )R (t ,1 3 t2 -5) をとる.

(1)  P Q に移し, Q P に移す 1 次変換 g を表す行列を求めよ.

(2) さらに, g R R 自身に移すとする.このときの t R を求めよ.

(3) 上で求めた R のうち t< 0 であるものについて,集合 {f (P), f(Q ),f (R)} が集合 {P ,Q,R } と等しくなるような 1 次変換 f の個数を求めよ.ただし, P Q R f で移した点をそれぞれ f (P) f (Q) f (R) とする.

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