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2010-10001-0201
2010 北海道大学 後期
理学部,工学部
易□ 並□ 難□
【1】 次の連立不等式の表す領域を D とする.
{ x2+ y2≦ 25( y-2⁢ x-10) ⁢(y+ x+5) ≦0
(1) 領域 D を図示せよ.
(2) 点 (x, y) がこの領域 D を動くとき, x+2⁢ y の最大値 M と最小値 m を求めよ.また, M ,m を与える D の点を求めよ.
(3) a を実数とする.点 (x, y) が領域 D を動くとき, a⁢x +y が点 (-3 ,4) で最大値をとるような a の範囲を求めよ.
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【2】 c を実数として,以下の問いに答えよ.
(1) すべての実数 x に対して c⁢ x2≧ log⁡(1 +x2 ) となるような c の範囲を求めよ.
(2) c は(1)で求めた範囲にあるものとする. 2 つの曲線 y= c⁢x2 と y= log⁡(1 +x2 ), および, 2 つの直線 x= 1 と x= -1 で囲まれる図形の面積が 4 となる c の値を求めよ.
2010-10001-0203
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【3】 1 辺の長さが a の正三角形 D0 から出発して,多角形 D 1, D2 , ⋯, Dn , ⋯ を次のように定める.
(ⅰ) AB を D n-1 の 1 辺とする.辺 AB を 3 等分し,その分点を A に近い方から P , Q とする.
(ⅱ) PQ を 1 辺とする正三角形 PQR を D n-1 の外側に作る.
(ⅲ) 辺 AB を折線 APRQB で置き換える.
Dn- 1 のすべての辺に対して(ⅰ)〜(ⅲ)の操作を行って得られる多角形を Dn とする.
以下の問いに答えよ.
(1) Dn の周の長さ Ln を a と n で表せ.
(2) Dn の面積 Sn を a と n で表せ.
(3) limn →∞ ⁡Sn を求めよ.
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【4】 座標平面上の点 (x, y) を点 (x′ ,y′ ) に移す点の移動 f が行列 A= (a b cd ) を用いて
( x′ y′ ) =( ab c d) ( xy )
で表されるとき, f を 1 次変換という.このとき A を 1 次変換 f を表す行列という.
t を実数とし,座標平面上に 3 点 P( 1,3) ,Q( 2,-1 ),R (t ,1 3⁢ t2 -5) をとる.
(1) P を Q に移し, Q を P に移す 1 次変換 g を表す行列を求めよ.
(2) さらに, g が R を R 自身に移すとする.このときの t と R を求めよ.
(3) 上で求めた R のうち t< 0 であるものについて,集合 {f⁡ (P), f⁡(Q ),f⁡ (R)} が集合 {P ,Q,R } と等しくなるような 1 次変換 f の個数を求めよ.ただし, P ,Q , R を f で移した点をそれぞれ f⁡ (P) ,f⁡ (Q) ,f⁡ (R) とする.