2010 金沢大学 後期理工学域数物科学類MathJax

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2010 金沢大学 後期理工学域数物科学類

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上に 3 A (1 ,-1) B ( 4,5) C ( 2,7 ) がある.次の問いに答えよ.

(1) 直線 AB の方程式を求めよ.また,直線 AB に垂直な単位ベクトルを 1 つ求めよ.

(2)  ABC の面積を求めよ.

(3) 点 C を中心とする半径 2 の円周上を点 P が動くとき, ABP の面積の最小値を求めよ.また,その最小値を与える P の座標を求めよ.

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【2】 正の数からなる数列 { an } を次のように定める.

(ⅰ)  a1 =9

(ⅱ)  n=1 2 に対して,放物線 Cn y= x2+ 1 -an 24 と直線 y =x との交点のうち, x 座標の大きい方を Pn とし, Pn x 座標を a n+1 とする.

次の問いに答えよ.

(1)  an+ 1 a n を用いて表せ.

(2) 数列 { an } の一般項と極限値 limn a n を求めよ.

(3) 直線 y =-x と放物線 C n の交点のうち, x 座標の大きい方を Qn とする.直線 Pn Qn に平行で C n に接する直線を l n とするとき, y 軸と C n および l n で囲まれた部分の面積 S n a n を用いて表せ.また,極限値 limn S n を求めよ.

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【3】 座標平面上で

x=2 sin t y =sint cost ( 0t π 2)

で定まる点 P ( x,y ) が描く曲線を C とするとき,次の問いに答えよ.

(1) 点 P の速度ベクトル v= ( dxd t , d yd t) ( 0<t< π2 ) の大きさが最小となるときの t の値を t 0 とし,そのときの P P0 とする. t0 の値および P0 の座標を求めよ.

(2) 曲線 C の方程式を y =f (x ) の形に表せ.また,区間 0 <x< 2 f ( x)< 0 であることを示し, C の概形を描け.

(3) 曲線 y =f( x) 0x 2sin t0 x 軸および直線 x =2 sint0 で囲まれた部分の面積を求めよ.ただし, t0 は(1)で求めたものとする.

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2010年金沢大後期理工学域【4】の図

図1

2010年金沢大後期理工学域【4】の図

図2

【4】  M N 2 以上の自然数とする.高さ 2 M 2 N の長方形 R に次の 2 通りの方法で半径 1 の円を詰め込んでいく.

方法 A (図1を参照)

(ⅰ)  1 段目は N 個の円を底に置く.

(ⅱ) 次の段はすぐ下の段の円の上にくるように N 個の円を詰める.

(ⅲ) 長方形 R に詰め込めなくなるまで(ⅱ)を繰り返す.その結果詰め込まれた円の総数を VA ( M,N ) とおく.

方法 B (図2を参照)

(ⅰ)  1 段目は N 個の円を底に置く.

(ⅱ) 偶数段目はすぐ下の段の円のすき間にはさまれるように N -1 個の円を詰める.

(ⅲ)  3 以上の奇数段目は,すぐ下の段の円のすき間および右端と左端にはさまれるように N 個の円を詰める.

(ⅳ) 長方形 R に詰め込めなくなるまで(ⅱ),(ⅲ)を繰り返す.その結果詰め込まれた円の総数を VB ( M,N ) とおく.

方法 A B で円を詰め込んだとき,底から m 段目の円の最上部までの高さをそれぞれ hA ( m) h B (m ) とおく.次の問いに答えよ.ただし, 3= 1.73 とする.

(1)  hB ( m) を求めよ.

(2)  hB ( m+1) <hA ( m) を満たす m が存在するとき,その最小値 m 0 を求めよ.

(3)  m0 は(2)で求めたものとする. VA ( m0, N)< VB ( m0, N) を満たす最小の N を求めよ.

(4)  m0 は(2)で求めたものとする. VA ( M,N )< VB ( M,N ) m 0 以上のすべての M に対して成り立つような N の条件を求めよ.



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