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2010-10681-0401
2010 島根大学 後期総合理工学部情報
情報・情報システム学科
易□ 並□ 難□
【1】 行列には1〜3の性質がある,
1. l×m 行列 A と m ×n 行列 B の積 A ×B は l ×n 行列である( l , m , n は 1 以上の整数).
2. l×m 行列 A と m ×n 行列 B の積 A ×B を計算するには, l×m ×n 回の掛け算が必要である( l , m , n は 1 以上の整数).
3.積が定義されている行列 A , B , C において, (A× B)× C=A× (B× C) が成り立つ,
次の問に答えなさい,答えを導き出した過程も説明すること.
(a) 4×2 行列 A , 2×3 行列 B , 3×1 行列 C の積 A ×B× C は, A×B と B ×C のどちらを先に計算するかで必要な掛け算の回数が異なる. (A× B)× C と A ×(B ×C) , それぞれの計算に必要な掛け算の回数を求めなさい.
(b) 上記(a)に記載の行列 A , B , C と, 1×2 行列 D の積 A ×B× C×D を計算したい.最小の掛け算の回数を求めなさい,
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【2】 三角関数 y =sin⁡( x-π/3 ) ( 0≦x≦ 2⁢π ) について以下の問に答えよ.
(a) y のグラフの概略図を描け.ただし,始点 ( x=0 ), 終点 ( x=2⁢ π ) の y の値, y=0 となる x の値, y が最大値,最小値を取る点,を明確にすること.
(b) y≧0.5 となる x の範囲を求めよ.
(c) x=π/ 2 における y の接線の方程式を求めよ.
(d) y≧0 となる面積を求めよ.
2010-10681-0403
【3】 いま, x を 2 <x<10 の範囲にある素数とすると, x=3 , 5 , 7 である.このことを
A={ x| xは 2< x<10 である素数}
と書くことにする.すると
B={ x| x は1 <x<8 である奇数 }
としても, B は A と全く同じ要素 x =3 , 5 , 7 から成るので, B=A と書くことにする.このとき次の二つの集合 C , D
C={ x|x は x2 +x-2 >0 を満たす実数}
D={ x| x は x2+ x-2< 0を満たす実数 }
と同じ要素から成る二つの集合 E , F は,別の表し方をすると,それぞれどうなるだろうか. E=C , F=D となる E と F を求めなさい.
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【4】 X 大学の 1 年生から 4 年生までの各学年の代表 4 人と Y 大学の 1 年生から 4 年生までの各学年の代表 4 人とがテニス(シングルス)の対戦をすることになった.対戦する相手を決めるくじをしたところ, 4 組のすべての組が 2 学年差があった. X 大学の代表を, A 君, B 君, C 君, D 君とし, Y 大学の学生を, E 君, F 君, G 君, H 君としたとき,以下のことが分かった, Y 大学生の各学生が何年生で,誰と対戦し,対戦相手は何年生かを理論立てて説明せよ.
(1) C 君は対戦相手より学年が上である, C 君の対戦相手は E 君ではない.
(2) F 君の対戦相手は 1 年生である, F 君の対戦相手は A 君ではない.
(3) G 君と E 君は 2 学年差がある,
(4) H 君の対戦相手は B 君である.