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2010 慶応義塾大学 理工学部

2月14日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1) 平面上の 2 つのベクトル p q | p+ q |= 13 | p- q |=1 | p |= 3 を満たしている.このとき, p q の内積 p q (ア) であり, p q のなす角 θ (イ) ° である.ただし, 0° θ180 ° である.

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2月14日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 関数 f (x)= 4sin 3x +9 cos2 x+6 sinx- 3 0 xπ における最小値は (ウ) であり,最大値は (エ) である.

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2月14日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(3) 数列 {an }

a1= 1 4 2 an- an+1 -3 an an+ 1=0 n= 1 2 3

を満たしている.この数列の一般項は, an= (オ) で与えられる.

 また, limn an= (カ) である.

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2月14日実施

易□ 並□ 難□

【2】  1 2 3 4 の番号が 1 つずつかかれた 4 個の玉と 1 つの袋があり,番号 1 の玉だけが袋に入っている.この状態から始めて,

「袋から玉を 1 個取り出し,その玉の番号を確認してから,次のルールにしたがい 1 個または 2 個の玉を袋に加える」

という作業を何回か続けて行う.

ルール

 取り出した玉の番号を k とする.

(ⅰ)  k 4 でないとき

 番号 (k+ 1) の玉が袋に入っていなければ,取り出した番号 k の玉を袋に戻し,さらに番号 (k+ 1) の玉を袋に加える.

 番号 (k+ 1) の玉が袋に入っていれば,取り出した番号 k の玉だけを袋に戻す.

(ⅱ)  k 4 のとき,取り出した番号 4 の玉だけを袋に戻す.

(1) 上の作業を 2 回続けて行うとき, 2 回目に取り出す玉の番号が 1 である確率と 2 である確率はともに (キ) である.

(2) 上の作業を 3 回続けて行うとき,取り出す玉の番号が 3 回とも 1 である確率は (ク) であり,取り出す玉の番号が順に 1 2 3 である確率は (ケ) である.また, 3 回目に取り出す玉の番号が 1 である確率と 2 である確率はともに (コ) であり, 3 である確率は (ケ) である.

(3) 上の作業を 4 回続けて行うとき, 4 回目に取り出す玉の番号が 3 である確率は (サ) であり, 4 である確率は (シ) である.

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2月14日実施

易□ 並□ 難□

【3】 座標平面上において,以下の設問(1),(2),(3)のように図形 S と点 P を考える.図形 S 上を点 Q が動くとき,線分 PQ の長さの最小値を PS と表す.

(1) 方程式 y= 3x の表す図形を S とする.点 P( 2,0) について PS = (ス) である.また, PS 1 を満たす点 P (x, y) 全体が描く図形は,不等式

(セ) x - (ソ) y (セ) x + (ソ)

の表す領域と一致する.

(2) 方程式 x2 +y2 =2 の表す図形を S とする.点 P (2, 0) について PS = (タ) である.また, PS 1 を満たす点 P (x, y) 全体が描く図形の面積は (チ) である.

(3)  2 つの式

{ x0 y=0

の表す図形を S とする. PS 1 を満たす点 P ( x,y ) 全体が描く図形を図示しなさい.

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易□ 並□ 難□

【4】 正の整数 n k に対して, x 3 次関数

f(x )=2 nx3 +3 ( n+ k2 ) x2+ 3 (n + k2+ 1) x+k

を考える. 3 次方程式 f (x)= 0 が相異なる 3 つの実数解をもつような正の整数の組 (n, k) を見つけたい.

  f(x ) の導関数を f (x ) とする. f(x )=0 が相異なる 3 つの実数解をもつならば, f (x )=0 の相異なる実数解の個数は (ツ) 個でなければならない.これより, n k の満たす不等式

( (テ) ) 2-4 <k2

が得られる.

 次に g (x)= x3 f ( 1x ) とおくと, g(x )=0 も相異なる 3 つの実数解をもたなければならない.これより, を得たのと同様にして, n k の満たす不等式

(k - (ト) ) 2< ( (テ) ) 2+4

が得られる.

 正の整数 n を与えるとき,連立不等式 を満たす正の整数 k をすべて求めると

k= (ナ) -1 (ナ) (ナ) +1

3 つである. k= (ナ) に対して,方程式 f (x)= 0 を考えると,これは n に無関係に定まる解 x= (ニ) n を用いて表わされる 2 つの解

x= -8n -9± (ヌ) 8n

3 つの実数解をもつ.

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2月14日実施

易□ 並□ 難□

【5】  a を正の定数とし,座標平面上の曲線 C: y=e 2x と直線 l: y=a x を考える.

(1) 曲線 C と直線 l がただ 1 つの共有点 A をもつとき,定数 a の値と点 A の座標を求めなさい.求める過程も書きなさい.

(2) (1)のとき,曲線 C 直線 l および y 軸で囲まれる図形を y 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積 V を求めなさい.求める過程も書きなさい.

(3)  a を(1)で求めた値より小さい正の定数とする.このとき,直線 l: y=a x は曲線 C と共有点をもたない.点 P が曲線 C 上を動き,点 Q が直線 l 上を動くとき,線分 PQ の長さが最小となるのは,点 P の座標が ( (ネ) , (ノ) ) のときである.この点 P ( (ネ) , (ノ) ) y 軸上にあるのは a= (ハ) のときであり,このとき最小の線分の長さを求めると PQ= (ヒ) となる.

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