2011 東京海洋大学 前期海洋科学部

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2011 東京海洋大学 前期海洋科学部

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】  3 次関数 f( x) f( x)= x3- 4x で定める.このとき,次の問に答えよ.

(1) 関数 f( x) の極値を求め, y= f( x) のグラフをかけ.

(2) 点 ( 1,4 ) を通る直線と y =| f( x) | のグラフが, x>0 の範囲において 2 個の共有点をもつという.このような直線をすべて求めよ.ただし,直線の傾きは負とする.

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配点50点

易□ 並□ 難□

【2】 関数 f( x)= ax2 +b x+c に対して次の等式が成り立っているとする.

f ( x)= x - 21 f( t) dt+ 01 t f( t) dt

このとき,次の問に答えよ.ただし, a b c は定数で a >0 とする.

(1)  b c a で表せ.

(2) 曲線 y =f( x) x - 12 の部分と x 軸および y 軸とで囲まれた図形の面積が 1 のとき, a の値を求めよ.

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配点50点

易□ 並□ 難□

【3】 三角形 OAB において,次を証明せよ.

(1) ベクトル OA +t OB とベクトル OB+ tOA の長さが等しくなるような ± 1 以外の実数 t が存在することは OA =OB であるための必要十分条件である.

(2) ベクトル OA +t OB とベクトル OB +t OA が垂直になるような t <-1 である実数 t が存在することは ∠AOB <90 ° であるための必要十分条件である.

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配点50点

易□ 並□ 難□

【4】 表と裏が同じ確率 12 で出る 2 つの硬貨 A B がある. xy 平面上の点 P がこの 2 つの硬貨 A B を同時に投げた結果によって移動する.点 P は,硬貨 A を投げて表が出たら x 軸方向に + 1 移動し,裏が出たら x 軸方向に - 1 移動する.また,硬貨 B を投げて表が出たら y 軸方向に + 1 移動し,裏が出たら y 軸方向に - 1 移動する.点 P は最初に原点にあるものとし,このような操作をくり返すとき,次の問に答えよ.

(1) 点 P 4 回目の操作で初めて原点にもどる確率を求めよ.

(2) 点 P 6 回目の操作で直線 y =4-x の上にある確率を求めよ.

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配点50点

易□ 並□ 難□

【5】 数列 { an }

an= 1 n k=1 n (p+ k n) 2 n= 1 2

で定める.ただし p は実数とする.このとき,次の問に答えよ.

(1) すべての実数 p に対して, an 112 (1- 1 n2 ) n=1 2 が成り立つことを示せ.

(2)  p= 53 のとき, an <5 となる最小の n の値を求めよ.

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