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2011-10280-0101
2011 東京海洋大学 前期海洋科学部
配点50点
易□ 並□ 難□
【1】 3 次関数 f⁡( x) を f⁡( x)= x3- 4⁢x で定める.このとき,次の問に答えよ.
(1) 関数 f⁡( x) の極値を求め, y= f⁡( x) のグラフをかけ.
(2) 点 ( 1,4 ) を通る直線と y =| f⁡( x) | のグラフが, x>0 の範囲において 2 個の共有点をもつという.このような直線をすべて求めよ.ただし,直線の傾きは負とする.
2011-10280-0102
【2】 関数 f⁡( x)= a⁢x2 +b⁢ x+c に対して次の等式が成り立っているとする.
f′⁡ ( x)= x⁢ ∫- 21 f⁡( t)⁢ dt+ ∫01 t f′⁡( t)⁢ dt
このとき,次の問に答えよ.ただし, a ,b , c は定数で a >0 とする.
(1) b ,c を a で表せ.
(2) 曲線 y =f⁡( x) の x ≧- 12 の部分と x 軸および y 軸とで囲まれた図形の面積が 1 のとき, a の値を求めよ.
2011-10280-0103
【3】 三角形 OAB において,次を証明せよ.
(1) ベクトル OA→ +t⁢ OB→ とベクトル OB→+ t⁢OA → の長さが等しくなるような ± 1 以外の実数 t が存在することは OA =OB であるための必要十分条件である.
(2) ベクトル OA →+t ⁢OB→ とベクトル OB →+t ⁢OA→ が垂直になるような t <-1 である実数 t が存在することは ∠AOB <90⁢ ° であるための必要十分条件である.
2011-10280-0104
【4】 表と裏が同じ確率 12 で出る 2 つの硬貨 A ,B がある. xy 平面上の点 P がこの 2 つの硬貨 A ,B を同時に投げた結果によって移動する.点 P は,硬貨 A を投げて表が出たら x 軸方向に + 1 移動し,裏が出たら x 軸方向に - 1 移動する.また,硬貨 B を投げて表が出たら y 軸方向に + 1 移動し,裏が出たら y 軸方向に - 1 移動する.点 P は最初に原点にあるものとし,このような操作をくり返すとき,次の問に答えよ.
(1) 点 P が 4 回目の操作で初めて原点にもどる確率を求めよ.
(2) 点 P が 6 回目の操作で直線 y =4-x の上にある確率を求めよ.
2011-10280-0105
【5】 数列 { an } を
an= 1 n⁢ ∑ k=1 n (p+ k n) 2 ( n= 1 ,2 , ⋯ )
で定める.ただし p は実数とする.このとき,次の問に答えよ.
(1) すべての実数 p に対して, an ≧ 112⁢ (1- 1 n2 ) ( n=1 , 2 ,⋯ ) が成り立つことを示せ.
(2) p= 53 のとき, an <5 となる最小の n の値を求めよ.