2011 奈良女子大学 後期

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2011 奈良女子大学 後期

理学部

易□ 並□ 難□

【1】  a b を実数とし, A=( a 1 1b ) とする.以下の問いに答えよ.

(1)  A2 -2A が単位行列の k 倍になるとする.このとき, k0 となることを示せ.

(2)  A2 -2A が単位行列であり,かつ a b であるような a b を求めよ.また,このときの A 4 A8 を求めよ.

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理学部

易□ 並□ 難□

【2】  t 1 より大きい実数とする.曲線 y = 1x2 上の 2 P (t , 1t2 ) Q (t3 , 1t6 ) を考える.以下の問いに答えよ.ただし O は原点である.

(1)  P から x 軸に下ろした垂線を PP とするとき,三角形 OPP の面積を t で表せ.

(2) 曲線 y = 1x2 と線分 OP および線分 OQ で囲まれた図形の面積 S t で表せ.

(3)  t t >1 の範囲を動くとき,(2)で求めた S の最大値を求めよ.

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理学部

易□ 並□ 難□

【3】  a b を実数とし, f( x)= x2- ax- 2x+ 2a- 6 g (x) =-x2 +bx -3x +3b とする.以下の問いに答えよ.

(1)  2 次方程式 f( x)= 0 は異なる 2 つの実数解をもつことを示せ.

(2)  2 次方程式 g (x )= 0 を解け.

(3) 連立不等式 { f( x)< 0g ( x)> 0 の解は 0 <x<2 であるとする.このとき a b の値を求めよ.

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理学部

易□ 並□ 難□

【4】 以下の問いに答えよ.ただし 3 は無理数であることは証明なしに用いてよい.

(1)  p q s t を有理数とする.このとき,

p+q 3=s +t 3 ならば p =s q= t

が成り立つことを示せ.

(2)  1 a+b 3 =p+q 3 が成り立つとする.ただし a b p q は有理数とする.このとき p q a b を用いて表せ.

(3)  1 a+ 3 =p+q 3 が成り立つとする.ただし a p q は整数とする.このとき a の値をすべて求めよ.

(4)  b 0 でない整数とする. 1 1+b 3 は整数 p q を用いて p +q3 とは表されないことを示せ.

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