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2011-11151-0101
2011 福島県立医科大学 前期
易□ 並□ 難□
【1】 以下の各問いに答えよ.
(1) a ,b は実数とする. x の 3 次関数 f⁡( x)= x3-3 ⁢a⁢x -2⁢b について,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) 方程式 f⁡( x)= 0 の異なる実数解の個数を調べよ.
(ⅱ) 方程式 f⁡( x)= 0 が 2 つの異なる実数解をもつとき,その解を a を用いて表せ.
(ⅲ) 方程式 f⁡( x)= 0 が 3 つの異なる実数解をもつとき,それらの絶対値はすべて 2 ⁢|a | より小さいことを示せ.
2011-11151-0102
(2)(ⅰ) すべての自然数 n と整数 k ( 0≦ k≦n- 1 ) について, 2⋅ Cn +k 2⁢n + Cn +k+1 2⁢n + Cn +k-1 2⁢n = Cn +k+1 2⁢ (n+1 ) が成り立つことを示せ.
(ⅱ) x は実数とする.すべての自然数 n について, 22⁢ n⋅ cos2⁢n ⁢x= Cn 2⁢n +2 ⁢ ∑k=1 n Cn+ k 2⁢n ⁢cos ⁡(2 ⁢k⁢x ) が成り立つことを示せ.
2011-11151-0103
【2】 1 辺の長さが 1 である正四面体 OABC に外接する球の中心を G とし,この球面と直線 OG との O 以外の交点を P とする.また,点 D ,E , F はそれぞれ辺 OA , OB ,OC 上にあって,四面体 PDEF が正四面体になるような点とする. OA→ =a→ , OB→ =b→ , OC→ =c→ として,以下の問いに答えよ.
(1) OP→ を a→ ,b → ,c→ を用いて表せ.
(2) 正四面体 PDEF の 1 辺の長さを求めよ.
(3) 3 点 A ,B , C を含む平面と辺 PD との交点を Q とする. OQ→ を a→ ,b → ,c→ を用いて表せ.
(4) 正四面体 OABC の内部と正四面体 PDEF の内部の共通部分の体積を求めよ.
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【3】 正の実数 a , b について,双曲線 C1 :x2 -y2 =a2 と楕円 C 2: x2b2 + y22 =1 は共有点をもち,その点における C 1 の接線と C 2 の接線は直交している.第 1 象限における C 1 と C 2 の共有点を P とし, e を自然対数の底として,以下の問いに答えよ.
(1) b および点 P の座標を a を用いて表せ.
(2) C1 は t を媒介変数として, x= et+ e-t 2⁢ a , y= et- e-t 2⁢ a と表すことができる.点 P の座標を表す t を a を用いて表せ.
(3) x>0 の範囲において, C1 と C 2 によって囲まれる部分の面積を S a とする. Sa を a を用いて表せ.
(4) (3)の S a について, limh →0 (1 +h) 1h =e を利用することにより,極限値 lima→ ∞ Saa を求めよ.
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【4】 a1 , a2 , a3 は, 2 次の正方行列 A =( a1 5⁢a 2 a3 an ) が逆行列をもたないような, 100 以下の自然数とする.ただし, a1 ≧a2 ≧a3 のときは n =3 とし,それ以外のときは, ai< ai+ 1 を満たす最小の i ( i=1 または 2 ) を n とする.以下の問いに答えよ.
(1) 組 ( a1, a2, a3 ) を固定したとき,平面上の各点は A で表される 1 次変換によって原点を通るある直線 l 上に移ることを示せ.
(2) (1)の直線 l が y = 15⁢ x になるような ( a1, a2, a3 ) の組の個数はいくつか.
(3) n=1 になるような ( a1, a2, a3 ) の組の個数はいくつか.